感情科学

藤田 和生 編

A5上製・416頁・税込 3,990円
ISBN: 9784876987184
発行年月: 2007/08
在庫あり

書評

『児童心理』’07年12月号、141頁、評者:竹下秀子氏

内容

認知科学は、ヒトの知的な情報処理過程については多くのことを明らかにしてきたが、一方でヒトの行動には「感情」のように理性では理解できないことが極めて多い。本書は、その感情の基礎的機能や神経科学的基盤、発生過程、病理などの多角的視点からの理論的・実証的研究を集成し、「感情科学」という新たな学問領域の構築を目指す。

目次

序[藤田和生]

第I部 感情の基礎

第1章感情の機能を探る[遠藤利彦]
1 はじめに—感情観の移り変わり
2 個体「内」現象としてみる感情のはたらき
3 個体「間」現象としてみる感情のはたらき
4 ポジティブな感情のはたらき
5 感情の顕在的非合理性・潜在的合理性
6 おわりに—両刃の剣としての感情
第2章表情認知と感情[吉川左紀子]
1 表情と感情
2 見えやすい表情—怒り表情の知覚優位性
3 なににむかう感情か—表情知覚と視線
4 表情認知の神経機構
5 表情の動きと感情
6 表情認知と感情—今後の研究にむけて
第3章感情と言語[楠見 孝・米田英嗣]
1 感情の言語表現
2 物語理解における感情
第4章感情の神経科学[船橋新太郎]
1 心の表現としての感情
2 「泣くから悲しい」のか,「悲しくて泣く」のか
3 視床下部と感情表現
4 扁桃体と感情
5 前頭葉眼窩部と感情
6 他人の感情はどのようにして理解されるか
7 まとめ

第II部 感情の発生

第5章乳幼児における感情の発達[板倉昭二]
1 感情の発達
2 感情の出現
3 感情の理解
4 感情の調整
5 まとめと展望
第6章感情の成長—情動調整と表示規則の発達
[子安増生・田村綾菜・溝川 藍]
1 はじめに
2 表示規則の発達
3 乳児期
4 幼児期
5 児童期
6 発達過程のまとめ
第7章文化と感情—現代日本に注目して
[北山 忍・内田由紀子・新谷 優]
1 感情を理解する際になぜ文化が大切なのか
2 文化と感情に次元はあるのか
3 感情の文化差—対人的関与と脱関与をめぐって
4 幸福の意味
5 日本人の甘え,アメリカ人の甘え
6 結論と今後の展望
第8章感情の進化[藤田和生]
1 動物の感情体験
2 基本感情
3 派生的な感情
4 他者の感情の認識
5 自己の感情の認識
6 感情の進化のストーリー

第III部 感情と生活

第9章感情と集団行動—社会的適応性の観点から
[渡部 幹・小宮あすか]
1 感情の社会的適応性
2 感情と社会環境
3 感情の社会的合理性
4 おわりに
第10章感情と描画[角野善宏]
1 はじめに
2 感情とは
3 感情と描画の関係から—事例を通して
4 おわりに
第11章夢における感情と自我[河合俊雄]
1 臨床心理学における感情
2 神経症圏の感情
3 神経症の人の夢からみた感情の機能
4 神経症的感情の歴史的位置づけ
5 心理療法における感情
6 重い病理における感情
7 自我の感情と夢イメージの感情
第12章感情と心理臨床—今日の社会状況をめぐって
[伊藤良子]
1 「全体的存在」としての人間と感情の様態
2 身体化について
3 行動化と幻覚・妄想
4 象徴化と他者の機能
5 遺伝子から学ぶ人間の感情

第IV部 討論会・感情科学の未来
はじめに:「感情科学」とはなにか /出席者の構成 /感情を定義する難しさ /
感情と認知・感性・行動 /2つの感情:感情と情動 /感情はなぜ必要か /
ロボットを用いた感情発達のモデル化 /感情の個別性 /感情の認知なのか,
感情が起こっているのか /感情と感性評価 /情動,気分,感情 /
芸術への情動の反映 /色と感情:動物と人間の場合 /動物の感情 /
感情と社会適応 /感情の個体発生 /感情の進化 /意思決定から感情を探る /
感情科学の課題

索 引(人名索引・事項索引)

プロフィール

[編者紹介]
藤田 和生(ふじた かずお)
 京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了,京都大学理学博士.現在,京都大学大学院文学研究科教授.専門は比較認知研究.
 主要著書:『動物たちのゆたかな心』(京都大学学術出版会,2007),Diversity of Cognition: Evoltuion, Development, Domestication, and Pathology(編著,京都大学学術出版会,2006),『比較認知科学への招待—「こころ」の進化学—』(ナカニシヤ出版,1998),『マキャベリ的知性と心の理論の進化論—ヒトはなぜ賢くなったか—』『マキャベリ的知性と心の理論の進化論II—新たなる展開—』(監訳,ナカニシヤ出版,2004)など.

[著者紹介(執筆順)]
遠藤 利彦(えんどう としひこ)
 京都大学大学院教育学研究科准教授.専門は,発達心理学・感情心理学.
吉川左紀子(よしかわ さきこ)
 京都大学こころの未来研究センター教授.専門は,認知心理学,認知科学.
楠見  孝(くすみ たかし)
 京都大学教育学研究科准教授.専門は,言語,思考の認知心理学的研究.
米田 英嗣(こめだ ひでつぐ)
 自然科学研究機構生理学研究所研究員(学術振興会特別研究員PD)
 専門は,物語理解における感情推論の神経機序の解明.
船橋新太郎(ふなはし しんたろう)
 京都大学こころの未来研究センター教授.専門は認知神経科学.
板倉 昭二(いたくら しょうじ)
 京都大学文学研究科准教授.専門は発達科学研究.
子安 増生(こやす ますお)
 京都大学大学院教育学研究科教授.専門は,発達心理学.
田村 綾菜(たむら あやな)
 京都大学大学院教育学研究科博士後期課程1年生.専門は,発達心理学.
溝川  藍 (みぞかわ あい)
 京都大学大学院教育学研究科修士課程2年生.専門は,発達心理学.
北山  忍(きたやま しのぶ)
 ミシガン大学心理学部教授,文化と認識研究所所長.専門は,文化心理学.
内田由紀子(うちだ ゆきこ)
 甲子園大学人文学部専任講師.専門は,社会心理学,文化心理学.
新谷  優(にいや ゆう)
 ミシガン大学心理学部研究員.
 専門は,自尊心と学習志向の研究,ならびに文化と感情の研究.
渡部  幹(わたべ もとき)
 京都大学大学院人間・環境学研究科助教.専門は,実験社会心理学.
小宮あすか(こみや あすか)
 京都大学教育学研究科修士課程2年.専門は,認知心理学,社会心理学.
角野 善宏(かどの よしひろ)
 京都大学大学院教育学研究科准教授.専門は,精神医学と臨床心理学.
河合 俊雄(かわい としお)
 京都大学こころの未来研究センター教授.専門は臨床心理学.
伊藤 良子(いとう よしこ)
 京都大学大学院教育学研究科教授.専門は臨床心理学.
感情科学

藤田 和生 編

A5上製・416頁・税込 3,990円
ISBN: 9784876987184
発行年月: 2007/08
在庫あり

書評

『児童心理』’07年12月号、141頁、評者:竹下秀子氏

内容

認知科学は、ヒトの知的な情報処理過程については多くのことを明らかにしてきたが、一方でヒトの行動には「感情」のように理性では理解できないことが極めて多い。本書は、その感情の基礎的機能や神経科学的基盤、発生過程、病理などの多角的視点からの理論的・実証的研究を集成し、「感情科学」という新たな学問領域の構築を目指す。

目次

序[藤田和生]

第I部 感情の基礎

第1章感情の機能を探る[遠藤利彦]
1 はじめに—感情観の移り変わり
2 個体「内」現象としてみる感情のはたらき
3 個体「間」現象としてみる感情のはたらき
4 ポジティブな感情のはたらき
5 感情の顕在的非合理性・潜在的合理性
6 おわりに—両刃の剣としての感情
第2章表情認知と感情[吉川左紀子]
1 表情と感情
2 見えやすい表情—怒り表情の知覚優位性
3 なににむかう感情か—表情知覚と視線
4 表情認知の神経機構
5 表情の動きと感情
6 表情認知と感情—今後の研究にむけて
第3章感情と言語[楠見 孝・米田英嗣]
1 感情の言語表現
2 物語理解における感情
第4章感情の神経科学[船橋新太郎]
1 心の表現としての感情
2 「泣くから悲しい」のか,「悲しくて泣く」のか
3 視床下部と感情表現
4 扁桃体と感情
5 前頭葉眼窩部と感情
6 他人の感情はどのようにして理解されるか
7 まとめ

第II部 感情の発生

第5章乳幼児における感情の発達[板倉昭二]
1 感情の発達
2 感情の出現
3 感情の理解
4 感情の調整
5 まとめと展望
第6章感情の成長—情動調整と表示規則の発達
[子安増生・田村綾菜・溝川 藍]
1 はじめに
2 表示規則の発達
3 乳児期
4 幼児期
5 児童期
6 発達過程のまとめ
第7章文化と感情—現代日本に注目して
[北山 忍・内田由紀子・新谷 優]
1 感情を理解する際になぜ文化が大切なのか
2 文化と感情に次元はあるのか
3 感情の文化差—対人的関与と脱関与をめぐって
4 幸福の意味
5 日本人の甘え,アメリカ人の甘え
6 結論と今後の展望
第8章感情の進化[藤田和生]
1 動物の感情体験
2 基本感情
3 派生的な感情
4 他者の感情の認識
5 自己の感情の認識
6 感情の進化のストーリー

第III部 感情と生活

第9章感情と集団行動—社会的適応性の観点から
[渡部 幹・小宮あすか]
1 感情の社会的適応性
2 感情と社会環境
3 感情の社会的合理性
4 おわりに
第10章感情と描画[角野善宏]
1 はじめに
2 感情とは
3 感情と描画の関係から—事例を通して
4 おわりに
第11章夢における感情と自我[河合俊雄]
1 臨床心理学における感情
2 神経症圏の感情
3 神経症の人の夢からみた感情の機能
4 神経症的感情の歴史的位置づけ
5 心理療法における感情
6 重い病理における感情
7 自我の感情と夢イメージの感情
第12章感情と心理臨床—今日の社会状況をめぐって
[伊藤良子]
1 「全体的存在」としての人間と感情の様態
2 身体化について
3 行動化と幻覚・妄想
4 象徴化と他者の機能
5 遺伝子から学ぶ人間の感情

第IV部 討論会・感情科学の未来
はじめに:「感情科学」とはなにか /出席者の構成 /感情を定義する難しさ /
感情と認知・感性・行動 /2つの感情:感情と情動 /感情はなぜ必要か /
ロボットを用いた感情発達のモデル化 /感情の個別性 /感情の認知なのか,
感情が起こっているのか /感情と感性評価 /情動,気分,感情 /
芸術への情動の反映 /色と感情:動物と人間の場合 /動物の感情 /
感情と社会適応 /感情の個体発生 /感情の進化 /意思決定から感情を探る /
感情科学の課題

索 引(人名索引・事項索引)

プロフィール

[編者紹介]
藤田 和生(ふじた かずお)
 京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了,京都大学理学博士.現在,京都大学大学院文学研究科教授.専門は比較認知研究.
 主要著書:『動物たちのゆたかな心』(京都大学学術出版会,2007),Diversity of Cognition: Evoltuion, Development, Domestication, and Pathology(編著,京都大学学術出版会,2006),『比較認知科学への招待—「こころ」の進化学—』(ナカニシヤ出版,1998),『マキャベリ的知性と心の理論の進化論—ヒトはなぜ賢くなったか—』『マキャベリ的知性と心の理論の進化論II—新たなる展開—』(監訳,ナカニシヤ出版,2004)など.

[著者紹介(執筆順)]
遠藤 利彦(えんどう としひこ)
 京都大学大学院教育学研究科准教授.専門は,発達心理学・感情心理学.
吉川左紀子(よしかわ さきこ)
 京都大学こころの未来研究センター教授.専門は,認知心理学,認知科学.
楠見  孝(くすみ たかし)
 京都大学教育学研究科准教授.専門は,言語,思考の認知心理学的研究.
米田 英嗣(こめだ ひでつぐ)
 自然科学研究機構生理学研究所研究員(学術振興会特別研究員PD)
 専門は,物語理解における感情推論の神経機序の解明.
船橋新太郎(ふなはし しんたろう)
 京都大学こころの未来研究センター教授.専門は認知神経科学.
板倉 昭二(いたくら しょうじ)
 京都大学文学研究科准教授.専門は発達科学研究.
子安 増生(こやす ますお)
 京都大学大学院教育学研究科教授.専門は,発達心理学.
田村 綾菜(たむら あやな)
 京都大学大学院教育学研究科博士後期課程1年生.専門は,発達心理学.
溝川  藍 (みぞかわ あい)
 京都大学大学院教育学研究科修士課程2年生.専門は,発達心理学.
北山  忍(きたやま しのぶ)
 ミシガン大学心理学部教授,文化と認識研究所所長.専門は,文化心理学.
内田由紀子(うちだ ゆきこ)
 甲子園大学人文学部専任講師.専門は,社会心理学,文化心理学.
新谷  優(にいや ゆう)
 ミシガン大学心理学部研究員.
 専門は,自尊心と学習志向の研究,ならびに文化と感情の研究.
渡部  幹(わたべ もとき)
 京都大学大学院人間・環境学研究科助教.専門は,実験社会心理学.
小宮あすか(こみや あすか)
 京都大学教育学研究科修士課程2年.専門は,認知心理学,社会心理学.
角野 善宏(かどの よしひろ)
 京都大学大学院教育学研究科准教授.専門は,精神医学と臨床心理学.
河合 俊雄(かわい としお)
 京都大学こころの未来研究センター教授.専門は臨床心理学.
伊藤 良子(いとう よしこ)
 京都大学大学院教育学研究科教授.専門は臨床心理学.

感情科

藤田 和生 編

A5
上製
416・税込 3,990
ISBN: 9784876987184
行年月: 2007/08

양식의

在庫あり

양식의 아래

書評

童心理』’0712141頁、評者:竹下秀子氏

認知科は、ヒトの知的な情報理過程については多くのことを明らかにしてきたが、一方でヒトの行動には「感情」のように理性では理解できないことが極めて多い。本書は、その感情の基礎的機能や神的基盤、生過程、病理などの多角的視点からの理論的・実証的究を集成し、「感情科」という新たな問領域の構築を目指す。

目次

序[藤田和生]

I部 感情の基礎

1章感情の機能を探る[遠藤利彦]
1
 はじめに感情
の移りわり
2
 個体「
」現象としてみる感情のはたらき
3
 個体「間」現象としてみる感情のはたらき
4
 ポジティブな感情のはたらき
5
 感情の
在的非合理性潜在的合理性
6
 おわりに
刃のとしての感情
2章表情認知と感情[吉川左紀子]
1
 表情と感情
2
 見えやすい表情怒り表情の知
優位性
3
 なににむかう感情か表情知
と視線
4
 表情認知の神
機構
5
 表情の動きと感情
6
 表情認知と感情今後の
究にむけて
3章感情と言語[楠見 孝
米田英嗣]
1
 感情の言語表現
2
 物語理解における感情
4章感情の神
[船橋新太
1
 心の表現としての感情
2
 「泣くから悲しい」のか,「悲しくて泣く」のか
3
 視床下部と感情表現
4
 扁桃体と感情
5
 前頭葉眼窩部と感情
6
 他人の感情はどのようにして理解されるか
7
 まとめ

II部 感情の


5章乳幼
における感情の達[板倉昭二]
1
 感情の

2
 感情の出現
3
 感情の理解
4
 感情の調整
5
 まとめと展望
6章感情の成長情動調整と表示規則の

[子安
田村綾菜溝川 藍]
1
 はじめに
2
 表示規則の

3
 乳

4
 幼

5
 
童期
6
 
達過程のまとめ
7章文化と感情現代日本に注目して
[北山 忍
・内田由紀子新谷 優]
1
 感情を理解する際になぜ文化が大切なのか
2
 文化と感情に次元はあるのか
3
 感情の文化差
人的関与脱関与をめぐって
4
 幸福の意味
5
 日本人の甘え,アメリカ人の甘え
6
 結論と今後の展望
8章感情の進化[藤田和生]
1
 動物の感情体

2
 基本感情
3
 派生的な感情
4
 他者の感情の認識
5
 自己の感情の認識
6
 感情の進化のスト


III部 感情と生活

9章感情と集
行動的適性の点から
[渡部 幹
小宮あすか]
1
 感情の社
的適
2
 感情と社
環境
3
 感情の社
的合理性
4
 おわりに
10章感情と描
[角野善宏]
1
 はじめに
2
 感情とは
3
 感情と描
係から事例を通して
4
 おわりに
11章夢における感情と自我[河合俊雄]
1
 臨床心理
における感情
2
 神
の感情
3
 神
症の人の夢からみた感情の機能
4
 神
症的感情の史的位置づけ
5
 心理療法における感情
6
 重い病理における感情
7
 自我の感情と夢イメ
ジの感情
12章感情と心理臨床今日の社
会状況をめぐって
[伊藤良子]
1
 「全体的存在」としての人間と感情の

2
 身体化について
3
 行動化と幻
妄想
4
 象
化と他者の機能
5
 遺
子からぶ人間の感情

IV部 討論
感情科の未
はじめに:「感情科」とはなにか /出席者の構成 /感情を定義する難しさ /
感情と認知
感性行動 /2つの感情:感情と情動 /感情はなぜ必要か /
ロボットを用いた感情
達のモデル化 /感情の個別性 /感情の認知なのか,
感情が起こっているのか /感情と感性評
 /情動,分,感情 /
芸術への情動の反映 /色と感情:動物と人間の場合 /動物の感情 /
感情と社
 /感情の個体生 /感情の進化 /意思決定から感情を探る /
感情科
の課題

索 引(人名索引
事項索引)

プロフィ

[編者紹介]
藤田 和生(ふじた かずお)
 京都大
院理学研究科博士後期課程修了,京都大博士.現在,京都大院文学研究科授.門は比較認知究.
 主要著書:『動物たちのゆたかな心』(京都大
学学術出版2007),Diversity of Cognition: Evoltuion, Development, Domestication, and Pathology(編著,京都大学学術出版2006),『比較認知科への招待「こころ」の進化』(ナカニシヤ出版,1998),『マキャベリ的知性と心の理論の進化論ヒトはなぜ賢くなったか』『マキャベリ的知性と心の理論の進化論II—新たなる展開』(監,ナカニシヤ出版,2004)など.

[著者紹介(執筆順)]
遠藤 利彦(えんどう としひこ)
 京都大
学研究科准授.門は,達心理感情心理
吉川左紀子(よしかわ さきこ)
 京都大
こころの未来研究センター教授.門は,認知心理,認知科
楠見  孝(くすみ たかし)

 京都大
学教学研究科准授.門は,言語,思考の認知心理究.
米田 英嗣(こめだ ひでつぐ)
 自然科
学研究機構生理学研究所究員(術振興特別究員PD
 
門は,物語理解における感情推論の神機序の解明.
船橋新太
(ふなはし しんたろう)
 京都大
こころの未来研究センター教授.門は認知神
板倉 昭二(いたくら しょうじ)
 京都大
学研究科准授.門は達科学研究.
子安 
生(こやす ますお)
 京都大
学研究科授.門は,達心理
田村 綾菜(たむら あやな)
 京都大
学研究科博士後期課程1年生.門は,達心理
溝川  藍 (みぞかわ あい)
 京都大
学研究科修士課程2年生.門は,達心理
北山  忍(きたやま しのぶ)
 ミシガン大
心理授,文化と認識究所所長.門は,文化心理
田由紀子(うちだ ゆきこ)
 甲子園大
人文任講師.門は,社心理,文化心理
新谷  優(にいや ゆう)
 ミシガン大
心理究員.
 
門は,自尊心と習志向の究,ならびに文化と感情の究.
渡部  幹(わたべ もとき)
 京都大
院人間環境学研究科助門は,実験心理
小宮あすか(こみや あすか)
 京都大
学教学研究科修士課程2年.門は,認知心理,社心理
角野 善宏(かどの よしひろ)
 京都大
学研究科准授.門は,精神医学と臨床心理
河合 俊雄(かわい としお)
 京都大
こころの未来研究センター教授.門は臨床心理
伊藤 良子(いとう よしこ)
 京都大
学研究科授.門は臨床心理

PART 1 뇌가 긁을 읽게 된 역사
책읽는 뇌라고 하는 다소 생경한 표현을 접하고 우선 책이란 단어에 강한 끌림을 받았고 뇌라는 말은 다소 수수께끼라는 의미로 나의 뇌가 반응했음을 기억한다.
이 책의 세부분으로 나뉘어 있는데 첫번째는 뇌가 책을 읽게된 역사 두번째는 실제적인 방법론 세번째는 뇌가 책을 읽지 못하게 될 때 무슨일이 일어나는지.
          
1.  독서와 독서하는 뇌의 지향점
 첫번째 나의 눈을 사로잡은 것은 가소성(plasticity)이라는 말이다. 추석 귀향표를 끊기 위해 수원역 역사에서 줄을 서서 책을 처음 보았던 관계로 약간은 무심하게 나의 뇌리를 스쳤던 느낌은 뭔가 회반죽을 하여 사람의 Dead Mask를 뜰 때 회반죽이 얼굴에 엉겨붙어 얼굴의 굴곡을 구석구석 반영하며 제 멋대로 모습을 바꾸며 Copy하는 느낌을 받았던 것 같다. 하지만 좀 더 진행하니 Dynamic한 뉴런들의 행동학이라는 사실을 알게되었다. 생리적 인지적인 변화 그것도 돌이킬 수 없는 변화 말이다. 가소성의 두가지 측면은 처음에 가소적이나 굳으면 가소성이 사라진다는 다소 모순적인 속성을 같이 가진 말인데 이 책의 저자는 뉴련의 연결행위는 돌이킬 수 없다는 강한 인상을 주었다. 그리고 그 굳어진 패턴들은 문화와 언어에 따라 다른 문양을 갖게 된다는 것이다.
          프루스트의 독서에 관한 단편을 인용한 부분을 통하여 나의 글자에 대한 최초의 기억을 더듬어 나가니 철수 영희 이런 단어가 떠 올랐다. 하지만 프루스트의 감흥이 가슴을 타고 올라오지는 않았다. 오히려 초등학교 때 백부댁에서 두꺼운 판지에 그림이 그려진 그림책 동화를 통하여 잠자는 숲속의 공주니 아브라람 링컨의 전기를 접했던 기억의 단편들이 담담하게 떠올랐다 가라앉을 뿐이었다. 그리고 책을 많이 사지 못하여 애타하면서 보냈던 사춘기 샤르트르의 "존재와 무"의 첫번째 페이지를 보면서 현상학적인 개관의 첫귀를 알아먹지 못하여 모골이 송연했던 고교시절 루이제 린저의 "생의 한가운데" 아무도 미워하지 않는 자의 죽음을 읽으며 음율한 결핵요양원의 기억과 이외수의 "겨울나기"의 나비 한 마리와 해골 등이 휙 휙 지나가면서 책은 나에게 무엇이었던가에 대한 되돌아 봄이 되었다.
          John Dunne 의 passing over라는 개념을 나에게 가장 강하게 다가오게 했던 책은 헤르만 헤세의 "나르치스와 골드문트"였다. 일종의 성장소설(Bildungsroman)로 "차륜밑에서" 라는 제목으로 번역된 을유문화사인가 어떤 출판사의 책을 읽은 것 같은데 학업이라는 무게때문에 동화되기가 쉬웠던 책이었다. 어딘가로 유월(逾越)한다는 것은 책의 경제학에서 볼 때 굉장한 매력이다.비록 간접경험이긴 하지만 경험의 시간적 공간적 제약을 제거하는 굉장한 효과를 지닌 부분이 틀림없다. 물론  느낌 감성지수가 높아야 그 효율성을 높일 수 있기 때문에 독서의 전제는 단계적인 감정의 성장이 분명하다. 이 책의 작가도 그 점을 자주 강조하고 있는 것을 발견할 수 있다.
          어휘의 레퍼토리를 형성할 때 독자인 뇌는 어휘와 그 의미의 조합에서 일 대 다의 의미를 생성하고 찾아낸다는  David Swinney의 이론은 우리가 경험적으로 상식적으로 체득하고 있으며 특히 영어학습을 할 때 가장 고민하는 부분중의 하나인데 이런 스트레스를 통하여 우리안의 reaction은 "이해하기"라는 과정을 통하여 우리안의 모든 가능한 의미의 극단을 추구하고 그런 작업의 역동성이 뇌의 가소성을 이용하여 굴곡하고 우회하는 뇌의 패턴을 그린다는 사실은 독서에 가끔 어려움을 느꼈던 과거 현재의 모든 기억들에게 용기를 주기에 충분하였다. working memory가 충분하지 못한 나로서는 책을 읽는 중 인물들의 이름이 헛갈려 자주 책의 앞 부분을 들쳐보곤 했던 기억이 새록 새록하다. 그것은 순간적인 당황이었지만 그런 행위들이 결국 나의 독서 스파링을 강화하고 있었던 모양이다. "뉴런은 유전자와 환경의 상호작용에 의해 확립되고 지배를 받는다" 고 하는 측면에서 나의 유전자는 결코 우수하지 않았던 모양인데 환경을 통한 고군분투도 의미가 았었던 모양이다.
          최초의 독서는 뮬체인지에 사용된 시각부위가 "특화의 특화" 즉 시각적으로 외부 사물의 차이를 판별하여 생존과 연결하던 능력이 문자라고 하는 또 다른 상징을 분별하는 특화를 통하여 인류는 문명 탄생의 배앓이를 했던 모양이다. 이것은 기존의 뇌의 구조를 새로이 연결하고 정보의 패턴을 세밀하게 인지하기 위해 특화영역을 형성하고 이를 자동화 시키는 뇌의 메카니즘 이 갖는 그 능력을 통하여 가능하였다 한다. 그런데 더 놀라운 것은 하바드 대학의 Stephen Kosslyn이 즘명한 것처럼 세포망이 오랫동안 세포망을 형성하기를 계속하면 눈앞에 보이지 않아도 표상을 생성해 낸다는 것이다. 이 표상을 자동처리 영역안에서 처리하면서 속사포처럼 발화(rapid fire)하는 능력이 형성되고 나아가서 text의 한계를 뛰어 넘게된다. 이것은 마치 코마네치에게 지도받은 어린아이가 코마네치를 능가하는 선수가 되는 것처럼 다이나믹하고 생산적인 과정이다. 
          "독서란 뉴런과 지성이 회로처럼 에두르는 행위다. 독서는 눈에 들어온 텍스트가 전달해 주는 직접적인 메시지뿐만 아니라 독자의 추론과 생각에서 비롯된 예측불허의 간접적 에두름으로 인해 보다 풍성해 진다." 이 말을 통하여 직접 메시지에  많이 의존하는 독서 습관을 되돌아 보게 된다. 해리 포터가 호그와트에서 생활하는 재미있는 장면들을 즐기는 것도 중요하지만 보이지 않는 작가가 그리지 않는 부분들을 상상하고 즐긴다면 독서가 더 풍성해 진다는 말이다. 여기서 다시 가소성의 한가지 의미를 저자는 추가하고 있는데 뇌이든 독서의 생성적 역량이든 주어진 것이 고유성를 뛰어 넘을 수 있게 해준다는 것이다. 이것은 인지적 도약인데 독서는 인지적 도약이 가능한 뇌의 역량을 반영하기도 하고 재현도 한다는 놀라운 사실이다. 결국 독서라 그 경험이 최종 목적이 아니라 변형된 사고 방식이 목적이면 이것은
비유적인 측면에서 변화된 뇌로 가는 지향점이 있다고 한다.

                2. 아동의 독서 학습과 그 변화
          알파벳을 통한 인지적 혁신에 걸린 2000년은 오늘날 아이들이 문자문화를 통하여 그 식견에 이르는 날 수와 동일하다. 이것은 천일야화에서 생존을 위하여 매일밤 왕에게 이야기를 들려주었던 샤라자데가 이야기 하였던 날 수의 두 배이다. 생 후 5년동안 수 많은 청각 지각 시각을 통하여 들어가는 미가공 재료들이 후일 아이의 독서능력을 예견하는 척도가 된다는 사실은 이미 잘 알고 있는 상식이지만 정연한 학적 논리로 접한 것은 처음이다. 역시 인류의 경험치는 일리가 있는 것이 많다.
유대인의 bed side story효과는 단지 bed side에서만 이루진 것이 아니라 토라를 외우게 하는 그들이 습성이 굉장한 지적 파괴력을 가지고 그들 가운데 역량을 키워 주었던 모양이다. 우리 서당이 구술음 노출과 그 문자와의 접점이 되었던 것은 참 좋은 문화이었는데 오늘날 유치원 문화는 너무너무 약한 것이라 사료된다. 나도 우리 아이들에게 많이 소홀했던 과거가 뼈아프게 다가온다. 극성그럽게 읽어주고 이야기 해주고 밥상 머리에서 대화하는 이 모든 것이 주효하다. 밥 먹을 때 조용히 하라는 유교적인 발상은 서당문화와 오히려 배치되는 모순을 안고 있다.
          그런데 그렇게 많은 발명가 예술과 건축가 컴퓨터 전문가들이 어릴 적 난독증을 겪었다는 새로운 계시와도 같은 사실이다. 토마스 에디슨, 아인슈타인, 레오나르드다빈치, 오위스트 로댕 등이다. 이것은 창조성과의 접점인데 저자는 아직은 미지의 세계이며 자신도 잘 모름을 인정한다. 그리고 아울러 구굴이 가져다 주는 순간적이고 동시 다발적인 정보의 전달이 가져다 주는 미지의 위험을 느끼기는 하지만 아직을 명확히 손에 잡히지 위험이다. 이것은 테크닉이 지적능력을 대치할 것인가 하는 심각한 질문이다. 내가 보기엔 TV나 인터넷이 가져다 주는 지식의 수동성이 책을 읽는다고 하는 능동성의 행위와는 전혀 다른 행위양식이기 때문에 뇌에도 전혀 다른 그림을 그리지 않을까 짐작해 보고 말았다. 뇌는 뿌리깊은 생산성(generativity)을 가지고 있다는 말은 앞으로의 문명이 이를 역행하는 방향으로 갈 때 시금석으로 삼아 그 문화를 시험해 보는 바로메터가 되어야 한다고 느낀다. 

  
3. 뇌가 독서에 적응한 방법 ,최초의 문자체계
  "독서는 언어적 대발견(breakthrough)의 총합이다."  뇌가 독서에 적응한 역사적 추이를 밝힌 이 장은 좀 까다롭기도 하였지만 상당히 흥미로웠다.
문자의 발생의 의미론적 결론은

첫번째 추상적인 것은 모두 표상화 할 수 있다,

두번째 상징체계가 문화전반을 보전할 수 있다는 믿음

세번 째 음성과 상징의 대응관계대한 인식이다.
 상징 읽기를 실현하기 위해서는 뇌는 인지영역과 언어적 연결이 연결되어야 하고 또 하나는 대뇌의(cerebral)의 연결이라고 한다. 그리고 의미있는 상징으로 해석을 하는 능력은 레이셜이 말하는 대로 인접부위  즉 대뇌의 측두엽(temporal lobe: 청각 및 언어 프로세스에 개입), 두정엽(parietal lobe :언어에 관련된 다양한 프로세스와 공간 및  연산기능 참여)에 연결시켜 일을 한다고 한다. 
  그러므로 상징화는 인간의 뇌에서 가장 중요한 특성 두 가지 즉 특화의 역량과 연합 영역들 사이에 새로운 연결을 만들어 내는 역량을 이용하고확장한다. 결국 인간및 영장류는 뇌의 연합영역이 매우 넓은 샘이 되는데 이 개념은 한 가지 중요한 힌트를 내게 주었다. 독서의 방법론도 특화적인 것만 배양해서는 뇌의 발달을 저해하는 것이 아닐까 하는 것이다. 자신이 잘하는 분야 혹은 관심있는 분야만 보기보다 일반적인 두루두루 섭렵하는 바탕위 그런 특화된 독서를 해야 그 특화성이 배가 된다는 깨달음이다. 장한나가 첼리스트로서 그 음악적 연습만 하는 것이 아니라 독서를 통하여 그 음악성을 돕는 원리와 비슷하다 하겠다.
 쐐기문자 신성문자 수메르인들의 독서 교수법 등은 요즈음의 포닉스(phonics)로서 수렴된다 하겠다. 윤성생 파닉스를 깔보았던 나였는데 이 책을 읽고 영어나 언어 학습시 포닉스(phonics)학습을 무시하면 안되겠다는 생각를 강하게 갖게되는 계기가 되었다.
 아카드어와 이집트 신성문자는 형태음소적 의미가 강조된다 하겠다. 즉 스펠링안에 형태소와 음소가 모두 내포되었다는 점 이것은 우리가 음소 위주의 한국어를 배우고 표의적인 중국어를 배울 때 나오는 뇌의 구조를 갖게 되는데 이것은 역사의 통시적 반복이라 하겠다. 개인적으로는 한자 학습을 계속하여 뇌의 의미를 활성화를 계속 유지하는 것이 좋다고 생각이 되었다 논어나 중용에 한 번 도전해 볼 일이다.

 

4. 알파벳을 싫어한 소크라테스

일리아드와 오딧세이를 외우며 고대 그리이스를 방랑했던 음유시인 호메로스가 그 긴 이야기를 외울 수 있었던 것은 그의 뇌의 구조가  흥부가를 완창하는 소리꾼들의 뇌와 같을 것이다. 그들은 소리를 통하여 소리를 외우는 구조를 가지고 있는데 뇌는 이 경우에도 아주 적응성이 좋다 물론 그 과정이 힘들지 않다는 것은 아니지만 그런데 왜 알파벳이 타났을까?

독서에 적응하는 뇌의 요건을 가지기 위해 반드시 알파벳이 될 수 있는 요건과 뇌가 알파벳을 읽기 위해서 고유한 지적자원이 필요한가를 따져야 된다고 저자는 말한다. 알파벳의 요건은 앗시리아 학자인 요리 코헨이 언급했듯이 " 네이티브 스피커가 들었을 때 모호하지 않는 구어로 표시하는데 필요한 최소한의 문자적 표시"라고 말했는데 이것은 음절을 구분하여 뇌가 인식하는 것이 구술언어가 문자화 될 때 최소 구성요소인 것을 알 수 있다. 그런데 문제는 고대 그리이스에서 음성의 보조역으로 존재했던 알파벳이 그 폭발적 잠재력으로 기억과 인지의 새로운 차원을 개발할 줄 어떻게 알았으랴. 이것이 역사의 아이러니라 할 수 있는 사항이다. 카드모스(Cadmos)왕이 셈계쪽에서 알파벳을 처음 들여왔다는 신화는 그 진위와는 관계없이 그 의미는 매우 심각했다는 것이 현재의 상황은 말해 주고 있다.

알파벳의 발명이 뇌의 구조를 바꿔왔다는 것은 매우 인상적이었다. 알파벳간의 효율성문제는 어느 알파벳이 더 우위에 있다는 것은 아니라는 것이 밝혀져 있는 듯 하다. 요즘 인터넷에 떠 다니는 "영어 못하는 한국인의 뇌"라는 사진을 본 적이 있는데 그 광고의 허위성을 이번에 알게되었다. 한국어를 사용하여 살아온 사람들의 뇌의 활용 구조가 다를 뿐임을 무시한 광고였던 것이다. 영어를 사용하는 같은 부위를 사용해야 영어를 잘하는 것일까 이 책은 아니라고 보고 있다. 뇌의 가소성은 어떤 한계든 제한을 넘어서는 힘이 있음을 이번에 배우게 되었다. 물론 노력을 하지 않는 것은 개인의 책임이 되는 것이다. 뇌의 구조를 탓할 게 아니라 뇌의 구조를 바꾸는 노력을 하지 않은 것 뿐이란 결론에 다다르게 되었다. 심지어는 민주화의 발전 뿐 아니라 그리이스의 알파벳이 보급된 시기에 문화,예술, 철학,과학이 심오하고 왕성하게  개화되었다는 사실은 강력한 상호연관적 증거를 제공해 준다.그리이스는 이 문자와 더불어 위대한 고전문화를 꽃 피웠는데 우리의 한글 고전문화는 어떤지 한 번 돌아보게 된다. 민담이나 구술문학들이 체계적으로 채집되어 갈고 닭아 천자문을 읽어 학동들에게 체계적으로 제공되고 발전시켜 왔다면 어떻게 되었을까?  기술서들을 한글로 기록하여 비격진천뢰니 거북선등의 설계서가 한글로 기록되어 문서로 남겨졌다면 그리고 동의보감이 국어로 기록되었다면 우리의 기술 ,의학,문학 등 발전할 수 있는 부분이 너무 너무 많았음을 생각하여 본다. 그 한글의 효용성이 뇌를 자극하고 또 전수되는 선순환을 겪었다면 비록 쇄국을 했을지라도 우리 자체 속에서 굉장한 수준을 구가했을 것이 아닐까 하는 아쉬움이 남는다.

 그런데 소크라테스는 생각이 좀 많이 다르다고 한다.  구술 언어를 통하여 전달되는 단어와 개념에 의문을 제기하며 그 아래 숨겨진 믿음과 전제를 궤뚫어 볼 수 있어야 하며 호메로스의 시 구절, 정치적 이슈, 단어 하나에 이르기까지 모든 것은 의문에 부치고 원칙적인 사고의 본질을 명확하게 이해하라고 했던 것이다. 한 권의 책도 남기지 않았던 소크라테스는 뭘 말하려고 했을까? 심지어는 문자화된 말이 사회에 심각한 해를 끼친다고 한 저의는 무엇일까? 이에 대한 답은 레르 비고츠기의 "사고와 언어"에서 찾아 볼 수 있다. 그는 말하는 선생과 학생과의 강력한 생성적 관계를 이야기하였다. 좀 더 쉽게 말하면 요즈음 온라인 강의가 활성화 되어있지만 많은 선생님들이 인정하시는 대로 오프라인에서 서로 공감하면서 지식을 전달할 때 오는 그 강력한 영향을 따라갈 수 없다는 것이다. 같은 학습이지만 그 효율성을 비교할 수 없다는 것이다.  하지만 최근까지는 연구는 글을 통하여 더욱 강력한 새로운 사고의 체계가 형성되고 또 사고 체계를 변형할 수 있다는 강력한 역사적 반증을 제공하고 있기에 소크라테스의 염려는 글쓰기가 시작된지 얼마되지 않은 상황의 짧은 경험에서 추론한 사실임을 알 수 있다. 하지만 간과하지 말아야 할 점은 현금의 네이버나 구글에서 물어봐서 아는 아이들이나 네티즌의 지식들이 피상적이고 거짓된 느낌을 가져다 주어 지식을 실제로 일구어 발효된 소주를 받아내듯 씨를 뿌려 가을에 거두는 수확처럼 책을 백번 읽어 뜻이 나타나기를 기다려 체득하는 지식이 아닌 장식적인 지식이 되어 그 사람을 변화 시키고 사고의 체계를 발전키는 지식에 이를기가 심히 어렵다는 사실이다. 즉 글이냐 말이냐의 문제가 아니라 어느 경로이든지 나를 변화시키고 나의 뇌를 발전시키고 나를 변화시키는 지식이냐 아니냐의 문제라는 점에서 소크라테스의 염려를 받아 드려야 할 것이라고 본다.

 

 

Part II 뇌가 독서를 배우는 방법

 코르네이 추곱스키(Kornei Chukovsky)가 아이의 천재성이라 부른 개념은 대학에서 언어학개론 시간에 Chomsky가 주장한 LAD (Language Acquisition Device)를 생각나게 한다. 12세 이전의(물론 정확한 경계는 여러 이론이 있겠지만) 아이들에게는 언어에 관한한 폭발적인 학습능력을 가지고 있다는 이론이다. LAD가 있기 때문에 어느 문화권에 접촉하여도 언어를 배워내며 Native가 될 수 있다는 것인데 저자는 이에 더하여 좀 더 상세한 뇌의 언어 습득 과정을 제시하고 있다. 이 언어 습득장치 혹은 언어의 천재성은 구술언어에서 고스란히 발휘된다고 하니 아이들에게 늘 대화를 시도하는 것은 얼마나 긴요한지...유대인들이 모세오경을 14세까지 모두 외우게 하는데 공교롭게도 그 경계가 이 학자들이 주장하는 나이의 경계와 흡사하다. 유대인의 천재성은 결코 우연이나 DNA 의 산물이 아님을 다시 알게되었다. 그리고 시니고그(유대인 회당)에서 랍비들이 서로 큰 소리로 아이들과 토론하는 학통이 있는데 이런 방법론들이 새삼스러이 마음에 다가온다. 이러한 모든 행위들이 의미론적 발달 통사론적 발달로 이어진다는데 이것들이 바로 생성되어야 될 때 적절하게 민족적으로 생성되니 그 저력이야 말 해 무엇하리.

 또 하나 장 피아.(Jean Piaget)가 말 했듯이 '자기중심적'이 감정의 발달단계의 아이들이  문자학습을 통하여 사회적,정서적, 인지적 능력의 하나인 타인의 입장에 서는 토대를 구축하게 된다는 것이다.

이와 더불어 책의 언어는 개념적이고 관념적인 언어인데 이런 구술언어와의 차이에 내가 모르는 비밀이 있었다. "유추능력" 이 그것인데 단순히 일 대 일 대응이 아닌 문자와의 대응 한 단어를 문어적인 비유로 바꾸었을 때 뇌가 따라가는 과정을 통하여 문자학습은 스키마타(schemata)를 구조화 시켜 간다고 한다. Storytelling이 주는 유형의 정형성이 비슷한 패턴에 익숙하게 하여 같은 흐름을 만날 때 쉽게 유추하고 정보를 섭취하고 인지하게 되는 원리이다. 옛날 옛날에 하고 인물 몇 명만 말하면 이야기가 뻔하게 머리에 그려지는 것은 우리 성인들이 머리에 스크마타가 형성되었기 때문인데 그런 과정을 겪는 것이 뇌를 바꾸게 하는데 큰 기여를 하고 유추능력을 키우는 단초가 된다는 것이다. 이 관점에서 보면 아이들에게도 무조건 이야가를 읽혀줄 것이 아니라 이야기의 패턴을 따라 골고루 읽혀주는 것이 독서능력을 배가 시키는 것이 아닐까 한다. 성인들도 같은 쟝르만 읽는 것 보다는 여러 쟝르를 접하는 것이 더 이로울 것이라 여겨진다. 중요한 점이다.

 발터 벤야민이 naming(이름 붙이기)이 인간의 본질적인 활동이라고 확신한 것은 예지였다. 시각적으로 표상된 추상적 문자를 상징의 이름으로 재생산하는 능력은 브레인 스캔닝시 같은 영역에서 이루어지며 이 활동은 독서할 준비가 되었다고 하는 강력한 예측도구라고 한다.

그리고 이 활동은뉴련의 축색의 마이엘린화(myelination)을 촉진하여 뉴련의 전도성을 생리적으로 높이고 독서력을 가속화 시키는 것이라고 한다. 사람은 5세 이전에 운동부위가 모두 마이엘린화 되므로 독서의 시작시기를 가늠해 볼 수 있는 잣대가 되겠다. 오래전에 보았던 "렌조 오일"이라는 영화가 생각이 난다. 뇌와 신경의 회백색 수축증이라는 병에 걸린 주인공이 외부와의 소통경로를 서서히 잃어버리게 되는데 그의 아버지가 비 전문가로서 이 분야에 뛰어들어 이 병의 중요한 원인 가운데 마이엘린이 소멸된다는 사실을 나중에 발견하게 되는 장면이 나온다.  이 운동영역의 뉴런의 마이엘린이 5세에 형성이 완료된다는 것을 이제 알게 되니 감회가 새롭다.  결국 저자는 독서는저절로 이루어 질 수 없다는 소 결론을 내린다. 태어나서 2000일 동안 신경의 형성과  뇌의 자연 형성과 더불어 이에 상응하는 부모님들이 구성해줘야 하는 독서에 적합한 환경에의 노출이 없으면 독서는 이루어지지 않는 다는 것이다.

 이와 같은 독서초기 발달 과정에서 반드시 짚고 넘어가야 하는 중용한 사실은 감정(feeling)의 문제이다. 문자속에 문장속에 있는 유추를 발견할 뿐 아니라 그 속에 자신을 이입시켜 재미를 느끼는 과정 이것은 감정의 개발 과정이다. 책을 읽는 일이 가져다 주는 행복에 빠지는 것 이것이 이 단계에서 아이들이 체득해야 하는 중요한 결실이며 이것은 향 후 평생독서에 큰 밑 거름이 된다고 한다. 이 감정이에서 전략적 독서가로 되어가는 과정에서 마이클 프레슬리(Mchael Pressley)가 말하는 교사의 명시적 지도 자신의 독서의욕이 계속되면서  안나마리 팰팰린사(Annemarie Palincsar)의 소크라테스적인 상호 교수법이 가미되면 예상 추론 능력이 배가되는 것이다. 이것을 뇌의 관점에서 정리하면 데이빗 로즈(David Rese)의 표현대로 패턴인지. 전략기획, 감정을 느끼는 것이라고 축약하여 표현된다. 그리고 최종적으로 시간이다. 순간적으로 느끼는 양이 감정,유추의 양이 점 점 더  배가되는 것이다.

 기억의 종류는 일화기억(episidic memory), 의미기억(semantic memory), 서술기억(declarative memory), 절차기억(procedual memeory)등이 있는데 특히 독서와 관련된 메모리는 작동기억이라고 한다.독서하는 동안 단어에 대한 시각인지 후 단어에 관련된 정보를 잡아두는 능력이다.이 때 이웃하는 단어들이 많을 수록 이 기억은 강력해 진다고 한다, 아이들에게 단어학습을 시킬 때 유사어 반의어등 관련 사항을 많이 엮어 주는 것이 그 만큼 중요하다는 사실을 깨닫게 되었다.

 

자 이렇게 하여 독서는 마침내 무슨 일을 하는가.

저자는 독서는 삶을 바꾼다고 일갈하고 있다. 그것도 다양한 한 개체의 일생에서 다양한 삶의 변화가 독서하는 연령에 따라 다 달라진다는 것이다. 하여 알베를토 망구엘의 말처럼 " 텍스트와 인생의 경험의 사이의 역동적 상호작용은 양방향적이다." 그리하여 우리들의 뇌는 좌뇌와 우뇌의 브로카영역, 우뇌의 각회 영역, 소뇌의 우측 반구를 포함하여 다양한 측두 영역과 두정 영역들이 보다 많이 개입하는 관록있는 뇌가 되는 것이다.

 

PART III 뇌가 독서를  배우지 못하는 경우

 

" 독서를 하느니 차라리 욕조 틀 청소를 하겠어요 " 라고 한 난독증을 겪는 아이가 있었다.

난독증의 정의는 폴 쉴더( Paul Schilder) " 문자와 음성을 연결시키지 못하고 말로 표현된 낱말에서 그 안에 든 음성을 구별해 내지 못하는 사람" 이라고 했다. 난독증은 노먼 게슈윈드는  단절증후군(disconnexion syndrome)이라고 표현하기도 하는데 시각체계와 독서회로 연결에 방해가 일어났다는 뜻이다. 이런 기존 체계의 손상외에도 선천적으로 시각정보를 처리하는 속도가 일반 독서가와 상당히 다른 점인데 뇌 구조들 사이에 자동성이 달성 되지 못하여 독서회로에 참여하는 각 부분에 충분한 시간이 할당되지 못한다는 것이 기본 전제다켐브리지 대학의 우샤 고스와미는 그들이 평상시 말을 할 때 리듬에 둔감하다는 사실을 발견했다. 이것은 청각과 시각사이에는 '비동시성'이라는 부르는 시간상의 Gap이 존재하는데 이것을 동기화 시키는 영역이 충분히 발달하지 않아 독서에 영향을 끼친다고 한다. 또 하나의 가설은 구조간 회로의 연결장애라고 보는 것으로 브로드만 영역 37이라고 부르는 영역이 일반인과 동일한 방식으로 연결되지 않는다는 사실이 관찰되었다. 그러나 난독증을 가장 포괄적이고 독특하게 표현한 사무엘 T. 오튼(Samuel T. Orton)은 난독증을 '스트레포심볼리아(strephosymbolia ,상징도착증,대칭인지)리고 불렀다. 좌뇌와 우뇌의 커뮤니케이션이 제대로 일어나지 않아 시각 공간적 혼동, 문자반전 및 독서, 스펠링, 글자쓰기에 문제들이 발생했다는 것이다. 하지만 가설들은 많지만 난독증의 현상은 더 많다는 것이 문제라고 저자는 지적한다.

 그러나 어른이든 아이이든 독서에 문제가 있다고 해서 지능이 낮다고 생각해서는 안된다는 점이다.  더욱이 종합적인 지원시스템이  처음 문제가 나타났을 때 부터 그 아이가 자립적이고 유창한 독서가가 될 때까지 종합적인 지원시스템이 가동되지 않으면 장애 때문에 겪은 좌절감은 학습장애, 심지어는 범죄로도 이어질 수 있다는 무서운 잠재성이 있다는 것이다. 그러나 가장 중요한 것은 아이들의 잠재력이 헛되이 낭비되어 시회에 큰 손실이 올 수 있다는 것이다.  이 부분은 우리가 우스갯 소리로 아인슈타인이 한국에 오면 다른 과목 때문에 힘을 쓰지 못하여 짜장면 배달이나 해야 된다고 말하는 것이 사실이상의 의미를 갖고 있는 셈이 된다.

 그러나 난독증의 놀라만한 비밀은 여기에 있다. 앤디 워호르피카소 ,아인슈타인, 대니 글로버, 키이라 나이틀리. 우피 골드버그 등에서 보듯 난독증을 겼었던 인사들이  우수한 사고력 기존의 틀에서 벗어나는 사고를 하는 사람들이 많다는 것이다. 이것은 선천적이냐 뇌의 가소성으로 말미암는 후천적인 것이냐는 문제가 있지만 짐작키로는 두 가지가 다 관련된 것으로 보인다. 저자도 아직 확답을 내리고 있지 못한는 부분이기도 하다. 심지어는 신천지라 말하기도 한다. 난도증 아이들의 잠재적 기여를 보호하는 것을 중대한 사회적 이익을 도모하는 관점에서 저자는 보고 있다. 우리 사회는 이에 대한 준비가 되었는가? 길노암(Gil Noam)의 말대로 차세대 전구가 발명될 때까지 그들이 난관을 이겨내고 회복하는 힘을 기를 수 있도록 도와 주어야 하는데 우리는 너무 무지한 가운데 있는 것 같다.

  이 책을 읽으면서 독서의 가장 커다란 덕 소크라테스같은 위대한 철인도 미처 알지 못했던 것 즉 기존의 생각보다 더 심오한 생각을 할 수 있도록 뇌를 자유롭게 해방기켜 준다는 사실을 마음에 담는다. 프루스트는 이 비밀을 알고 있었다 우리도 잘 알고 있다. 갑자기 프루스트의 "잃어버린 시간을 찾아서"를 읽고 싶다.

 

 

도서제목 : 책 읽는 뇌

저 자 : 매리언 울프

출판사 : 살림

성별과 나이에 따라 독서를 준비하는 뇌(뉴런)의 발달은 다르게 나타난다.

 

남자 아이들이 여자 아이들보다 유창하게 글을 읽기까지 시간이 더 많이 걸린다. 우리가 수행한 언어 연구에서도 대략 여덟 살 정도까지는 정해진 시간 내에 이름을 대야 하는 여러 가지 과제를 여자 아이들이 남자 아이들보다 훨씬 빨리 해결했다.

서로 다른 3개 언어에 대한 연구를 통해 다섯 살부터 독서를 시킨 유럽 아이들이 일곱 살에 독서를 시작한 아이들보다 성취도가 낮다는 사실을 발견했다. 이 연구를 통해 얻을 수 있는 결론은 네 살이나 다섯 살이 되기 전 아이들에게 독서를 가르치는 것은 생물학적으로 경솔한 일이며 역효과를 낼 수 있다는 점이다.

- 본문 138쪽에서 - 

 

 

 한 페이지로 보는 책

 

 

 

 저자의 생애와 주장

 

Maryanne Wolf

미국 매사추세츠 주 터프츠 대학의 엘리엇-피어슨 아동발달학과 교수이자 시민양성 및 공공 서비스 교육을 위한 존 디바지오 발전기금 석좌교수, 독서와 언어 연구센터 소장이다. 풀브라이트 장학생이었던 그녀는 미국심리학회, 국제난독증협회, 미 국립 아동보건 및 인간발달 연구소 등으로부터 수많은 교육상과 연구공로상을 수상한 바 있다. 『책 읽는 뇌』는 마곳 마렉상(Margot Marek Award) 2007년 최고의 독서 관련 책 부문을 수상했고, 퍼블리셔스 위클리 2007년 논픽션 부문 최고의 책으로 선정되었다.

 

저자는 아이가 글을 읽는 것이 자연스러운 일이 아니라고 주장한다.

우리는 아이들이 글을 읽는 것이 자연스러운 행위라고 오랫동안 당연시했다. 그러나 뇌의 학습 역량이 진화하는 과정에서 독서 행위는 결코 자연발생적인 현상이 아니다. 인류가 독서를 발명해 낸 것은 불과 수천 년 전이다. 독서는 선천적인 능력이 아니라 후천적인 행위의 결과인 것이다. 독서가 시작된 지 수천 년이 지났지만 지금도 아이들에게 독서가 자연스럽게 이루어지도록 많은 교육을 통해 아이와 어른들이 노력하고 있다.

 

 

저술의도와 목적

 

독서의 생물학적 측면에서의 작용

- 인류의 기적적 발명인 독서가 사람에게 생물학적 측면에서 어떻게 작용하는지를 알고 재능을 끌어내는 방법을 찾는다.

 

저자는 인지신경과학과 아동발달을 연구하는 10년 동안 난독증 치료 분야에서 일하며 얻은 결과를 통해 ‘독서는 뇌가 새로운 것을 배워 스스로를 재편성하는 과정에서 탄생한, 인류의 기적적인 발명이다.’라고 말하고 있다. 그 기적적인 발명이 아이의 머릿속에서 일어나는 일의 규명을 통해 아이들의 독서를 어떻게 이끌어야 하는지를 제시하고자 한다. 저자는 독서의 생물학적 작용을 이해하여 아이들과 난독증을 가지고 있는 사람들의 재능을 독서를 활용하여 끌어내기를 바란다. 

 

 

 도서의 주제 및 요점

 

 독서에 대한 생물학적 이해를 통해 독서의 가치를 안다.

인간은 책을 읽게 되어 있는 존재가 아니었다. 역사 속에서 살펴보면 사회, 문화적, 경제적 필요에 의해 글이 발생되고 사용함으로써 우리의 두뇌는 독서에 적당하도록 프로그래밍 되었다. 책을 읽는다는 것은 단순한 행위인 것 같지만 그 과정은 생물학적 측면에서 경의로운 일이다. 문자가 시각체계를 통해 후두엽으로 가고 다시 전두엽으로 이동하면서 다양한 두뇌 활동을 촉진한다. 이는 두뇌의 프로세스를 재편성하며 기존 정보들과의 연결을 통해 지적 성숙의 결과를 만들었다. 

 

 

도서 요약

 

 PART 1 뇌가 글을 읽게 된 역사

 

1. 뇌와 글의 만남

318 인류 역사상 문자가 태동한 시기부터 고대 그리스 알파벳 체계가 등장하기까지 걸린 시간이 약 2,000년, 오늘날 대부분의 사회에서 새로 태어난 아기가 독서를 배우는 데 걸리는 시간이 약 2,000일이다.

지구상의 모든 아이들은 글을 읽는 데 필요한 지각, 인지, 언어, 운동 체계의 연계 방법을 모두 학습해야 한다. 이 체계들은 뇌 안에 이미 형성되어 있는 기존 구조들의 사용에 의존하며 그 안에서 특화된 부위들은 자동화가 이루어질 때까지 적응하고, 역할의 수행을 위해 억지로 사용되고 숙련되어야 한다.

43 독서는 시간과 장소를 막론하고 ‘우연히 발생한’ 사건이 아니라 강력한 문화적 변화와 함께 발생한 일련의 인지적, 언어적 대발견의 결과이다.

 

2. 글을 통한 뇌의 발달

15 독서는 선천적인 능력이 아니다. 우리의 뇌는 새로운 것을 배울 때마다 뇌 속에 있는 신경세포가 새로운 연결과 경로를 만들어 낸다는 것은 이미 잘 알려진 사실이다. 뇌는 독서를 통해 뇌 조직을 재편성하고 인간의 사고 능력을 확대시켰다. 결국 인지 발달을 바꾸어 놓은 것이다.

문자를 통한 정보의 기록은 기억의 한계를 극복하고 새로운 형태의 사고에 기여했다. 그럼으로써 신경세포 체계가 독서를 시작했다. 독서를 하기 위해 스스로 재편성하는 방법을 학습한 뇌에는 새로운 사고가 훨씬 쉽게 출현했다. 독서는 뇌 조직상 가장 기본적인 설계 원리들이 끊임없이 진화해 나가는 인간의 인지 발달을 뒷받침하고 형성시키는 방법을 보여준다. 인간은 독서를 통해 뇌의 다양한 부분을 사용하고 지속적으로 진화해 가고 있다.

 

3. 글에 대한 소크라테스의 걱정

소크라테스는 구어 문화의 열렬한 옹호자이자 문자 문화에 반대하며 가장 격렬하게 의문을 제기한 대표적인 역사인물이다. 그의 주장을 살펴보면

 

첫째, 문자 언어의 불가변성

108 말은 잘 유도하면 진리와 선과 덕을 추구하는 일에 얼마든지 연계시킬 수 있는 생생하게 살아 있는 대상이다. 소크라테스는 구술 언어는 의미와 음성, 가락, 강세와 억양, 리듬으로 충만한 동적인 실체로 다양한 의미의 전달과 이해가 가능하다고 생각했다. 그러나 문자언어는 ‘죽은 담론’이다. 글은 우리에게 지혜를 줄 것처럼 보이지만 우리가 질문을 던져도 '당당하게 침묵만 지키고' 있으며 똑같은 이야기만 끝없이 반복한다.

둘째, 문자 언어는 기억을 파괴한다.

소크라테스는 문식성으로 인해 개인의 기억력에 가해지던 부담이 줄어들고 그럼으로써 문화적 기억이 대거 증가할 수 있다는 사실을 알고 있었다. 하지만 열심히 암기하는 것이 개인의 지식 기반을 형성할 수 있으며 그렇게 쌓은 지식은 스승과의 대화를 통해 정제될 수 있다고 믿었다. 그래서 그는 문자를 ‘기억을 파괴하는 잠재 인자’라고 결론지었다.

셋째, 언어에 대한 통제력 상실

112 소크라테스는 독서를 겁내지 않았다. 사실 그가 두려워한 것은 지식의 과잉과 그로 인한 결과, 즉 피상적인 이해였다. 소크라테스는 이렇게 말했다. “무엇이든 문자로 기록되었다 하면 작성된 문장이 그 내용과는 상관없이 여기저기 떠돌아다니게 되고 내용을 이해하는 사람은 물론 그와 아무 관계도 없는 사람들의 손에까지 들어가게 된다. 글은 적절한 사람에게 말을 걸고 그렇지 않은 사람 앞에게 침묵하는 법을 모르기 때문이다. 그래서 잘못 취급되고 부당하게 남용될 경우, 자기 방어를 하거나 스스로를 도울 능력이 없기 때문에 언제나 그 부모가 나서서 도와 줄 수밖에 없다.” 이 말 속에는 문해 능력이 스승이나 사회의 지도를 받지 못할 경우, 지식에 대한 접근 자체가 위험해 질수도 있다는 깊은 두려움이 깔려 있다. 소크라테스에게 독서는 신 판도라의 상자였다.

 

 

PART 2 뇌가 독서를 배우는 방법

 

1. 입문 단계의 예비 독서가

생후 5년간 ‘부모님의 무릎’에 앉아 활자, 책, 평범한 말소리에 노출되면서 방대하고 다양한 음성, 단어, 개념, 이미지, 이야기 등의 맛을 보고 학습한다. 이 시기에 알아 두어야 할 중요한 사실은 독서가 아무에게나 저절로 일어나지 않는다는 점이다. 입문 단계의 독서는 몇 년간 축적된 지각, 개념, 사회적 발달의 진행과 구술 언어와 문자 언어에 노출된 결과물이다.

 

2. 초보 독서가

대체로 유치원이나 초등학교 1학년 과정의 아이들은 독서 학습을 시작할 때 책에 씌어 있는 단어가 무언가 의미가 있다는 것을 경험을 통해 알고 있다. 하지만 책에 있는 단어들이 언어의 음성으로 이루어져 있고 문자가 그 음성을 전달하며 각각의 문자가 한 개 또는 두 개의 특정한 음성을 전달한다는 개념을 확실하게 아는 것은 아니다.

 

3. 해독하는 독서가

유창한 단어 인지는 어휘력과 문법 지식에 의해 촉진된다. 해독하는 독서가는 많은 어휘를 통해 유창성이 점진적으로 증가하면 추론이 가능해진다. 이는 단어 너머에 무엇이 있는지를 알게 하는 능력으로 그렇지 못한 아이들과는 독서 능력에서 차이가 많이 나기 시작한다. 어휘가 발달하지 않으면 부분적으로만 아는 단어를 완전하게 알 수 없으며 새로운 문법적 구조도 학습할 수 없다.

 

4. 유창하게 독해하는 독서가

193 유창한 독서를 시작한 어린 독자들은 반어법과 강렬한 이미지, 은유를 통해 읽은 내용의 겉모습 아래 숨겨진 작가가 전달하고자하는 숨은 뜻을 간파하는 방법을 배운다.

195 독서를 하기 전과 하는 동안 그리고 독서가 끝난 후 기존의 지식을 활성화시켜 텍스트에서 중요한 것이 무엇인지 판단해야 된다. 그리고 독서 중과 독서 후에 정보를 종합해 추론을 이끌어 내고 문제 제기를 하면서 잘못 이해 한 것을 스스로 알아 교정할 수 있는 독서가가 된다는 뜻이다.

 

5. 숙련된 독서가

독서 학습에서 가장 중요한 단계 중 하나는 시각 체계가 언어 체계와 효과적으로 의사소통할 수 있도록 문자 언어의 지각적 속성들을 마스터하는 것이다. 이러한 학습이 이루어지면서 독서 전에는 존재하지 않았던 연산 구조가 시각피질 상에 새로 생겨난다. - 토마스 카

 

숙련된 독서가의 시각 영역은 문자, 문자 패턴, 단어 등 시각적 이미지를 담당하는 세포망으로 가득 채워진다.

숙련된 시각체계를 돕는 것 중 하나가 텍스트 사이에서 움직이는 아주 단순해 보이는 눈의 동작이다. 눈의 움직임은 매끄럽고 아무런 노력도 들이지 않는 것처럼 보인다. 그러나 207 눈으로 부터 정보를 모으는 아주 짧은 시간 동안 안구가 정지하다시피 하는 안구고정(응시)순간이 발생한다. 그 시간 중 최초 10%는 눈이 아주 살짝 뒤로 되돌아가서 과거 정보를 회수하며 앞의 정보와 연결을 한다. 또한 주변부 시각을 이용하기 때문에 언제나 전방에 놓인 것을 미리 볼 수 있다. 그렇게 미리 보고 나면 0.001초 뒤에 인지가 보다 쉽게 이루어져서 보다 빠른 문자의 인식이 가능하다. 그래서 숙련된 독서가는 0.5초의 시간이면 어떤 단어든 읽을 수 있다. 그리고 인식된 문자는 뇌 신경망의 여러 가지 프로세스가 동시다발적으로 작동하여 추가적인 개념을 알려준다.

 

PART 3 뇌가 독서를 배우지 못하는 경우

 

1. 난독증이란?

난독증에 대해 보편적으로 합의된 단일한 정의가 아직 없다는 사실은 매우 아이러니컬하다.

다만 보편적으로 글을 읽지 못하거나 읽어도 내용을 알지 못하는 어려움을 보이는 증세를 말한다.

 

2. 난독증의 이유

뇌 안에서 독서의 기능을 하는 ‘독서 중추’같은 것이 없으므로 난독증을 단순히 독서 중추에 결함이 생겨서 나타난 질병이라고 말할 수 없다. 다만 가설을 살펴보면

첫째, 기존 구조에 생긴 결함

뇌에서 시각, 인지, 기억을 담당하는 부분의 결함에서 발생한 문제이다.

둘째, 자동성의 미달

구조상의 시각적 체계와 언어적 체계의 프로세싱 속도가 충분히 빠르지 못한데 초점을 맞춘다. 이러한 결함으로 인해 결과적으로 독서 회로에 참여하는 각 부분들이 제대로 작동하지 않고 따라서 독해에 필요한 충분한 시간이 할당되지 못한다는 것이 기본 전제다.

셋째, 구조간 회로 연결 장애

우뇌의 시각 정보가 뇌량을 거쳐 좌뇌의 시각- 언어 프로세스로 전달되지 못한다는 사실은 구조적 손상만큼이나 치명적인 것이었다. 독서 회로안에서의 연결은 구조 자체만큼 중요하다.

넷째, 독서에 사용되는 새로운 회로에 맞는 독서방법의 부재

난독증 뇌가 다양한 과제를 수행할 때 특이하게도 우뇌에 의존하는 양상이 많이 관찰되었다.

우뇌의 발달로 기존 독서 시스템을 통한 독서방법 적용에 문제가 있을 수 있다.

 

3. 난독증에 대한 새로운 이해

토머스 에디슨, 레오나르도 다 빈치, 앨버트 아인슈타인 역시 난독증을 겪었다고 전해지는 유명한 사람들이다. 난독증을 겪는 사람들 대부분이 에디슨이나 다빈치처럼 눈부시게 화려한 재능을 가지고 있는 것은 아니다. 하지만 난독증으로 고생하는 사람들 가운데 보통 이상의 재능을 가진 경우가 많은 것으로 확인되고 있다.

 

4. 난독증 해결의 가치

난독증 해결의 가장 중요한 의미는 다빈치나 에디슨 같은 인물을 만들어 내는 것이 아니다. 어떤 아이든 잠재력이 헛되이 낭비되지 않도록 해 주는 일이다. 난독증을 겪는 아이들이 전부 다 놀라운 재능을 가지고 있는 것은 아니다. 하지만 그들 모두에게 나름의 독특한 잠재력이 있으며 그것을 일깨워 주지 않아서 능력을 제대로 발휘하지 못하는 경우가 너무 많다.

283 대부분의 학교에서 전형적으로 사용하는 천편일률적인 접근은 독서를 하기 위해 악전고투하는 아이들에게 도움이 되지 않는다. 다양한 유형의 아이들에게 적용될 수 있는 다양한 원칙들이 가득 든 연장통의 사용법을 아는 훈련된 교사들이 반드시 필요하다. 284 아이들과 함께하는 우리들은 비록 배우는 방법은 달라도 누구든지 글을 읽을 수 있고 읽게 될 것임을 아이들이 깨닫길 바란다.  

 

 

 

 

   책과 함께 생각하기

 

 

 

 

먼저 출발 한다고 해서 빨리 도착하는 것은 아니다.

- 독서의 결과는 시기와 강요에 의해 이루어지는 것이 아니라

독서하는 대상의 이해에서부터 출발해야 좋은 결과가 나올 수 있다.

 

읽기와 쓰기를 익히는 데 열 살부터 약 3년이 소년에게 적절한 기간이다.

소년이나 부모 중 누구도 좋아하거나 싫어한다고 해서 이 기간을 마음대로 연장하거나 축소할 수 없다.

당연히 읽기와 쓰기가 가능한 정도까지 문자에 대한 학습을 꾸준히 계속해야 한다.

하지만 정해진 기간 내에 자연스러운 발전의 속도가 느릴 경우,

빠르고 능란하게 수행하는 능력을 완성하도록 강요해서는 안 된다.

- 플라톤 -

 

많은 부모들은 아이들이 책을 읽으면 좋다는 것을 잘 알고 있다. 학습에도 도움이 되고 지능과 창의력 계발에 도움이 된다고 생각하기 때문이다. 그래서 조기 교육 열풍과 더불어 어릴 때부터 책을 읽어주며 글을 빨리 배우고 읽기를 무의식중에 강요한다. 일부 탁월한 결과를 보이는 경우도 있지만 모든 아이들이 부모들이 원하는대로 되지는 않는다. 아동 심리학자 데이빗 엘킨드는 우리 사회가 아이들에게 일정한 학업 수준을 달성하도록 강요하는 경향에 대해 『기다리는 부모가 큰 아이를 만든다』라는 통찰력이 돋보이는 책을 썼다.

플라톤의 이야기처럼 억지로 강요하는 것보다 생물학적 측면을 고려한 독서가 이루어진다면 보다 효과적일 것이다. 핀란드의 아이들은 초등학교에 들어가서 글을 읽고 쓰기를 배우는데도 세계의 어느 나라보다 학업성취도가 우수한 것을 보면 우리의 독서 방법에 대해 다시 한번 생각해 볼 필요를 느낀다.

 

 written by 곽동우

 

 

비고츠키, 학이시습, 244쪽, 2009

 

또 다른 대가를 만나다!

세상에는 정말 똑똑한 사람도 많습니다. 러시아(구 소련)의 심리학자이면서, 교육이론가인 비고츠키입니다. 33살에 결핵으로 목숨을 잃었지만 그가 연구한 내용과 업적은 최근에 오면서 더욱 빛을 발하는 모양입니다. 피아제가 장수하면서 자신의 견해를 계속 발전시킨 것과는 달리 비고츠키는 짧지만 매우 빛나는 연구 성과를 이룩했고, 루리아와 같은 훌륭한 제자를 통해 자신의 연구를 세계에 알리게 됩니다.

 

발달 이론을 제시하다!

피아제와 비슷하게도 비고츠키 역시 발달 이론을 통해 인지를 연구합니다. 그가 활동했던 시기의 심리학은 행동주의 심리학이 지배적인 시기였습니다. 즉 인간의 사고 과정을 내면적으로 살피기 보다는 자극에 대한 반응만을 객관적인 사실로 인정하는 행동주의에 경도된 면이 강했습니다. 반면 인간 사고 과정에 대한 연구는 주로 철학의 연구 주제였는데, 과학적인 검증보다는 지나치게 사변적으로 흘렀습니다.

 

비고츠키는 이러한 두 가지 경향의 문제점을 지적하면서 인간의 사고를 과정 중심에서 살펴야한다고 주장하는 한편, 잘 개선된 과학적인 실험 방법을 적극적으로 도입했습니다.

 

특히 비고츠키는 아동의 인지발달을 연구합니다. 위 두 가지 상반된 경향을 변증법적으로 종합하기 위해서는 인지 발달을 과학적으로 연구하는 것만이 인지에 대한 바른 이해를 위한 지름길이라고 생각했던 모양입니다.

 

말하기 발달 단계의 특별한 의미

비고츠키는 피아제와는 달리 말하기가 아동의 행동과 더불어 인지발달에서 매우 중요한 요소이며, 말하기의 발달에도 일정한 단계가 있음을 밝히고 있습니다.

 

비고츠키의 연구원이었던 레비나의 실험에서 어려운 과제를 수행하는 아이들은 자기중심적 말하기를 통해 스스로 행동을 통제한다는 사실을 발견했는데, 말하기 다시 말해 언어의 출현은 바로 자기 통제적인 기능, 자기 계획적인 기능으로 작용한다고 주장합니다.

 

아주 어린 유아에게는 행동이 모든 것에 선행하지만 말하기가 점점 발전하면서 아동은 행동 이전에 점차 행동을 계획하게 됩니다. 언어는 행동을 통제하는 수단으로 발전하면서, 환경에 속박되어 있던 아동이 환경으로부터 벗어나도록 돕는다는 것입니다.

 

언어의 재발견

비고츠키에게 있어 언어는 인간의 고등심리가 출현하는 근본적인 수단입니다. 피아제가 언어보다는 언어 이전의 사고 원형을 탐구하려 했다면, 비고츠키는 사고의 원형이 언어를 통해 어떻게 고등심리로 발전하는지를 주로 살피고 있습니다.

 

말하기와 기호 습득으로 이어지는 언어의 발전은 인간의 심리 구조를 완전히 재조직합니다. 어떤 면에서 시각에 의존하던 원시적인 사고 형태가 새로운 문명적인 사고로 전환하는데 결정적인 작용은 바로 언어의 역할 때문입니다.

 

비고츠키는 시각과 언어를 비교합니다. 시각은 독립적인 요소등이 동시적으로 지각되는 '전체성'을 그 특징으로 한다고 합니다. 어떤 면에서 원시 인간의 지각은 시각에 의존하는 직접적인 지각입니다. 그러나 여기에 언어가 매개가 되면 이야기가 달라집니다. 말은 순차적입니다. 각 요소들이 각자 분리돼 이름 붙여지고 다음에 문장 구조로 연결되기 때문에 말은 근본적으로 '분석적'이라고 합니다.

 

말하기가 발전하게 되면서 인간은 전체적이고 즉각적인 시각에서 점차 순차적이고 분석적인 형태로 지각의 구조를 변화시키게 됩니다. 태고의 원시 지각은 점차 현대 언어에 오염된다고나 할까요? 직관과 통찰적인 사고는 논리적이고 분석적인 과학의 언어에 희생된다고나 할까요?

 

언어는 아동의 행동에서 선택의 기능을 담당하게 됩니다. 여러 그림이 그려진 건반에서 행동을 지시하는 기호체계가 존재하면, 아동은 스스로 행동을 통제하기 시작한다고 합니다. 기호체계는 아동의 심리 구조를 변화시켜 스스로의 행동을 통제하는 수단으로 발전합니다.

 

아동의 행동 기능 중에서도 매우 중요한 기능은 주의 기능입니다. 여기서 단어나 기호 체계의 지시기능을 받아들인 아동의 주의는 스스로 속박된 지각의 구조로부터 독립해 자신의 심리구조를 재조직화할 수 있다고 합니다. 즉 자신의 주의를 통제해 새로운 구조적 중심을 만들게 됩니다.

 

아까 언어는 순차적이라고 했습니다. 주의를 통해 구조적인 중심을 만든 아동이 순차적인 언어를 사용하는 순간, 아동의 지각에는 새로운 시간장이 펼쳐집니다. 말을 하는 아동은 역동적인 방식으로 주의를 기울일 능력을 갖추게 됩니다. 즉 과거 활동의 견지에서 현재 상황의 변화를 바라볼 수 있고, 미래의 관점에서 현재의 행동을 할 수 있게 됩니다. 뇌과학자 이나스가 주장하듯 동물이나 어린 유아의 지각은 '기억된 현재'에 불과하다면, 언어의 등장으로 인간의 지각은 시간속에서 과거와 미래를 넘나드는 고등 심리구조를 갖게되는 것이죠.

 

여기서 비고츠키는 매우 철학적인 견해가 피력합니다.

"주의장은 지각장으로부터 독립해 역동적인 심리 활동의 한 요소인 시간 위에 자신을 펼칠 수 있다."

 

더 나아가 비고츠키는 이렇게 주장합니다.

"발달한 지성보다 의도적 활동이 인간과 동물을 더 명확하게 구별해 주는 특성"이라고. 목적지향성이라는 매우 중요한 주제입니다. 동물이나 어린 유아는 환경에 속박되어 있습니다. 환경의 자극에 반응하는 것이 일반적인 행동입니다. 그러나 인간이 성장하고 언어를 사용함에 따라 내적인 통제 수단을 갖게 됩니다. 즉 환경에 단지 반응하는 것이 아니라 자신의 내적 동기와 목표에 따라 움직일 수 있게 되는 것, 이것이 바로 동물과 인간의 가장 큰 차이라는 주장입니다.

 

 

기억에 대한 놀라운 견해

생각할수록, 곱씹을수록 놀랍다는 생각뿐입니다.

기억의 발달을 이야기하면서 비고츠키는 언어는 기억을 위한 매듭이라는 견해를 피력합니다.

인간이 동물과 다른 고등심리를 갖게 되는데, 이때 기억의 기능이 매우 중요하다고 합니다. 특히 언어를 매개로  기억은 새롭게 조직화되는데, 이것은 마치 어떤 것을 기억하기 위해 매듭이나 표시를 해놓는 것과 같은 이치라는 거죠.

 

기억의 발달에는 3가지 단계가 있다고 합니다. 첫 번째 단계는 유아 시기 발달하는 단계로서 직접적으로 환경을 모사하는 단계입니다. 두 번째 단계는 기호를 보조적인 기억 수단으로 삼는 단계로 아동 시기가 이에 해당합니다. 마지막 단계는 기호가 내면화되어 보조적인 수단없이도 기억하는 성인의 단계입니다.

 

기호와 언어를 이용해 인간은 기억을 재조직합니다. 마치 잊지 않기 위해 우리가 메모를 하는 것처럼 인간은 기호를 보조적인 수단 또는 직접적인 수단으로 삼아 기억을 조직합니다. 그러나 성인이 되면 이미 기호 사용이 숙달되어 있기 때문에 굳이 보조 수단을 사용하지 않아도 기억을 조직할 수 있습니다.

 

이게 과연 어떤 의미일까요? 보조적인 수단으로 사용하던 표식이란 뇌의 입장에서는 일종의 조건입니다. <기억을 찾아서>(뇌과학이야기)에서 파블로프의 조건화 반응을 이야기한 적이 있습니다. 이때 조건화 반응을 말하면서 큰 자극과 작은 자극이 상호연결되면 매우 강력한 기억이 형성된다는 사실을 말한 바 있습니다. 인간이 기억의 수단으로 보조적인 매듭이나 표식 등을 사용하는 것은 기억의 일시적인 연결을 증폭시키는 조건화 반응과 같은 것입니다. 언어가 바로 인간 기억의 매개 기능을 담당하는 매개체라는 사실입니다.

 

사물에 대한 명명이든 동작을 나타내거나 속성을 묘사하는 언어나 기호는 모두 결국 기억을 위한 매개체라는 것이죠. 사실 뇌의 입장에서 언어나 기호는 아무런 의미가 없습니다. 단지 어떤 자극에 대한 반응으로서 연결된 그 무엇일뿐입니다. 이때 이러한 뇌의 반응 과정에서 언어가 중개되어 있다면 이것은 단서나 조건처럼 기억을 저장하거나 불러오는 수단으로 작용합니다. 우리가 어떤 것을 기억하기 위해 메모하거나 문명이 발달되지 못한 원시 부족들이 표식을 남기는 것은 바로 고도의 고등언어를 사용하기 전단계의 기억 과정으로 생각할 수 있습니다. 현대 성인의 경우에는 언어를 내면화하는 능력을 구비하고 있기에 굳이 이러한 보조적인 수단을 사용할 필요가 없죠. 참으로 놀라운 견해입니다.

 

사회성과 제스처

언어는 처음에는 보조적인 수단으로 이용되다가 점차 내면화 과정을 통해 성숙된다고 했습니다.

 

이와 비슷한 내면화 단계로 비고츠키는 아동의 제스처를 예로 들고 있습니다. 특히 가리킴이 등장하는 것이 바로 언어의 내면화와 비슷한 발달 단계를 갖는다고 합니다.

 

예컨데 어린 아동이 높은 곳에 있는 무엇인가를 집으려고 합니다. 그러나 아동은 그것이 손에 닿지 않습니다. 피아제도 비슷한 예를 언급한 바 있는데, 이때 피아제는 이것을 중단된 행동의 반복으로 묘사했던 것 같습니다.

 

그러나 비고츠키는 여기서 새로운 견해를 피력합니다. 바로 사회성입니다. 무엇인가를 집으려는 아이는 닿지 않은 물건에 대한 행위를 반복합니다. 이때 현실에서는 이 중단된 행동을 어른이 매개합니다. 바로 어른이 그 물건을 집어줍니다. 바로 사회성이 투영되는 순간입니다. 다른 사람과의 관계에서 아동은 자신의 욕구를 충족하게 됩니다. 이때부터 아동은 자신의 욕구를 충족시키기 위해 어떤 대상을 가리키면 됩니다. 가리킴, 즉 지시기능은 바로 언어의 또 다른 표현입니다.

 

아동은 가리키는 제스처로 자신의 욕구를 충족시키고 언어의 전조적인 형태를 배웁니다. 이때 아이는 대인관계 즉 사회적인 관계를 또 다른 수단으로 하여 자신의 욕구를 충족시킵니다. 문화라는 수단은 아동이 지시기능을 내면화하는 과정에서 반드시 통과해야 하는 지점입니다.

 

근접발달영역

비고츠키는 크게 발달과 학습의 관계에 있어서 '발달>학습'이라는 입장입니다.

 

일반적인 교육과정이 발달의 목표에만 매달려,  발달의 동태적인 측면, 즉 어떤 조건에서 학습은 발달을 촉진할 수 있다는 것을 간과하고 있다고 주장합니다. 다시말해 아동의 발달은 자기주도적인 능력만으로 평가할 수 없으며, 외부적인 조건 예를들면 교사의 지도나 또래집단의 협조가 이루어지는 과정에서도 발달은 이루어진다는 견해를 피력합니다.

 

근접발달영역 개념은 아동의 발달과 학습에 있어서 학습이 갖는 유의미성을 강조하는 주의입니다만 너무 간략해서 좀더 많은 사례나 연구 등이 있었으면 좋겠다는 생각이 듭니다.

 

놀이의 재발견

놀이를 비고츠키는 어떻게 바라보고 있는가?

물론 아동 시기에 놀이의 중요성을 모르는 사람을 없을 것입니다.

그런데, 왜 그것이 중요한 것인지 정확히 말할 사람 또한 많지 않은 것 같습니다.

 

아동 발달 시기에서 놀이는 사물과 의미, 행동과 의미에 중요한 변화를 가져오는 매개체입니다.

시각장에 속박되어 있던 아동은 놀이 과정에서 사물의 속성만을 이용해 의미를 분리시키기 시작합니다. 예를들어 막대기를 이용해 말타기 놀이를 한다고 가정하면, 이때 막대기는 말의 속성을 갖는 그 무엇입니다. 막대기는 말의 속성을 가진 상상의 사물이 됩니다. 놀이를 통해 아이는 시각장의 속박에서 벗어나 의미를 가지고 놀게 되는 것입니다. 물론 이러한 과정에도 발달단계가 존재합니다. 아직 아동은 그 의미 뒤에서 사물을 봅니다. 예를들어 막대기 뒤에 있는 말을 상상한다는 거죠. 다른 사물이 말을 대체하는 것에 대해 거부할 수도 있습니다. 왜냐하면 그 사물의 속성 어디에도 말을 상징하는 것을 상상할 수 없기 때문이겠죠. 그런 의미에서 아직 아동의 인지 발달은 성인의 수준에 미치지 못한다는 것입니다.

 

놀이는 바로 사물과 행동의 구속에 제약되어 있던 아동의 인지 능력을 자유롭게 만드는 과정입니다. 아주 어린 시기에 아동은 사물이나 행동에서 의미를 분리할 수 없습니다. 유치원에 가는 나이 정도는 되어야 의미를 분리해 상상의 나래를 표현할 수 있습니다. 이때 놀이가 매우 중요한 역할을 수행한다고 합니다.

 

놀이는 또한 아동의 욕망을 자기주도적으로 푸는 과정입니다. 현실에서는 풀 수 없는 욕구도 놀이에서는 자유롭게 발산할 수 있습니다. 반면 이 과정에서 아동은 놀이가 갖는 기본적인 규칙을 준수하게 됩니다. 그러나 규칙은 현실 세계에서 이루어지는 수동적인 규칙과는 다릅니다. 자신이 동의하고 창조하는 스스로가 동의한 규칙입니다. 규칙에 대한 자발적인 동의는 아이의 사회성을 강화시킴은 물론 자신의 욕구를 해소하는 분출구 역할을 수행하도록 돕습니다.

 

결론을 대신하여

비고츠키의 인지발달이론은 전반적으로 매우 의미있고 심도있는 내용이 주를 이루고 있습니다. 여러번 곱씹어서 읽어야 그 의미를 제대로 이해할 수 있을 것으로 판단됩니다.

 

이 책은 비고츠키 사후 비고츠키가 공식적으로 발표하거나 발표하지 못한 논문이나 자료들을 모아 새롭게 편집한 것입니다. 비록 1900년대 초반 작품들이지만 그 의미는 오늘날 우리에게도 시사하는 바가 매우 큽니다.

 

교육학이나 기타 인지과학에 관심있는 분들이 보시면 매우 흥미로워하실 부분이 많습니다. 저도 물론 여러번 숙독해야할 필요성을 강하게 느꼈습니다. 그럼 즐겁게 감상하시길 바라면서...

스트레스 (STRESS)
 
 
8.4 | 네티즌리뷰 6건
로버트 새폴스키| 이지윤, 이재담| 사이언스북스 | 2008.11.28
원제 Why zebras don't get ulcers
페이지 758| ISBN  8983712325 | 도서관 소장 정보 국립중앙도서관
정가 30,000원
스트레스의 원인과 대처법을 소개하다
로버트 새폴스키는 <스트레스: 당신을 병들게 하는 스트레스의 모든 것>라는 두툼한 책에서 매우 흥미로운 주제를 전개
하고 있다. 스트레스가 아무렇지 않게 일상화된 사회에서 그의 주장이 새로운 까닭은 우리가 잘 몰랐던 스트레스를 다시
한 번 확인하는 차원이 아니다. 무엇보다도 그는 스트레스가 전적으로 나쁘다는 것은 오해라고 한다. 이 책에서 그...

책소개

스트레스 전문가가 밝히는 스트레스 대처방법

내일 있을 회의에 대한 걱정으로 밤새 잠을 설친 당신, 엉금엉금 거북이보다 더 느리게 기어가는 교통 체증으로 뒷골이 땡기는 그대들를 위한『메디컬 사이언스』9권《스트레스》. 이 책은 30여 년간 스트레스를 연구한 신경 내분비학자인 저자가 스트레스의 원인을 파악하고 스트레스 반응이 일어나는 매커니즘과 스트레스 대처법을 소개한다.

《스트레스》는 불투명한 스트레스에 대한 개념을 바르게 잡고 호르몬과 뇌 부위들이 스트레스에 어떻게 반응하는가를 살펴본다. 우울과 스트레스의 상관관계를 찾아보고 수면과 중독의 관련성, 스트레스가 노화에 미치는 영향도 함께 보여준다.

저자는 이 책에서 삶 속에서 통제 능력과 예측 가능성, 취미와 사회활동을 통한 스트레스 해소방안을 제시한다. 2080법칙에 따른 스트레스 관리방법을 통해 스트레스를 일상생활에서 미리 예방할 수 있는 자신의 능력을 깨달아야 할 것임을 알려준다.

[인터넷 교보문고 제공]

저자소개

로버트 새폴스키

하버드 대학교에서 생물 인류학을 전공한 후 록펠러 대학교에서 신경 내분비학으로 박사 학위를 받았다. 현재 스탠퍼드 대학교 생물학과 및 의과 대학 신경학과, 신경 외과 교수로 재직 중이다. 30여 년간 아프리카 세렝게티에서 인간과 근연 관계에 있으면서 고도의 사회성을 지닌 개코원숭이의 행동 관찰을 통해 지배 서열 및 개체의 성격과 스트레스 관련 질병 간의 상관관계를 연구하였다. 이와 동시에 스탠퍼드의 연구실에서는 쥐 실험을 통해 만성적인 스트레스가 신체적, 정신적으로 미치는 영향을 연구, 세계 최초로 스트레스가 뇌의 해마에 있는 신경 세포를 파괴한다는 것을 입증하였다. 맥아더 재단과 앨프리드 P. 슬론 재단, 알츠하이머 협회, 국립 보건원 등 수십 곳의 정부 기관과 장학 재단으로부터 연구 지원을 받았다.

「뉴욕 타임스(The New York Times)」가 “제인 구달에다 코미디언을 섞으면, 새폴스키처럼 글을 쓸 것이다.”라고 평했을 만큼 유려하면서도 톡톡 튀는 유머로 무장한 독특한 글쓰기로 「디스커버(Discover)」, 「뉴요커(The New Yorker)」, 「사이언티픽 아메리칸(Scientific American)」 등에 기고하고 있으며, 『영장류 자서전(A Primate’s Memoir)』, 『테스토스테론과 씨름하기(The Trouble with Testosterone)』 등의 대중 과학서를 썼다.

[YES24 제공]

목차

머리말 7 / 1. 스트레스와 당신 19 / 2. 스트레스와 뇌 47 / 3. 스트레스와 심장 69 / 4. 스트레스와 에너지 대사 95 / 5. 스트레스와 소화 113 / 6. 스트레스와 성장 143 / 7. 스트레스와 성(性) 143 / 8. 스트레스와 면역 215 / 9. 스트레스와 통증 277 / 10. 스트레스와 기억 301 / 11. 스트레스와 수면 337 / 12. 스트레스와 노화 357 / 13. 정신적 스트레스 375 / 14. 스트레스와 우울증 403 / 15. 스트레스와 성격 459 / 16. 스트레스와 중독 497 / 17. 스트레스와 사회적 서열 523 / 18. 스트레스 관리하기 569 / 주(註) 623 / 더 읽을거리 645 / 화보 판권 757

[알라딘 제공]

출판사 서평

내일 있을 회의에 대한 걱정으로 밤새 잠을 설쳤는가?
연일 떨어지는 주가로 만성 소화 불량에 시달리고 있는가?
두 시간째 꿈쩍도 않는 교통 체증으로 뒷골이 땅기는가?


사소하게는 집 앞 골목길에서의 주차 시비에서부터 직장 내 진급, 아이 교육, 내 집 장만, 경기 불황에 이르기까지 현대인을 괴롭히는 스트레스의 목록을 나열하자면 끝이 없다. 이렇듯 “아, 스트레스 받아!”라는 말을 일상적으로 내뱉을 정도로 만성적인 스트레스에 둘러싸인 채 그로 인한 각종 질병을 달고 살아가고 있지만, 우리는 정작 스트레스가 무엇인지, 우리 몸과 마음에 얼마나 해로운지, 그 정체조자 알지 못한다. 이토록 스트레스 가득한 세상에서 스트레스 없이 살아가기란 불가능한 일일까? 정녕 스트레스의 늪에서 벗어날 수는 없는 것일까? 30여 년간 스트레스를 연구한 저명한 신경 내분비학자이자 영장류학자인 로버트 새폴스키 박사는 스트레스의 원인이 무엇인지 정확하게 파악하고, 인체 내에서 스트레스 반응이 일어나는 메커니즘을 이해한다면 스트레스란 결코 극복하지 못할 불치병이 아니라고 말한다. (주)사이언스북스에서 출간한 『STRESS: 당신을 병들게 하는 스트레스의 모든 것(Why zebra don’t get ulcers)』은 일상적이기에 쉽게 넘겨 버리고 마는 스트레스가 단지 소화 불량이나 편두통에서 그치지 않고 심장병과 고혈압, 퇴행성 뇌질환 등 심각한 질병을 야기하는 원인이 될 수 있음을 경고하고, 효과적으로 스트레스를 관리할 수 있는 스트레스 대처법을 소개한다.

스트레스와 당신
가만히 눈을 감고 당신에게 스트레스를 유발하는 것들을 한번 떠올려 보자. 직장 상사와의 갈등, 대출 이자, 주가 폭락, 노후에 대한 불안……. 하루에도 수십 번 당신의 혈압을 오르락내리락하게 만들고, 얼굴이 빨개지도록 가쁜 숨을 몰아쉬게 만드는 것은 당장 신체에 위협을 가하는 사건이 아닌 정신적이거나, 사회경제적 문제인 경우가 대부분이다. 때로는 눈앞에 당면한 것이 아닌, 아직 일어나지도 않은, 그리고 실제로 일어날지, 일어나지 않을지조차 알 수 없는 먼 미래의 일이기도 하다. 그렇다면, 왜 내 몸에 직접적인 해를 끼치지 않는 사건들에 대해 단지 머릿속에서 생각만 하는 것으로도 심장 박동수가 격렬하게 증가하고 뒷골이 땅기며 소화도 잘되지 않고, 계속될 경우 온몸에 무기력감이나 피로감이 찾아오는 것일까? 여기서 스트레스 전문가인 새폴스키 박사는 스트레스 반응을 제대로 이해하기 위해 아프리카 사바나로 눈을 돌려 볼 것을 권한다. 햇볕이 따사로이 내리쬐는 어느 가을 오후, 슬슬 느껴지는 공복감에 간식으로 무얼 먹는 게 좋을까 고민하며 당신은 한가로이 초원을 거닐고 있다. 마침 근처에 있는 숲속에 과실수들이 있다는 데 생각이 미치며 막 숲 언저리에 발을 디딘 순간, 아뿔싸! 나무 밑에서 낮잠을 즐기던 사자와 부딪히고 말았다. 예상치 못했던 위급한 상황에 맞닥뜨리자, 당신 신체의 모든 장기가 위기에 대처하기 위해 즉시 변속기를 바꾸어 넣는다. 소화관은 활동을 정지하고, 호흡수는 급격하게 상승한다. 성호르몬 분비는 억제되며, 한편으로 에피네프린, 노르에피네프린, 당질 코르티코이드는 혈류 속으로 쏟아져 나온다. 걸음아, 나 살려라, 냅다 뜀박질을 치기 위해 심장 박출량은 더욱 증가되어 다리 근육에 산소와 에너지를 마구 공급한다.

애초에 스트레스 반응은 적을 맞닥뜨리는 것과 같은 긴급 상황에서 신체 내 기관을 동원하여 재빨리 적으로부터 도망칠 수 있도록 하기 위한 것이었다. 저장 부위로부터 신속하게 에너지를 동원하여 주요 근육으로 가능한 한 빨리 전달해야 할 필요성으로 인해 심박수, 혈압, 호흡량은 증가하고, 소화 과정이나 면역, 생식 등과 같은 장기 계획은 당분간 연기되는 것이다. 그러나 우리 인간은 야생의 아프리카를 떠나오면서 사자를 맞닥뜨리거나 바위 밑에 숨어 있는 뱀에게 물리는 등 직접 몸에 와닿는 육체적 스트레스의 대부분을 훌훌 털어 버렸다. 대신 사회의 발달과 더불어 더욱 다양해지고 고도화된 정신적 스트레스를 짊어지게 되었다. 긴급한 상황에서 적으로부터 우리 목숨을 지켜 주는 역할을 하는 스트레스 반응이, 원인이 되는 스트레스가 변질됨에 따라, 거기에 더해 장기화, 만성화되면서 오히려 우리 몸과 마음을 병들게 만드는 적으로 돌변하게 된 것이다.

스트레스와 질병
만성적인 스트레스가 우리의 몸과 마음에 해를 끼친다는 사실은 이미 오래전부터 알려져 있던 사실이다. 하지만 스트레스를 주는 사건들의 성격상 일상다반사로 발생하는 문제들이다 보니, 어느 정도로 영향을 끼칠 수 있는지, 그 심각성에 대해서는 자세히 알려져 있지를 않았다. 얼마 전 외신을 통해 보도된 리더십이 나쁜 직장 상사 아래에서 일하는 직원쟀 경우 심장질환에 걸릴 확률이 다른 사람보다 25퍼센트나 높아진다는 스웨덴 카롤린스카 연구소의 연구 결과에서 보듯이 최근 들어서는 스트레스와 여러 질병 간의 실질적인 관련성이 자주 보고가 되고 있다. 이렇게 현대인들의 고질병인 스트레스가 보다 심각하고 목숨까지 앗아가는 치명적인 질환인 심장병이나 고혈압, 위궤양 등을 유발할 수 있음을 연구하는 스트레스 생리학의 중심에 있는 인물이 바로 이 책의 저자인 새폴스키 박사이다. 새폴스키 박사는 30여 년간 아프리카 케냐에서 인간과 유사한 고도의 사회성을 지녀 지배 서열 등 개체 간 관계에 의해 각종 스트레스를 겪는 야생 개코원숭이 사회를 통해 집단과 스트레스의 상관관계를 연구하였으며, 동시에 스탠퍼드 대학교 의과 대학에서 쥐 실험을 통해 세계 최초로 스트레스가 뇌의 해마에 있는 신경 세포를 파괴한다는 것을 입증하는 등, 스트레스와 뇌질환과의 연관성을 연구하기도 하였다. 의학 및 과학 잡지를 비롯한 전문 학술지뿐만 아니라 일반인을 대상으로 한 각종 일간지와 잡지에 정기적으로 글을 쓰는 등 전 세계적으로 스트레스 전문가로 통하는 새폴스키 박사는 스트레스와 관련한 그간의 연구 성과들을 집대성하여, 단순히 스트레스 관리법을 나열하는 데 그치는 기존의 자기 치유서나 실용서가 아닌 스트레스를 완벽히 이해함으로써 개인에 맞는 현명한 스트레스 대처법을 찾아가는 유일무이한 스트레스 백과서전을 펴냈다.

먼저 이 책은 스트레스로 인해 어떤 신체적, 정신적 질병들이 야기될 수 있는지, 스트레스 반응의 원리와 메커니즘 및 그로 인해 발생하는 질병의 심각성을 알리고 있다. 그 과정에서 일반인들에게 다소 어렵게 느껴질 수 있는 의학적 개념과 지식을 동원하면서도 『뉴욕 타임스(The New York Times)』가 “제인 구달에다 코미디언을 섞으면, 새폴스키처럼 글을 쓸 것이다.”라고 평한 대로 톡톡 튀는 유머로 무장한 대중적인 글쓰기로 스트레스를 받는 동안 호르몬 분비의 변화로 인해 발생하는 심혈관과 신경계, 면역계 등 각종 체내 시스템의 변화를 알기 쉽게 소개한다. 또한 이러한 스트레스가 반복적이고 만성적이 됨으로써 어떻게 각종 질환을 야기할 수 있는지, 그리고 더 나아가 노화나 우울증, 불안 장애 같은 정신적 질병과도 어떤 연관성을 갖는지를 상세히 알려 준다.

스트레스와 관리
그렇다면 죽음의 문턱에 이를 수도 있을 치명적인 질병을 야기하는 이 수많은 스트레스들에 어떻게 대처해야 할 것인가? 새폴스키 박사는 우선 현대인에게 정신적인 스트레스를 야기하는 특정 양상을 살펴보며 그 정확한 원인을 따져볼 것을 권한다. 먼저 직업적 스트레스와 관련해서는 통제의 상실이 중심부에 자리하고 있다. 거대한 조직에서 위로부터 하달되어져 오는 요구와 명령에 복종함으로써 스스로의 일에 대해 통제권을 발휘할 수 없다는 데서 오는 상실감, 이는 고상하고 선망받는 오케스트라의 전문 연주자건, 컨베이어벨트에서 단순 부품 조립 작업을 하는 기계공이건, 직업군에 상관없이 스트레스를 주는 요인으로 나타난다. 그리고 주위에서 발생하는 일들과 관련해서는 실제로 그 일이 일어날 것을 미리 알고 있느냐, 알고 있지 못하느냐 하는 예측 가능성과, 친구나 동료, 가족에게 기댐으로써, 또는 취미와 각종 사회 활동 등을 통해 욕구 불만을 해소할 수 있는 방도가 있는지 등이 스트레스와 연관성이 있는 것으로 나타났다. 따라서 삶 속에서 통제 능력과 예측 가능성을 더 많이 가지고, 적절한 운동 등의 취미 생활과 친구나 가족과의 대화, 사회적 협력 등을 통해 욕구 불만을 해소하는 것은 스트레스를 완화하는 데 커다란 도움이 될 수 있다.

새폴스키 박사는 스트레스 관리의 원칙으로 80/20 규칙을 제안한다. 소매업에서는 “소비자의 20퍼센트가 80퍼센트의 불평을 제기한다.”로, 범죄학에서는 “범죄자의 20퍼센트가 범죄의 80퍼센트를 저지른다.” 등 사회 곳곳에서 여러 변형된 버전으로 소개되고 있는 이 80/20 규칙을 스트레스 관리에 적용하여 “노력의 첫 20퍼센트가 스트레스의 80퍼센트를 경감시킨다.”고 이야기하는 것이다. 스트레스를 받아 온몸이 아픈 누군가를 위해 친구나 가족이 아무리 나서서 절실하게 치료를 돕는다 하더라도 당사자가 진심으로 원하고 마음먹지 않는 한, 어떠한 것도 변하지 않는다. 사실 이는 정신 건강 전문가들뿐만 아니라 누구나가 알고 있는 기본적인 진리이다. 무슨 일이든 스스로가 진심으로 바뀌길 원하고, 바꾸기 위해 노력하려는 단순한 행동만으로도 변화는 이미 시작된다는 것은 널리 통용되고 있는 80/20 규칙에서도 보듯 모르는 사람이 없는 사실인 것이다. 하지만 어쩌면 우리 현대인들은 스트레스가 너무나 일상적이기에, 얼마나 우리 몸과 마음을 병들게 하는지 하는 그 심각성을 미처 알지 못하기에

[YES24 제공]



도서명: -84
저자: 제럴드 에델만
출판사: 범양사
토론자: 박문호
모임일시: 2005..1.2.

[ 신경과학과 마음의 세계 ]
제럴드 에델만 저 황희숙 역 범양사

http://www.scripps.edu/

세계적인 신경생물학자인 저자가 인간의 두뇌에 대하 여 설명한 전문서. 의식과 사고가 인간 뇌의 진화로부터 어떻게 생겨났는가의 탐구를 통해 마음이 신경진화의 산물임을, 신경세포로부터 의식 있는 마음에 이르 는 통로를 기술, 입증하였다.


차례


1. 마음
2. 마음을 자연 속으로 되돌려 놓기
3. 마음을 이루는 물질
4. 심리학을 생물학적 기반 위에 올려 놓기
5. 형태와 마음 : 다윈 프로그램의 완성
6. 위상생물학 : 배로부터의 교훈
7. 다시 생각해 볼 문제들
8. 재인에 대한 학문들
9. 신경 다윈주의
10. 기억과 개념 : 의식으로 가는 다리 놓기
11. 의식 : 기억된 현재
12. 언어와 고차원적 의식
13. 주의와 무의식
14. 층과 고리 : 요약
15. 학설들의 무덤 : 철학과 그 주장들
16. 기억과 개인의 영혼 : 어리석은 화원론에 맞서서
17. 고차원의 산물 : 사고, 판단, 정서
18. 마음의 병 : 재통합된 자기
19. 의식있는 인공물을 구성할 수 있는가?
20. 대칭과 기억 : 마음의 궁극적인 기원에 대하여
21. 에필로그
22. 생물학 없는 마음 : 비판적 후기


마음에서 출발하기에 항상 과학의 공격으로부터 끝까지나마 저항이 가능하다고 여겼던 종교와 철학이 그 터전을 상실하고 항복을 강요받고 있다. 마음도 이제는 더 이상 비밀스러운 영역이 아니다. 인간이라는 이름의 생물체가 발현하는 한 현상일 뿐이다. 마음 안에 또 하나의 인간이 들어 있어 독자적인 말과 생각을 늘어놓는 것이 아니다. 마음 현상을 설명하면서 마음에다 절대적 특권을 부여하는 것은 이제 일방적인 처사로 간주된다. 생물학에서 시작하지 않는 마음 탐구는, 마음이 그 동안 지탱해온 우월적 신비성을 따로 빼돌리기 위한 변장술의 일환이다. 마음을 생물학에서 출발시킴으로 자연과 괴리된 마음이 아니라 자연의 일부로서 제 본질을 드러내는 마음의 실체를 찾아주고자 하는 것이 본 책의 의미이다. 이 주장의 바탕 고리를 나열해 본다.
자연이라는 것이 인간이 수신해서 해독해 낼 수 있는 신호의 체제가 아니다. 물리학자들이 물질을 다루면서 측정 가능한 모델로 삼고서는 그것으로 마음의 영역까지 확대시킨 것은 잘못이다. 두뇌를 구성하고 있는 물질 조직의 물리적 성질을 해명하는 것으로는 어떻게 해도 마음을 설명할 수 없다. 뇌가 정교한 컴퓨터의 일종이라는 견해는, 사건을 분류하는 두뇌의 작용이 컴퓨터의 논리나 계산과 전혀 닮지 않다는 명백한 증거에 의해 와해되어야 마땅하다. 두뇌의 구성요소가 '물질이 아니다'라는 말은 아니다. 물질과 물질 사이를 연결하는 전기 배선 같은 것이나 소프트웨어 같은 것은 없다는 말이다. 두뇌는 마치 정글과 같다. 이 정글 속에서는 형성되는 마음의 의식은 실체로서 존재하는 것이 아니라 하나의 과정으로 등장된다. 자극에 따른 반응적 행동을 연구하는 것으로 인간의 정신을 설명할 수 없다. 현재의 인간 두뇌를 이끌어온 원동력에는 유전적 고유의 항구성과 기억이라는 요소가 주도했다. 따로 궁극적 목표점으로 이끄는 지령 같은 것이 있는 것이 아니다. 즉 또하나의 절대적 소형인간 같은 것이 두뇌 안에 들어 있다고 가정할 필요가 없다. 저절로 실시되는 선택 행위에 통해서 개체군 유전자의 빈도를 높이게 된다. 그러나 DNA에서 단백질이 형성되는 차원과 세포에 의해서 두뇌를 형성하기 위한 배(胚)가 발달하는 차원은 또 다른 차원이다. DNA에서 RNA를 만들고 또한 그 RNA에서 단백질을 만드는 것은 우전 정보의 특성을 부여하는 차원이다. 그러나 배(胚)가 만들어지는 것은 단백질이 아니라 다양한 유형의 세포가 모여서 이루어진다. 이 세포들은 하나 하나가 서로 다른 단백질로 구성되어 있다. 지정된 기관이 형성되는 것은 철저히 '장소 의존적'이다. 특정한 곳에 세포가 오게 되면 세포 사이에 교류가 일어난다. 이 교류는 단일층에서 벗어나 층 자체가 변이 되는대로 그 결합을 풀지 않고 움직이며 작업한다. 이 과정에서 세포가 분화되는데 적절한 신호를 통해 차별화된 유전자를 소지하면서 바로 이 분화로 인해 간세포가 피부 세포와 다르게 되고, 피부세포가 뇌세포와 다르게 되는 것이다. 여기에 동원되는 유전자는 세포의 특수화와 연속적인 조화가 일어나야 하는데 이는 배 형성에 있어 단백질 모양을 지정해주는 유전자만에 설명치 충분치 않다는 것을 의미한다. 바로 예측 불가능한 방식으로 움직이고 또한 소멸되는 개개의 세포야말로 실질적인 구동력이 된다. 비슷하게 생긴 세포의 표면 형성은 특정한 장소의 움직임과 무관하지 않다. 어쨋던 전체적으로 봐서 1차원에 속한 유전자가 3차원 구조에 속한 동물 개체에게 어떤 식으로 영향을 줄 수 있느냐 것에는 환경적 요인을 무시할 수 없다. 생명체의 변이는 적응을 위한 것이다. 환경에서 제공하는 정보(지령)는 필요치 않다. 그러나 생명체 내부에 선택계를 유발시킨다. 인간의 두뇌 역시 내부 선택계로서 작용한다. 이런 선택 시스템의 좋은 예는 인체 내의 면역계에서 찾아 볼 수 있는데 분자 수준에서 이미 자아와 비자아와의 구별이 일어난다. 자아는 항구성과 기억성을 함유하면서 계속 자신의 유전자의 빈도를 증가하는 지향성으로 변화를 위한 선택작용을 계속해 나가는 것이다. 생물학적인 접근은 이처럼 물리학과는 달리 역사성이 있는 시스템이다. 두뇌 안에 있는 뉴런(신경세포)의 집단 선택은 새로운 종류의 신호를 생산하는데 새로 생산된 신호들은 외부 세계의 신호와 더불어 작용해서 재입력을 실시하여 새로운 선택성 특성을 조성한다. 기억이란 두뇌 안에 있는 소뇌와 피질의 역할을 통해서 이루어진다. 소뇌는 움직임을 관장하는 곳이며 피질 중에서 특히 '해마'라는 기관은 단순 기억을 장기 기억으로 전환하는 곳이다. 따라서 이 두 기관과 기저핵의 작용으로 인해 범주화(範疇化)와 재범주화가 일어난다. 범주란 곧 개념 형성을 뜻한다. 개념은 지각과는 달리 즉각적인 입력 없이도 작용이 가능하다. 즉 외부적 자극에 의해서가 아니라 스스로의 활동에 의해서 지도화가 일어나는데 전두엽, 측두엽, 두정엽과 같은 고차원적 피질 등에서 발견된다. 이로서 기억을 재범주화라 말하고, 개념을 스스로의 활동을 범주화하는 뇌의 산물이라고 표현할 수 있다. 개념화는 곧 언어 능력의 기반이다. 언어 능력 이전에 발생한다. 언어 구사 능력이 있다는 말은 자의식이 이미 생성되어 있다는 말이며 동시에 타인과의 공통적인 감각질을 형성하고 있다는 말이다. 자의식은 우선 1차적 의식부터 출발하는데 이는 자기 신체를 돌보기 위한 기능을 위한 뇌간과 대뇌 변연계(쾌락계)가 상호 연결되어 있고 더나아가서 여기에다 시상피질계가 합세하므로 환경에 적응하는 적합한 학습행위가 가능해 진다. 가치범주와 개념 범주가 형성되어되고 이로서 이미지 형성을 통한 상관관계가 가능하다는 말이다. 하지만 이 단계는 어디까지 동물 수준이다. 인간에게는 이러한 1차의식을 넘어서 고차원적 의식에 성사되는데 이는 피질계의 발달로 가능해진 기능들이다. 특히 언어 가능은 진정한 자기(사회적 자기)의 개념적 표상에 연결되는데 과거에 대한 모형 뿐만 아니라 개성에 대한 개념적 모형도 반드시 형성시킨다. 두뇌에 있어 브로카 영역과 베르니케 영역에서는 언어에 관해서 의미론과 구문론과 음운론의 기능을 발휘하는데 ,음운론적 능력은 학습에 의한 개념과 몸짓과 연계되어 있고, 이로써 의미론이 가능해지고, 의미론의 발생으로 의미를 가진 단어와 구를 조립할 수 있는 구문론이 가능하다. 이와 같은 것은 모두 자기와 세계를 연결하고 과거와 현재와 미래를 모형 기능에 바탕을 두고 있다. 이것은 지각 자력작용과 또 다른 의미론적 자력작용이다. 한 예로서, 우리 자신에게 유리하도록 다른 사람들을 향하여 진지하게 속일 수도 능력도 이런 작용을 통해서 주어진다. 이것은 동물들에 비해서 인간들만이 갖는 고차원적인 의식이다. 동물들도 갖고 있는 의식은 일반 자연 환경과만이 관련되지만 고차원적인 의식은 사회적 환경과 관련 있다. 모든 정신 이상은 뉴런(신경세포)과 뉴런의 연결 고리(시냅스)의 수준에서 고찰이 가능하다. 정신 질환은 범주화, 기억, 재입력, 통합의 장애로 생긴 병이며, 신경학적 질환은 시각, 운동들을 관장하는 국소적 기능성 장애로 인하여 생겨난다. 그러나 어느 경우에도 약물에 의해 치료가 가능하게 된다. 이처럼 마음이란 자연에서 생긴다. 마음이란 자연 환경 속에서의 선택의 결과이지 논리적 결과가 아니다. 논리에 의해서가 아니라 합성된 양식에 의해서 생각이 일어난다. 컴퓨터와는 달리 뇌에는 반복되는 기억이 없다. 뇌는 가치 범주화에 의해 자극되는 것이다. 그래서 인간의 두뇌 작용에 대해서 일률적인 계산 과정(알고리즘)으로 이해하는 인지과학적 관점은 틀린 이론이다. 또한 모든 우주에 걸쳐 의식이나 마음이 있다는 범심론도 옳지 않는 이론인데 그 이유는, 의식이나 마음은 혹독한 물리적 상황에서는 나타나지 않기 때문이다. 예를 들면, 섭씨 10만도에서는 그 어떤 의식이나 화학적 작용도 생성될 수 없다. 생명체는 생명체 차원에서 다루어야지 물리학이나 화학으로 환원해서 다룰 수 없다는 것이 저자의 주장이다. 그것은 지향성이란 오직 마음을 소지하고 있다고 말할 수 있는 생물체의 고유 현상이기 때문이다.

스피노자의 뇌

 

기쁨, 슬픔, 질투, 두려움 등 우리 곁에 늘 존재하고 있는 각종 느낌(feeling)과 감정(affection), 정서(emotion)는 보고, 듣고, 만질 수 있는 구체적인 실체가 아니라는 이유로 지금까지 과학적 담론의 경계 저편에 존재해 왔다. 20세기 들어 마음은 어떻게 만들어지는가, 마음은 어떻게 작용하는가 등 마음의 문제까지도 진화생물학과 신경생물학 등에서 활발히 다루어지기 시작했지만, 느낌과 감정, 정서만은 여전히 과학의 영역으로 편입되지 못한 채 철학적 담론에 머물러 있었다. 그러나 현대 과학의 최전선인 뇌과학 분야에서 선도적인 연구를 이끌고 있는 포르투갈 출신의 유태계 과학자 안토니오 다마지오(Antonio Damosio)는 느낌과 감정, 정서가 우리 마음의 토대를 이루고 있으며, 이들 또한 마음과 마찬가지로 과학적 연구의 대상이 될 수 있음을 주장한다. 그리고 이번에 (주)사이언스북스에서 ?사이언스 클래식?의 9권으로 펴낸 『스피노자의 뇌(Looking For Spinoza)』에서 최신 뇌과학적 연구 성과와 실제 임상 사례를 바탕으로 느낌과, 감정, 정서의 본질을 차근차근 파헤쳐 나간다.


뇌과학자가 되기 위해서는 먼저 스피노자주의자가 되어야 한다!

이 책의 저자인 안토니오 다마지오는 아이오와 대학교 의과 대학 신경과 교수를 지냈으며, 현재는 서던캘리포니아 대학교 뇌과학 연구소 소장을 맡고 있으면서 인간 뇌의 작용에 관한 왕성한 연구 활동을 펴고 있는 현대 뇌과학 분야를 선도하고 있는 대표적인 뇌과학자이다. 전 세계 30개 언어로 번역되었으며, ‘로스앤젤레스 타임스 북 어워드’ 후보에도 오른 첫 책 『데카르트의 오류(Descartes’ Error)』(1994년)에서 정서와 느낌이 인간의 의사 결정에 미치는 영향을 밝힌 것을 시작으로, 두 번째 책인 『사건에 대한 느낌(The Feeling of What Happens)』(1999년)에서는 느낌과 정서가 자아 형성에 끼치는 역할을 논의하였으며, 마지막으로 이 책 『스피노자의 뇌(Looking For Spinoza)』에서 느낌과 정서의 본질을 파헤침으로써 ‘정서-느낌’에 관한 삼부작을 마무리하였다. 책의 제목에서도 엿볼 수 있듯 저자는 ‘정서-느낌’의 삼부작을 17세기의 대표적인 심신 이원론 철학자 데카르트를 반박하는 책에서 시작해서, 그와 동시대 인물이었던 또 다른 철학자 스피노자에 대한 오마주로 마감하고 있다.
그렇다면, 왜 하필 스피노자일까? 20세기 들어 의식과 마음에 대한 과학적 연구가 활발해지면서 마음이란 공간을 차지하지도 않고, 물질적 실체도 없는 것이므로, 마음과 몸은 별개의 것이라는 데카르트의 실체 이원론적 견해는 더 이상 설 자리를 잃게 되었다. 인간 존재를 이해하는 가장 큰 축에 해당하는 심신 문제에서 300년 이상 지배적인 견해로 자리 매김 해 온 실체 이원론적 견해가 타파되기까지는 뇌 영상 기술 등의 과학 기술의 발전과 관점의 혁신적인 전환이 필요했다.
하지만 다마지오는 데카르트와 동시대를 산 스피노자가 그의 저서 『에티카』에서 마음과 몸이 동일한 실체의 평행하는 속성들(표현들)이라 주장하며, 마음과 몸을 서로 다른 실체의 바탕 위에 놓지 않음으로써 당대 우세했던 심신 이원론에 반대되는 시각을 내놓았음을 밝혀낸다. 즉, 스피노자야말로 심신 동일론의 입장에서 느낌과 정서, 감정이 인간성의 중심이라 봄으로써 이미 300여 년 전에 현대 뇌과학을 예견한 인물인 것이다.
『스피노자의 뇌』는 당대의 교회와 의견을 달리하고, 신에 대한 새로운 개념을 내놓은 급진적인 종교학자로서의 스피노자나 이상적인 민주 국가를 묘사한 정치학자로서의 스피노자, 과학적 사실을 이용한 철학자로서의 스피노자 이외의 네 번째 모습의 스피노자, 바로 정서와 감정에 관한 오늘날의 신경과학, 뇌과학과 상응하는 측면에서 생물학자적 사상가의 면모를 가진 스피노자의 모습을 밝혀냄으로써 느낌과 정서, 감정의 본질을 파헤치고, 더 나아가 마음의 본질, 인간 존재의 본질을 뇌과학으로 풀어내는 새로운 시도를 보여 준다.


심신 이원론의 종말, 정서와 느낌의 뇌과학

뇌과학 분야에서 선도적인 연구들을 이끌고 있으며, 실제 임상에서 다양한 뇌 질환 환자들을 다룬 경험을 바탕으로 다마지오는 느낌과 정서를 촉발하고 수행하는 뇌와 신체의 메커니즘을 설명하고 우리 내면에서 작동하는 정서의 기구(machinery of emotion)를 규명한다. 이 과정에서 느낌이 정서에 덧붙여진 부수적인 산물이나 장식물에 지나지 않는 것이 아니라, 생명체 내부를 탐색하는 심적 감지기이자, 진행 중인 생명 활동을 증언하는 목격자이며, 정서와 함께 생명 조절 행위에 중대한 역할을 수행함을 밝혀낸다.
느낌과 그에 밀접하게 연관된 정서가 우리 마음의 토대를 이루고 있으며, 수많은 선진 사회에서 알코올이나 약물, 식품 등의 각종 수단을 이용해 거의 뻔뻔스러울 만큼 개인의 느낌을 조작하고 있음을 고려해 볼 때, 느낌의 본질을 과학적으로 규명하려는 다마지오의 시도는 매우 중요한 의의를 갖는다.
또한 다마지오는 동정이나 수치심, 가책 등을 포함하는 사회적 정서에 중요한 역할을 하는 전전두엽 손상 환자의 사례를 통해 느낌, 그리고 욕구나 정서와 같이 느낌을 유발하는 신경 절차들이 사회적 행동에 중대한 영향을 미친다고 주장한다. 사회적 정서와 그에 뒤따르는 느낌이 없었다면, 설사 다른 지적 능력이 온전하게 남아 있다 한들 윤리적 행동이나, 이타주의, 종교 등의 사회적 합의가 인간 사회에서 탄생할 수 없었을 것이라는 과감한 해석을 내놓은 것이다. 여기서 다시 스피노자와 뇌과학이 만나는 지점이 나타난다.
『에티카』에 등장하는 “덕의 일차적 기반은 자기 자신을 보존하고자 하는 노력(코나투스, conatus)이며, 행복은 자신의 존재를 유지할 수 있는 능력에 있다.”라는 명제는 다마지오에 의해 “모든 인간은 자신의 생명을 보존하고 안녕을 추구하고자 하는 경향을 갖도록 창조되었으며, 그 과정에서 자기 보존이라는 생물학적 현실이 덕에 이르게 된다”는 것으로 재탄생된다. 비록 스피노자가 오늘날의 신경생물학적 용어를 들어 설명하고 있진 않지만, 윤리적 행동 시스템에서 ‘생명의 존재’, 즉 ‘생명의 자기 보존 욕구’가 기반하고 있음을 말함으로써 생물학적 사실의 중요성을 인식하고 있었음은 분명하다고 다마지오는 주장하는 것이다.


철학과 뇌과학의 만남

스피노자는 뉴턴과 케플러, 라이프니츠, 데카르트 등이 활동한, 지적으로 찬란한 17세기의 인물이다. 화이트헤드가 묘사한 대로 “천재와 관련된 주목할 만한 사건을 연대순으로 늘어놓으면 빈 공간 없이 빽빽하게 들어찼던 시대”였다. 또한 과학이 철학을 뒷받침하고 철학에서 과학이 출발한 진정한 통섭의 시대이기도 했다. 이러한 시대를 산 스피노자 또한 철학자이자, 종교학자, 과학자 등 다방면에서 활동한 통섭자였다. 그리고 예술과 문학, 철학, 뇌과학을 아우르며 철학적 담론에만 머물러 있던 심신 문제를 과학의 영역으로 끌어들여 몸과 마음의 비밀을 낱낱이 밝혀낸 이 책 『스피노자의 뇌』야말로 인문학과 과학의 경계를 허문 진정한 통섭을 시도한 책이라 볼 수 있을 것이다.
현대 과학에 의해 몸 대 마음이라는 데카르트의 실체 이원론은 무너져 내렸지만, 심신 문제가 완전히 해결되는 데에는 아직도 많은 장애물들이 곳곳에 도사리고 있다. 마음과 뇌를 한편으로 보고, 몸을 다른 편으로 보는, 즉 뇌와 몸을 가르는 새로운 실체 이원론이 우리 앞에 어두운 장막을 드리우게 된 것이다. 이때, 마음은 몸의 관념, 단지 뇌의 표상이 아니라 몸의 표상이라고 한 스피노자의 견해는 현대 뇌과학자들뿐만 아니라 의식과 인간 존재에 대한 해답을 구하려 하는 많은 인문학자들에게도 시사하는 바가 클 것이다.

 

 

  * 도서명 : 우리 아이 머리에선 무슨일이 일어나고 있을까?

  * 저자 : 안승철(역자)

  * 출판사 : 궁리출판

  * 선정부문 : 대학일반 번역 (2005년)




엄마 뱃속에서 5세까지 아이의 뇌 발달에 대해 신경생물학자인 저자가 아기를 기르며 쓴 과학 육아지침서이다. 그동안 뇌신경과학이 연구한 성과들을 바탕으로 아이의 뇌에서 어떤 일들이 벌어지는지를 알기 쉽게 설명한 책으로, 임신부터 만 다섯 살까지 환경과 유전이 뇌 발달에 어떤 영향을 미치고, 청각, 후각, 미각, 시각 등 감각과 지능, 정서, 운동 발달이 어떻게 순차적으로 이루어지는지 알려준다. 또한 모유를 먹이는 것이 좋은지 분유를 먹는것이 좋은지의 기본적인 아이에 대한 궁금증부터 '어르거나 기저귀를 가아주거나 자장가를 불러주는 일은 아이의 뇌에 어떤 작용을 할까?', '말은 어떻게 배우는걸까?'등에 대한 질문을 과학적 근거에 바탕으로 설명한다.



1. 유전자냐 환경이냐?
2. 뇌 성장
3. 뇌 발달에 영향을 미치는 산전 요소들
4. 출산이 뇌에 미치는 영향
5. 접촉의 중요성
6. 아이들은 왜 방방 뛰는 것을 좋아할까?
7. 후각
8. 미각, 우유, 음식에 대한 선호의 기원
9. 시각 뇌의 신경망 형성
10. 청력은 어떻게 발달하는가?
11. 운동계의 발달
12. 사회.정서적 성장
13. 기억의 출현
14. 언어와 뇌 발달
15. 지능은 어떻게 자라나?
16. 유전, 환경, 성차가 지능 발달에 미치는 영향
17. 어떻게 하면 똑똑한 아이로 키울 수 있을까?

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옮긴이의 글



신경생물학자인 저자가 직접 아기를 기르며 쓴 과학 육아서!
역시 신경생물학자인 역자가 직접 아기를 기르며 번역한 이 책은
과학적 사실에 근거한 충실한 육아지침서이자,
간결하고 명료한 뇌과학개론서로도 손색이 없다.

태교는 어떻게 해야 할까? 모차르트의 음악을 들으면 정말 아기 머리가 좋아질까? 뇌 속에 뭐가 들었길래 어떤 아이들은 얌전한데, 어떤 아이들은 산만할까? 정말 조기영어교육이 효과가 있는지, DHA가 들어간 식품이 정말 아이 머리를 똑똑하게 하는지, 하다못해 유치원에 보내는 게 좋은지 나쁜지 고민하는 모든 부모들이 꼭 읽어야 할 책!

세상에 새로운 생명을 잉태하는 것만큼 경이로운 경험은 없다고들 한다. 뱃속에서 아기가 꼬물거리는 신기한 경험은 곧 아이가 태어날 것이라는 기대감으로 부풀게 한다. 그러나 그런 행복감도 잠시…… 곧 ‘생명’이라는 무게감에, 이 험난한 세상에 어떻게 아이를 길러야 할지 막막해지는 초보 부모들이 어디 한두 명일까. 어떤 것을 먹어야 태아에 해가 없는지, 남들 다 한다는 태교는 어떻게 해야 하는지, 모유를 먹이는 게 좋은지 분유를 먹이는 게 좋은지, 매일 마시던 커피를 한 잔도 마시면 안 되는지 소소한 결정 하나를 내리는 데도 태아의 건강과 안전을 생각하지 않을 수 없다. 게다가 정확한 근거와 설명은 뒷전이고 무엇이 좋다, 무엇무엇이 나쁘다 얘기하는 상술에 현혹되기 십상이다. 넘쳐나는 정보의 홍수에 어떤 것이 옳고 그른지 판단할 수 없을 때 정확한 과학적 근거와 설명을 바탕으로 아이들이 어떻게 자라는지 알려주는 책! 이 책은 바로 그런 책이다.
어르거나 기저귀를 갈아주거나 자장가를 불러주는 일은 아기의 뇌에 어떤 작용을 할까? 뇌에서 어떤 일이 일어나기에 6주가 되자 아기가 갑자기 웃기 시작하는 것일까? 아기는 어떻게 손을 뻗어 딸랑이를 잡게 되는 것일까? 자장가 불러주는 소리는 들을 수가 있을까? 벽지에 그려진 예쁜 그림을 볼 수는 있을까? 말은 어떻게 배우는 걸까? 도대체 부모가 아기를 위해 할 수 있는 일은 무얼까? 아기는 마치 저 홀로 피는 꽃처럼 우리 노력과는 상관없이 가장 기본적인 물과 음식, 공기만 주어지면 예정된 방향으로 발달하는 것은 아닐까?
이제 막 부모가 된 이들이 느끼는 궁금증은 한도 끝도 없다. 이 책은 이러한 아이들의 뇌발달 과정을 알기 쉽게 설명하면서 아이들에게 무엇이 필요하고 불필요한지를 이야기해준다!

◆ 다섯 살 이전에 모든 것이 결정된다!
태어나서 다섯 살까지 모든 것이 결정된다고 해도 과언이 아니다. 그만큼 아기의 뇌 발달은 중요하다. 인식하든 못하든 부모의 모든 결정은 아이들의 뇌 발달에 영향을 끼친다. 임신 중에 와인 한 잔을 마실 것인지, 출산할 때 마취제를 사용할 것인지, 모유를 얼마나 오래 먹일 것인지, 출산 후 직장으로 얼마나 빨리 복귀할 것인지, 아이들의 중이염은 매번 치료해야 하는지, 어떤 보육 방법을 쓸 것인지, 텔레비전은 얼마나 보게 해야 하는지 등에 관한 숱한 결정들이 아이들의 뇌 발달에 영향을 미친다. 그리고 이런 결정을 할 때 부모들이 고민하는 이유는 그 결정들이 아이들의 뇌가 작동하는 방식에 지속적인 영향을 미칠 것이라 생각하기 때문이다. 하지만 아이들의 뇌가 작동하는 방식, 곧 아이들의 정신이 정서적인 면에서나 지적인 면에서 어떤 성격을 갖게 될지는 전적으로 아이들의 뇌가 스스로를 빚어가는 방법에 의해 결정된다. 이 책은 그동안 뇌신경과학이 연구한 성과들을 바탕으로 신비에 싸인 소우주, 즉 뇌에서 어떤 일들이 벌어지는지를 조목조목 알기 쉽게 설명해준다. 임신부터 만 다섯 살까지 환경과 유전이 뇌 발달에 어떠한 영향을 미치고, 뇌발달과 함께 청각, 후각, 미각, 시각 등 감각과 지능, 정서, 운동 발달이 어떻게 순차적으로 이루어지는지 설명해준다. 하지만 용어가 조금 낯설지언정 내용이 어렵지는 않다. 정확한 과학적 근거에 바탕한 육아 지침을 마련해준다는 점에서 여느 육아서와 질적으로 다르다.

◆ 아이들의 뇌는 ‘빈 서판’이 아니다
아기들은 결코 ‘빈 서판’과 같은 상태로 태어나지 않는다. 아기들은 각종 정신 능력과 소질, 출산 직후의 중대한 요구에 부응할 수 있는 능력을 가지고 이 세상에 나온다. 아이들의 뇌는 아주 작지만 결코 어른 뇌의 축소판이 아니다. 아기들의 신경계는 계획된 바에 따라 아래에서 위로 하나하나 성숙된다. 척수와 몸의 주요 기능을 조절하는 데 가장 중요한 뇌줄기는 출생할 때 이미 발달이 끝난 상태여서 신생아의 필수적인 생존, 성장, 보호자에 대한 애착 등을 충족시킬 수 있다. 출생 후 몇 개월에서 몇 년이 지나야 대뇌겉질의 성숙이 끝나는데, 아이들의 자기 인식이 늦는 것은 이 때문이다. 뇌 발달 순서는 유전적으로 결정된다. 세상의 모든 아기들이 거의 동일한 과정을 밟으며 발달한다. 몇 주의 차이는 있을지언정 포대기에 싸여 매달려다니는 아기든 유모차에 실려다니는 아기든 거의 비슷한 나이에 비슷한 방식으로 걷고 말하고 음식을 던진다.


그렇다면 아기들은 왜 미숙한 뇌를 가지고 태어나는 것일까? 시력과 청력, 걷고 말하는 것이 완전한 상태에서 태어나는 것이 뇌 발달에 더 좋은 일이 아닐까? 아기의 뇌가 성숙되지 않은 채 태어날 수밖에 없는 이유로 인간의 직립보행을 들기도 한다. 직립보행을 하면 골반의 크기가 제한될 수밖에 없는데, 작은 골반을 통해 아기를 출산하려다 보니 아기들의 뇌가 다 자랄 수 없다는 것이다. 그럴듯한 주장이다. 하지만 그렇다고 해서 인간이 다른 포유류에 비해 더 나약한 상태로 태어나는 것은 아니다. 쥐나 고양이 새끼들은 출생 후 며칠이 지나도록 눈조차 뜨지 못한다. 인간의 뇌 성장 속도가 느린 것은 인간의 뇌가 갖추어야 할 것이 상대적으로 많은 이유도 있다.
좀더 그럴듯한 설명은 미숙한 뇌가 무언가를 배우는 데 적합하기 때문이라는 것이다. 아기의 뇌는 공부하는 기계와 같다. 스스로를 만들고 주위 환경에 적응한다. 이 점이 아기의 뇌와 컴퓨터의 차이라 할 수 있다. 뇌는 스스로 프로그램을 짠다. 비유하자면, 전원만 연결하면 스스로 알아서 프로그램을 설치하고 시디롬이나 프린터, 모뎀 등의 장치를 설정하는 컴퓨터와 같다고 할 수 있다.

◆ 유전이냐 환경이냐?
발달생물학자들은 뇌 발달 과정을 공이 산비탈을 굴러 내려가는 것에 비유한다. 중력이 작용하여 공을 아래로 구르게 하지만, 공의 진로는 바위나 나무 구멍 등을 만나면 바뀌게 된다. 한 번 진로가 바뀔 때마다 진로의 특성이 정해지고, 그로 인해 공이 만나게 되는 대상들도 제한될 수밖에 없다. 그리고 일단 내려온 공은 다시 올라가서 새로운 길을 찾을 수 없다. 이처럼 뇌는 처음 만들어지는 순간부터 환경에 적응하는 능력이 있다. 신경 발달 순서가 유전자에 의해 정해졌다면, 뇌 발달의 질적인 면은 주위 환경에 의해 결정된다. 태아의 뇌세포를 반응시켜 척수와 대뇌, 소뇌 등으로 발전시키는 것은 특정 물질의 미세한 농도 차이이며, 발달 후기에 대뇌겉질의 시냅스를 변형시키는 것도 특정 형태의 전기적 흥분이다. 뇌 속에서는 이런 복잡한 과정들이 분자 수준에서 수도 없이 발생한다. 뇌는 거대한 신경망이며, 이 망은 외부와 연결되어 있다. 모든 촉각, 움직임, 감정 등은 전기적·화학적 신호로 변형되어 뇌 발달의 유전적 경로에 영향을 미치고, 뇌 신경망 구성에 미묘한 변화를 일으킨다. 하지만 대부분의 건강한 아기들이 비슷하게 자라는 환경이라면, 어느 정도 차이가 있더라도 유전자는 그 환경을 정상적인 것으로 받아들인다. 서로 다른 환경에서도 아기들의 발달이 거의 비슷하게 나타난다는 사실은 아기 침대 어디에 모빌을 달아야 할지, 또는 6개월짜리 아기에게 책을 읽어주어야 할지 말지 고민하는 부모들에게 다소 위안이 될 것이다. 그러나 특정 시기의 조기 경험이 아기의 뇌 발달에 영향을 미친다는 것은 의심의 여지가 없다. 유전자와 환경 모두 중요하지만, 유전자는 우리가 어떻게 해볼 수 있는 대상이 아니다. 따라서 최선의 환경을 제공하는 것만이 우리가 선택할 수 있는 유일한 길이다. 유전과 환경은 아이의 지능 발달에 각각 50%씩 기여한다. 따라서 학교에 가기 전 아이들에게 최신 컴퓨터 프로그램을 사주지 못했다고 불안해하거나 네 살 된 아이에게 아직 글을 못 가르쳤다고 동동거릴 필요는 없다. 아이들을 위해서라면 무엇이든 다 해주고 싶겠지만, 유전과 환경의 영향이 50대50이니 우리가 어쩔 수 없는 부분도 존재한다는 것을 인정하는 수밖에 없다.

◆ 뇌 발달에 영향을 미치는 것들
대부분의 임산부들은 화학 물질이나 방사선 등이 태아에 미치는 영향에 대해서는 잘 알면서도, 겉으로는 무해한 것처럼 보이는 질환들이 태아에 미치는 영향에 대해서는 잘 알지 못한다. 임신 기간 동안 흡연이나 음주, 마약, 엑스선 검사, 방사선이나 특정 화학 물질에 노출될 일이 거의 없는 보통 산모들에게 감염은 가장 우려할 만한 위험이다. 특정 바이러스나 병원체는 태아의 뇌 기형과 정신지체를 유발할 수 있기 때문이다. 그러나 중요한 것은 임신 기간 중에 직면하는 소소한 위험들에 비해 스트레스가 미치는 영향이 훨씬 크다는 점이다. 임신한 사실을 모를 때 찍었던 흉부 엑스레이 따위는 잊어버리는 편이 좋다. 임신 기간 내내 그 생각에 사로잡힌다면 태아에게 스트레스호르몬 세례를 주는 것이나 다름없다. 여성들은 자기 몸에 스트레스에 대처할 수 있는 능력이 있다는 것을 믿어야 한다. 임신은 정상적인 일이며, 우리 인간은 수백만 년 동안 진화해오면서 출산이라는 생물학적 기능을 제대로 수행할 수 있도록 몸을 진화시켜왔기 때문이다.

◆ 똑똑한 아이 만들기, 완벽한 부모가 되기 위하여
아이들 양육에서 중요한 것은 아이들과 부모 사이의 상호작용의 질이다. 아이들은 기저귀 갈아주기, 차타러 가기, 잠자리에서 책 읽어주기 같은 어른들과의 단순한 만남을 통해서도 많은 것을 배운다. 말을 배우고 감정을 느끼며 남에게 어떻게 대해야 하는지를 알게 된다. 그렇다면 아이들과 어떤 경험을 하는 것이 가장 좋을까? 부모들은 아이들 학습에 관련된 일을 떠올리겠지만, 사실은 그렇지 않다. 학교에 들어가지도 않은 아이들을 발음 연습이나 단어익히기 등으로 괴롭힐 필요가 없다. 셈하는 법이나 읽는 법을 일찍 가르치면 단기적으로는 도움이 될지도 모르지만, 먼 장래를 내다본다면 열정, 근면 인내, 배우고자 하는 욕구 등을 일깨우는 것이 더 중요하다. 아이들의 이러한 성향을 깨우려면 아기들로 하여금 특정한 사물이나 개념 또는 감정에 집중할 수 있도록 하는 것이 좋다. 사실 부모들이 아이들의 지능 발달을 위해 할 수 있는 일은 아주 많다. 사실 너무 많아서 탈이다. 누구나 아이들을 위해 조금이라도 더 많이 해주고, 좀더 완벽해지고 싶어하지만 시간과 정력과 경제력에 발목을 잡혀 스스로를 자책하는 것이 보통 부모들의 모습이다. 하지만 완벽한 부모라도 완벽한 유전자를 가질 수는 없다. 50%의 잠재된 가능성, 유전자가 만들어놓은 여유가 갖는 중요성이 여기에 있다. 무엇을 어떻게 하든 여유를 가지고 아이들이 커가는 모습을 지켜보아야 한다는 것이 저자의 결론이다.


※ 자료제공 : 교보문고

 

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뇌의 마음 (원제: How brains make up their mind)

  • 저자: Freeman, Walter J. / 역자: 진성록
  • 출판 정보: 부글북스, 2007년 12월 20일 출간
  • ISBN-10: 8992307195 (287쪽, A5, 1판)
  • ISBN-13: 9788992307192
  • 분류: 인문, 심리학, 정신 분석학
  • 주요 내용: 뉴런에 대한 설명부터 뉴런 집단의 집단적 커뮤니케이션의 관찰로 뇌에서 마음이 생기는 과정을 탐구하며 설명한다.
  • 노트: 이해하기 어려운 책이다. 나중에 한 번 더 차근 차근 생각하며 읽어봐야겠다.
  • 목차

지은이의 말

제1장 자기통제와 지향성 - 당신의 주인은 누구일까?
삶은 선택의 연속이다
아리스토텔레스는 상상력의 여지를 남기지 않았다
뇌의 기능을 이해하는 데는 여러 학문이 필요하다
지향성은 마음의 신비를 푸는 열쇠이다
의미는 살아 꿈틀거리는 구조이다

제2장 의미와 표현 - 지향성의 생물학
의미의 동화는 ‘향연’에서 빨리 이뤄진다
뇌의 수수께끼는 새로운 시각을 요구한다
의미의 성장은 지향성에서 나온다
행동은 뇌에서 만들어진다
뇌기능에는 미시적인 접근과 거시적인 접근이 동시에 필요하다
물질주의와 인지주의, 실용주의
지향성은 의미의 창조를 요구한다
의미구조의 복잡성이 매우 중요하다
뉴런집단이 열쇠를 쥐고 있다

제3장 뉴런들과 뉴런집단들의 동역학 - 거시적인 활동과 미시적인 활동
뉴런도 운동을 필요로 한다
뉴런은 어느 정도 성숙해지면 집단의 구속을 받는다
뉴런은 편협하지 않다
뉴런집단도 진동한다
뉴런들은 상호작용을 통해 거시적인 실체를 하나 만들어낸다
뉴런은 개인적이면서도 협력적이다

제4장 감각과 지각 - 감각과 지각은 밤과 낮만큼이나 다르다
후각이 지배적인 감각이다
당신의 뇌에는 당신의 역사가 담겨 있다
미시적으로 보면 소음인 것도 거시적으로 보면 카오스이다
뇌는 카오스에 흠뻑 젖어 있다
뇌가 아는 모든 것은 뇌 안에서 종합된다

제5장 감정과 지향적인 행동 - 감정의 뇌동역학
감정은 곧 행동을 하려는 의도이다
이성은 감정과 대조를 이루지 않는다
동물들도 지향성을 갖고 있다
신경조절물질은 글로벌하다
우리의 경험과 행동에는 모든 뉴런이 다 참가한다
새로운 기술이 뇌기능의 신비를 벗기다

제6장 자각, 의식, 그리고 인과관계 - 의미의 생물학
행동이 지각을 앞선다
자각도 시간이 많이 걸린다
뇌는 당신의 생각보다 앞서 움직인다
순환적 인과관계에 주목하라
인과관계의 고리는 늘 변한다
뇌는 자기조직적이다
의미는 내가 창조한다
감정과 이성은 함께 일어난다
의식은 뇌부위 어디에도 존재하지 않는다

제7장 지식과 의미 - 유아론적 고립의 생물학
사회적, 유전적 결정론의 손아귀에서 벗어나라
사적인 의미와 공적인 지식
동화(同化)는 곧 신뢰다
훌륭한 망각이 훌륭한 기억보다 훨씬 낫다
폐기학습은 늘 일어나고 있다
당신의 창작품, 마음

 

큰 일을 겪고 난 뒤 종종 사람이 달라진 걸 볼 수 있다.

이 변화는 큰 일이 준 스트레스가 극단에 도달해 자극에 무감각해지는 상태에 다다르고, 쓰러지는 과정에서 폐기학습(이전에 가졌던 행동패턴들의 소실)이 일어나기 때문에 일어나는 현상이다. 파블로프는 이 상태를 한계를 넘어선 억제라고 부른다. 이는 군사훈련장, 대학의 동아리, 스포츠 팀 등의 훈련 프로그램에서 사람들을 한데 묶기 위한 수단으로 이용되고 있는 것을 어렵지 않게 볼 수 있다. 망각을 이용한 새로운 동화(同化)의 성립인 것이다.

 

우리로서는 상상력에 흠뻑 빠져 놀이에 혼을 놓고 있는 동물과 어린이들이 자신들이 무슨 짓을 하고 있는지를 자각하는지 알 길이 없다. 그러나 성인이 된 지금 우리는 자신의 행동이나 자신을 자각하지 않을 때 가장 훌륭한 솜씨를 발휘하는 경우가 종종 있다는 사실을 안다. 그런 경지에서는 목표만이 자각될 뿐이다.(269)

 

어떤 운동을 배울 때 처음엔 몸을 어떻게 움직여야 하는지에 대해 의식적으로 깊이 생각해야 한다. 하지만 시간이 흘러 어느 정도 익숙해지면 그 운동을 하는데 의식보다는 무의식에 의존하는 비율이 더 커진다. 흔히 육감이라 부르는 그 무엇인가에 의해 더욱 과감하게 운동을 할 수 있게 된다. 우리는 자신을 잊고 행위에 완전히 몰입할 때에 최고의 성취와 즐거움이 나온다는 것을 잘 알고 있다. 이러한 지향성은 해당 행위가 이루어지는 순간마다 삶의 모든 경험을 동원해 우리가 지각할 수 있는 것보다 더 빠른 속도로 모든 감각계의 통일을 불러 일으킨다.

 

지각작용은 대부분 무의식에서 일어나는 지속적인 과정이다. 그 과정에 간헐적으로 자각이 일어나 샘플을 추출하여 표시까지 해둔다. 우리가 기억하는 것은 그 샘플들이지, 그 과정이 아니다.(45)

 

언덕을 굴러 내려가는 돌과 사람의 다른 점이 있다면 인간은 자신이 그렇게 하기로 선택했다는 착각을 하고 있다는 것뿐이라는 스피노자의 말처럼 우리에게 의지는 없고 의도만이 존재할지도 모른다.

 

반복되는 일상에서 애써 하려 하지 않아도 자연스레 하게 되는 일들을 우린 습관이라 부른다. 이는 우리 몸이 다가올 상황에 적절한 행동을 준비시키고, 그 행동을 현실로 옮길 수 있도록 만드는 몸의 작용이다. 저자는 이 무언가를 준비하게 만드는 상태를 감정이라 부른다. 쉽게 말해 감정은 어떤 일을 하기 위한 의도라고 생각하면 될 것이다.

 

인간의 관념들은 인간 존재를 이루는 일상의 행동과 관심에서 나온다는 하이데거의 말처럼 인간은 인간이 취하는 행동을 통해 존재하게 된다. 이는 곧 지향성이 의식을 앞선다는 말이며, 행동이 지각을 앞선다는 이야기가 된다. 전투에서의 승리 비결을 묻는 질문에 나폴레옹이 먼저 뛰어 드는 거야. 그러면 어떻게 해야 할 것인지가 보여.’라고 대답한 것처럼 말이다.

 

지각은 기억의 맞춰봄에 다름 아니다.

 

나는 지금 기억들을 쌓아가며, 기존의 기억들을 갈아치우며, 새로운 기억들을 창조해내기 위해 열심히 자판을 두드리고 있다.

 

1927년에 출생한 월터 프리먼은 MIT에서 물리학과 수학을, 2차 세계대전 중 해군에서 전자공학을, 시카고 대학에서 철학, 예일대학에서 의학, 존스 홉킨스 대학에서 내과학, UCLA에서 신경정신병학을 공부하고 1959년 이래로 UC버클리에서 뇌과학을 가르치고 있다.

저자의 삶은 책 속에서 한 말처럼 뇌의 기능을 이해하는 데는 여러 학문이 필요하다는 것을 몸소 보여주는 것 같다. 아니, 삶을 대하는 경건함을 보는 것 같다.

 

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<신은 왜 우리 곁을 떠나지 않는가> 앤드류 뉴버그

 

왜 인간은 종교를 갖게 되었을까? 종교 체험을 한다는 것은 무엇일까?

다분히 주관적이어서 증명하기 어려운 이러한 문제를 두뇌과학자가 명쾌하게 밝히고 있다. 물론 과학도 엄밀한 의미에서 신화나 종교처럼 이 세계를 바라보는 하나의 세련된 안경이다. 인간 인식의 근원적 오류 가능성도 언제나 존재한다. 이 조그만 지구에 갇혀 살며 우리가 관찰한 것을 통해 진리를 파악한다고 해도, 러셀이 지적한 오류가능성처럼, 즉 학은 언제나 하얗다고 믿었다가 갑자기 홍학이 발견된 것처럼, 우리는 오류로부터 자유로울 수 없다. 오히려 인간의 특권은 인식의 오류를 정정할 수 있는 능력이 있다는 데 있는 것이 아닐까? 이런 인간에게 이해된 신조차 무수한 오류가 발견된 현재의 시점에서 신의 개념과 존재를 제대로 규정하는 것도 대단히 중요할 것이다. 아무튼 얘기가 잠시 빗나갔지만 현대에 과학만큼 절대적 영향력을 행사하는 종교도 드물며, 일찌기 이렇게 가설과  검증에 신중을 기했던 적도 없을 것이다. 그런 점에서 역대 다른 종교보다 과학은 객관성과 신뢰도가 좀 높다고 얘기해줄 수도 있을 것이다.

이 책의 유용성이란 이렇게 모호한 관념의 세계를 과학적으로 규명한 데 있을 것이다.

한편 종교에 관련된 이런 저런 책을 읽으니 21세기는 확실히 종교 통합의 길이 여러 모로 열리고 있음을 실감한다. 대학시절 부터 지속적으로 종교 공부를 해온 나로서도 일찍이 신비주의를 중심으로 모든 종교가 만나는 것을 확인하고 있었지만, 이런 생각도 이미 인류 보편의 생각이 된 듯하다. 이 책을 읽으며 또한 확인하는 바였다.

이 책을 읽으면 분명 과학으로 대표되는 합리적 이성을 적극적으로 활용하면서 편협해지기 쉬운 종교의 단점을 극복하고 한층 심화된 종교를 받아들일 수 있는 계기를 얻게 될 지도 모른다. 정말 종교에서 가장 무서운 것은 이성 없는 맹신이기 때문이다.

나는 이 책에 대해 세밀하게 해설할 의도가 없다. 하지만 책의 내용을 세밀하게 해설하지 않는다고 해서 책이 가치 없다는 말이 아니다. 오히려 이 책은 내용이 너무나 알차 2번 읽어도 좋을 정도이다. 

물론 이 책 외에도 최근 발간되고 있는 두뇌과학과 마음, 그리고 심리학 서적들은 참으로 재미도 있을 뿐 아니라, 통찰력도 주는 것들이다. 신화학, 종교학, 심리학, 예술 등의 분야에 관심을 가지고 있는 사람들 모두 이 책을 읽고 뇌와 종교의 관련성에 대해 생각해보는 것도 좋을 것이다.

그래도 아쉬운 대로 책의 대강을 거칠게 짚어보자.

신이 우리 곁을 떠나지 않는 이유에 대해, 작가는 뇌의 진화 과정에서 획득된 결과로 신화와 종교의 신비체험을 말한다. 즉 종교와 신은 인간의 생존가능성을 증진시키는데 기여했다는 것이다. 인간에게 비대하게 발달한 신피질의 기능 중 중요한 것 중 하나가 인과론적 기능인데, 바로 인간에게 절대 떠날 수 없는 죽음이라는 실존의 불안에 대한 은유적 해답에서 신화가 발생하였다는 것이다. 물론 신화는 종교의 기원이기도 하다. 신과 형이상학적 세계가 죽음과 악, 불행 등의 문제를 해명할 인과론적 원인을 제시하기 때문에 불안에서 안정을 취하려는 뇌의 문제를 해결하게 된 것이다. 그런데 이것이 단지 신피질 상의 해결로 그치는 것이 아니라 감정을 주관하는 변연계로 까지 작용하여 체험으로써 경험되게 된다. 그것이 의식의 효과이다. 춤이나 노래 등 반복된 리듬이 강도에 따라 변연계의 흥분 기능과 억제 기능에 작용하면서 점차 고조되다가 자아에 대한 느낌을 주관하는 정위영역의 감각 전달을 끊는 일이 생기고 그 때 전체의 일체감이라는 희열을 느끼게 된다는 것이다. 물론 신비체험의 강도와 종류도 여러 가지지만 이러한 체험이 신화와 종교에 대한 확실한 믿음을 형성하고 생존에 긍정적 기능을 하게 된다는 것이다.  이러한 체험은 동서 모든 문명에 공통적으로 나타난 것이다. 그렇다고 종교 체험을 단수히 뇌의 전기화학 반응으로 폄하할 이유는 없다. 자아 없는 의식의 통찰로 전체라는 본질을 깨닫기 때문이다. 그리고 이런 통찰이 인격적 변화를 낳고 삶을 변화시키기 때문에, 그야말로 인간이 처한 문제를 근원적 해결하는 방법이라고 말할 수도 있을 것이다.

 아무튼 읽어보자. 좋은 만남이 될 것이다.

 

- 목차 -


제1장 신의 사진? - 믿음의 생물학에 대한 개설

제2장 뇌의 기구 - 지각의 과학
우리를 사람으로 만드는 것 : 대뇌피질
지각의 결합
주위의 세계를 이해하고 그것에 반응하기
뇌는 어떻게 스스로의 마음을 만드는가

제3장 뇌의 구조 - 뇌는 어떻게 마음을 만드는가
흥분계와 억제계
자율적 상태와 영적 체험
감정 뇌 : 변연계
마음은 세계를 어떻게 이해하는가 : 인지적 오퍼레이터

제4장 신화만들기 - 이야기와 믿음을 만들고 싶은 충동
신화의 탄생

제5장 종교 의식 - 의미의 물리적 발현
의식과 일체
의식의 진화론적 기원
의식의 신경생물학
의식과 신화의 관계

제6장 신비주의 - 초월의 생물학
신비주의의 정의
신비주의와 정신 건강
신비 체험의 신경생물학
절대적 일체 상태와 진화와 자아

제7장 종교의 기원 - 훌륭한 개념의 지속
종교와 제어
종교의 기원
신을 향한 창문

제8장 현실보다 더 실재적인 - 절대적인 것을 추구하는 마음
신비주의자들의 과학
현실이 과연 궁극적인 실체인가
마음은 자아를 어떻게 만드는가

제9장 신은 왜 우리 곁을 떠나지 않는가 - 신의 은유와 과학의 신화

신은 왜 우리 곁을 떠나지 않는가
앤드루 뉴버그 외 지음/이충호 옮김   한울림 /2001년 11월/303쪽

 

바로 당신의 뇌 속에 신이 존재한다.
첨단두뇌과학의 조명으로 미국 과학계와 종교계에 불꽃 튀는 논쟁을 불러일으킨 화제의 책으로

뇌가 실체를 어떻게 인식하는지를 자세하게 설명하고 있다.

 

▣ 저 자  앤드루 뉴버그, 유진 다킬리, 빈스 라우즈
앤드루 뉴버그는 펜실베이니아대학 핵의학부 방사선학과 조교수이자 종교학과 전임 강사이다. 종교적 체험과 신비체험의 신경학에 초점을 맞추어 뇌의 생리학과 기능을 집중적으로 연구하였으며, 유진 다킬리와 함께 『신비적인 마음』을 공동 집필하였다.

펜실베이니아대학 정신의학과 임상 조교수를 지낸 유진 다킬리는 『생물발생학적 구조주의와 뇌와 상징과 경험』 『신비적인 마음』 등 많은 책을 저술했다.

빈스 라우즈는 프리랜스 작가이자 저널리스트로 그가 쓴 글들은 『뉴욕타임즈 매거진』 『필라델피아 인콰이어리』를 비롯한 많은 출판물에 실렸다. 현재 『Discovery Channel online』에 정기적으로 기고하고 있다.

 

▣ 역 자  이충호
서울대학교 사범대학에서 화학을 전공하고 인문대학에서 영문학을 부전공하였다. 출판사에서 편집자로 경력을 쌓은 뒤 현재 과학 전문 번역가로 활동중이다.

 

▣ Short Summary
1885년, 니체는 “신은 죽었다.”고 선언했다. 물론 이 말은 살아 있던 신이 죽었다는 말이 아니라 신은 아예 살아서 존재한 적이 없었다는 것을 의미한다. 그 시대의 합리주의자들은 신이 비과학적인 과거의 잔재에 불과하며 종교적 믿음은 미신과 자기기만에 바탕을 두고 있다고 생각했다.

 

합리주의자들은 인간의 이성으로 비합리적인 미신을 극복할 수 있다고 믿었고 그러한 자신감이 니체의 선언으로 표출된 것이다. 그러나 그 후 니체는 죽었지만 신은 여전히 사람들의 마음속에 살아남아 위세를 떨치고 있다. 무엇이 잘못된 것일까?

 

합리주의자들이 간과한 것이 한 가지 있는데 그것은 바로 종교의 질긴 생명력의 뿌리였다. 그 생명력의 뿌리는 바로 신비 체험이다. 인간의 논리와 이성을 초월하는 신비 체험은 시대와 문화와 종교에 관계없이 일관되게 나타난다. 그리고 이러한 신비 체험이 존재하는 한 신과 종교는 결코 사라지지 않는다.

 

그런데 왜 인간은 오랜 옛날부터 신비 체험을 해왔고 지금도 많은 사람들이 그러한 경험을 하고 있는 것일까? 그것은 바로 사람의 뇌 자체에 그러한 능력이 들어 있기 때문이다. 저자들은 이 책에서 바로 이것을 과학적으로 증명하려고 노력했다. 즉 뇌 속에서 신의 사진을 찍으려고 한 것이다.

 

그들은 영적 체험을 하는 사람들의 뇌 상태를 사진으로 찍어본 결과 특정 부위의 활동이 급격히 감소한다는 사실을 발견했다. 이처럼 신비 체험이 단순한 뇌의 신경 경로에 생기는 전기화학적 깜빡임이 만들어내는 착각이나 환각에 불과한 것이라고 주장할 수도 있을 것이다.

 

하지만 저자들은 과학적인 실험과 연구결과를 통해 오히려 신비 체험이라는 것이 현실보다 더 생생하고 실체로 느껴지는, 실재하는 경험일 수도 있을 것이라고 인정함으로써 신의 존재를 부정하지 않고 있다. 신이 사람에게 자신의 존재를 인식시키려면 뇌의 신경학적 구조를 이용하는 것 외에 다른 방법이 없기 때문이다.

 

아직도 뇌의 신비는 다 밝혀지지 않았고 뇌 속에서 신의 사진을 찍는 연구도 이제 시작에 불과하다. 만약 연구가 더 이루어져 신비 체험을 일으키는 것과 똑같은 현상을 일으키도록 뇌를 자극하여 피실험자가 득도를 하거나 신과 일체감을 이루는 경험을 하게 된다면 신은 인간에게서 사라질 것인가? 그래도 사람의 뇌가 존재하는 한 신은 사라지지 않을 것이다.

 

이 책은 신경신학이라는 흥미로운 분야를 소개하는 훌륭한 입문서로서 뇌가 실체를 어떻게 인식하는 지를 자세하게 설명하고 있다. 이 책을 통하여 내면의 세계에 관심이 있는 사람들은 존재의 근본적인 미스터리에 대해 성찰해 볼 수 있는 기회를 갖게 될 것으로 여겨진다.

1장 신의 사진?
대학병원 실험실의 작고 어두운 방에 로버트라는 젊은이가 양초와 재스민 향이 나는 막대에 불을 붙인 다음, 바닥에 앉아 다리를 꼬아 가부좌 자세를 취하고 있다. 그는 독실한 불교 신자이자 티베트 명상 수행자로 또 다시 내면 세계로 명상 여행을 떠나려는 것이다.

유진 다킬리와 나는 수년동안 종교적 경험과 뇌 기능 사이의 관계를 연구해왔다. 그래서 우리는 명상에 도달한 로버트의 뇌 활동을 조사하면 사람의 의식과 자신보다 더 거대한 어떤 것과 연결되고 싶어하는 사람만이 지닌 영원한 갈망 사이의 신비스러운 관계에 대해 무언가 발견하지 않을까 기대했다.

 

다년간의 연구를 통해 진과 나는 로버트의 신비 체험이 실제로 존재하며 엄밀한 과학을 통해 측정 및 검증이 가능하다는 것을 믿게 되었다. 그래서 나는 로버트가 신비적인 초월 단계에 이르는 순간을 기다리고 있었는데 이는 그 순간의 뇌의 상태를 사진으로 찍기 위해서이다. 우리는 로버트가 명상에 빠지고 나서 한 시간을 기다렸다. 이제 방사성 물질을 기다란 정맥 주사선에 주입할 시간이다. 그리고 나서는 로버트가 명상에서 깨어날 때까지 기다렸다가 그를 병원의 핵의학과로 데려갈 것이며, 그 곳에는 최첨단 SPECT 카메라가 기다리고 있다.

 

SPECT 카메라는 방사능의 방출을 탐지하는 최첨단 영상 촬영장치로서 몸 속에 주입한 방사성 추적자의 위치를 포착함으로써 뇌의 혈류 패턴을 정지 사진으로 정확하게 보여준다. 이때 혈류가 뇌의 특정 부위에 많이 모여 있으면 그 부위의 활동이 증가한 것을 의미한다. 우리는 SPECT의 영상이 로버트가 명상의 최고조에 이른 순간에 그의 두뇌에 어떤 일이 일어나는지 많은 정보를 제공해 주리라고 기대했다. 그리고 그 결과는 우리를 실망시키지 않았다.

 

로버트가 명상에 들어가기 전에 그의 뇌를 SPECT로 주사한 기준 영상은 정위연합 영역을 포함해 뇌의 많은 영역이 격렬하게 움직이고 있음을 보여주었다. 그러한 활동은 붉은 색과 노란색의 빛이 요동치는 모습으로 나타났다. 그러나 로버트가 명상에서 절정의 단계에 이르렀을 때 찍은 사진은 정위연합 영역이 녹색과 파란색(활동 수준이 급격히 감소한 것을 시사한다)의 어두운 얼룩 속에 묻혀 있음을 보여주었으며, 이러한 결과에 우리는 큰 호기심을 느꼈다. 왜냐하면 정위연합 영역은 결코 쉬는 법이 없다는 사실을 알고 있었기 때문이다. 뇌의 이 작은 부분에서 활동수준이 비정상적으로 급격히 떨어진 이유는 무엇일까?

우리는 이 문제에 대해 숙고하다가 한 가지 흥미로운 생각이 떠올랐다. 정위연합 영역은 전과 다름없이 열심히 활동하고 있지만 들어오는 감각정보가 어떤 경로를 통해 차단된 것이 아닐까? 그렇다면 이 영역에서 뇌의 활동이 급격히 감소한 것을 설명할 수 있다. 만약 정위연합 영역이 자기 역할을 수행하는데 필요한 정보를 전혀 얻지 못한다면 어떤 일이 일어날까? 아마도 정위연합 영역은 자신과 외부세계 사이의 경계를 발견하지 못하며, 그러한 구별이 아예 존재하지 않는 것으로 해석할 것이다. 만약 그렇다면 뇌는 자신이 무한하며 마음이 감지하는 모든 것들과 서로 긴밀하게 얽혀 있는 것으로 인식할 수밖에 없을 것이다.

 


2장 뇌의 기구
1980년대 초에 어느 대학의 로봇공학 센터에서 과학자들은 그들이 새로 만든 로봇이 한쪽 끝에서 다른 쪽 끝으로 불안정하게 움직임을 반복하는 모습을 지켜보고 있었다. 그 로봇의 ‘우주’는 대학 건물 내의 지하 창고에 장애물이 어질러져 있는 길이 6m 정도의 방에 불과했지만 로봇이 자신에게 프로그램된 정보를 통해 알 수 있는 유일한 세계였다. 과학자들이 부여한 로봇의 목표는 간단한 것이었다. 로봇의 시각을 이용해서 여러 가지 장애물이 놓여 있는 방을 안전하게 헤쳐나간 다음, 복도로 나가는 문을 발견하여 그 큰문을 여는 것이다. 최첨단 기계가 하기에는 너무 하찮은 과제가 아니냐고 생각하겠지만 과학자들은 로봇이 그 임무를 해내기 위해서는 자신의 계산 능력을 극한까지 사용해야 한다는 사실을 잘 알고 있었다.

 

로봇에게는 앞으로 약간 나아갈 때마다 자신의 세계가 조금씩 달라져 보일 것이다. 달라지는 그림들은 아주 미미한 정도의 차이밖에 없지만 그러한 미미한 차이에도 총명한 로봇의 동작은 중단되고 만다. 지금 들어온 상들은 조금 전에 보았던 세계가 약간 변한 모습이란 걸 이해할 수 있을 만큼 로봇의 처리장치들은 계산 능력이 충분하지 못하기 때문이다. 로봇의 입장에서는 ‘어떤’ 변화라도 그것은 ‘완전한’ 변화로 보이고, 각각의 상은 완전히 다른 새로운 우주로 보였다.

 

이러한 처리과정은 로봇의 디지털 뇌에 엄청난 부하를 가했고, 그 결과 로봇이 앞으로 나아가는 동작은 굉장히 느릴 수밖에 없었다. 마침내 출발한지 열 시간쯤 지난 후에야 로봇은 목적지인 문에 도달하여 갈고리 손으로 손잡이를 잡은 다음 천천히 문을 당겨 열었다.

 

생물이 최첨단 컴퓨터가 지니지 못한 그러한 놀라운 감각 처리능력을 지니고 있는 가장 그럴듯한 이유는 입력된 감각정보를 해석하는 생물의 정교한 신경망이 과학자들에 의해 만들어진 로봇처럼 하향식으로 전달되는 방식으로 작동하지 않기 때문이다. 유기적인 내부 네트워크는 뉴런 하나하나가 상향식으로 연결되어 가장 총명한 소프트웨어 공학자조차도 꿈만 꿀 수 있는 수준의 복잡성과 우아한 통합적 체계에 도달하였다.

 

사람 뇌의 평균 무게는 1,600g 정도이다. 크기는 큰 콜리플라워 머리만하며, 색이나 밀도는 단단한 두부 덩어리와 비슷하다. 작은 인대들이 뇌를 두개골 벽에 잘 붙어 있도록 도와주고 얇은 액체층이 있어 두개골과 뇌의 바깥표면 사이에 완충작용을 한다. 대뇌 표면의 주름인 뇌회는 뇌의 나머지 전체 부분과 복잡하고도 정교한 방식으로 협력하여 몸의 신경망을 통해 쏟아져 들어오는 정보의 홍수를 전달하고 해석하고 반응할 수 있게 해준다.

 

한편 우리는 대뇌 피질의 대부분을 신피질이라고 부르는데, 이 '신피질'을 소유함으로써 우리는 다른 동물들과 결정적으로 구분되는 대뇌의 지능을 가지게 되었고 언어와 예술, 신화, 문화를 만들어낼 수 있게 되었다. 마음과 육체가 결합하여 우리의 자아상과 세계관을 만들어내는 장소도 바로 이 곳이다.

 

 

3장 뇌의 구조
여러분이 뇌 영상 연구의 피실험자라고 상상해 보자. 실험의 일부로 여러분은 집에서 만든 사과파이를 먹으라는 지시를 받는다. 여러분이 사과파이를 맛있게 먹는 동안 뇌를 촬영한 영상은 사과파이를 먹는 경험을 하는 뇌의 여러 처리 영역의 신경학적 활동장면들을 포착한다.

 

SPECT로 촬영한 뇌 영상은 이 모든 활동을 컴퓨터 화면상에 밝은 색깔의 얼룩들로 보여줄 것이다. 엄밀한 의미에서 사과파이를 먹는 경험은 모두 여러분의 마음속에서 일어나는 것이지만 그렇다고 해서 사과파이가 실재하지 않는다거나 그것이 맛이 없는 것은 아니다. 이와 마찬가지로 영적 체험이 신경학적 행동으로 설명된다고 해서 영적 체험의 실재가 부정될 수는 없다. 만약 신이 존재하고 우리 앞에 나타난다면 우리에게는 신경학적으로 만들어지는 현실의 해석 외에는 신의 존재를 체험할 수 있는 다른 방법이 없기 때문이다.

 

신의 음성을 듣기 위해서는 청각 처리과정이 필요하고, 그의 얼굴을 보기 위해서는 시각 처리과정이, 그리고 그의 메시지를 이해하기 위해서는 인지적 처리과정이 필요할 것이다. 설사 신이 신비적인 방식으로 말을 했다 하더라도 그 의미를 이해하기 위해서는 인지적 기능이 필요하고, 황홀감과 경외감에 빠지기 위해서는 뇌의 감정 중추가 필요할 것이다. 신경학은 이 점을 분명해 해준다. 뇌의 신경 경로를 통하지 않고서는 신이 여러분의 머릿속에 들어올 수 있는 다른 방법은 없다.

 

그러므로 신은 여러분의 마음속 말고는 다른 어떤 곳에서도 존재할 수 없다. 이러한 맥락에서 영적 체험과 일상적인 물질 세계의 경험은 마음속에서 똑같은 방식으로 만들어진다고 할 수 있다. 영적 체험의 궁극적 본질이 무엇이든 간에 사람의 영성에서 의미가 있는 것은 모두 마음속에서 일어난다.

 

PET, SPECT, FMRI를 이용하면 뇌의 어느 부분이 오감의 각 감각과 연관이 있는지 전신 운동에서 새끼손가락을 까닥이는 움직임에 이르기까지 어떤 운동 행위에 의해 어떤 부분이 활성화되는지를 알 수 있다. 우리는 피실험자들이 덧셈과 뺄셈을 하거나 편지를 쓰거나 고통을 경험하거나 친구의 얼굴을 바라볼 때 뇌의 어느 부분들에 신호가 들어오고 나가는지를 조사할 수도 있다.

 

이렇게 해서 얻을 수 있는 결론은 우리에게 일어나는 모든 사건과 우리가 취하는 모든 행동이 뇌 속의 하나 또는 둘 이상의 특정 영역에서 일어나는 활동과 관련지을 수 있다는 것이다. 여기에는 물론 모든 종교적, 영적 체험도 포함된다. 그리고 만약 신이 정말로 존재한다면 신이 자신의 존재를 드러낼 수 있는 유일한 장소는 복잡하게 뒤엉킨 뇌의 신경 경로와 생리학적 구조들이라는 사실을 믿지 않을 수 없다.

 


4장 신화 만들기
모든 종교는 본질적으로 신화에 바탕하고 있다. 그렇다면 종교적 체험에 대한 신경학적 뿌리를 찾는 일은 신화를 이야기하고 믿는 사람의 뇌를 관찰하는 것에서 시작해야 한다는 결론이 나온다. 어떤 종교, 어떤 시대를 막론하고 사람의 마음은 왜 가장 골치 아픈 문제들에 대한 답을 신화에서 찾으려고 하는가? 얼핏 생각하기에 그 답은 명백해 보인다. 우리는 이해하기 힘든 위험한 세상에서 자신의 존재론적 두려움을 완화시키고 위안을 얻기 위해 신화에 의지한다는 것이다.

 

자연계에서 죽음이 이상한 것으로 여겨지는 일은 결코 없다. 야생동물들이 늘 마주치는 죽음에 대해 어떻게 생각하는지 우리로서는 알 길이 없지만 동물들이 죽음의 신비에 대해 생각한다고는 믿을 수 없다. 동물들은 오히려 위험을 감지하고 피하는데 더 관심을 쏟는 것처럼 보인다. 무자비한 동물계에서 위협은 항상 눈앞에 존재하며 위험은 전혀 신비로운 것이 없는 명백한 이웃이다.

 

예를 들면 영양이 치타에게서 달아나는 행동에는 어떤 숨겨진 의미도 없다. 영양은 무사히 달아나든지 못하든지 할 뿐이다. 풀을 뜯던 영양이 부스럭거리는 소리에 자율 신경계가 도망칠 준비를 하는 동안 영양은 불안한 눈으로 소리가 나는 쪽을 바라볼 것이다. 그러나 불안한 자극이 계속되지 않는 한, 또는 포식동물의 실제 모습이 확인되지 않는 한, 자율 신경계의 신경학적 활동은 잦아들고 영양은 안심하고 다시 풀을 뜯기 시작한다. 만약 자극이 계속되거나 포식동물의 모습이 실제로 눈에 보인다면 흥분 반응이 고조되어 영양은 도망가거나 유사시에는 싸워야만 할 것이다.

 

반면, 사람은 위험을 생각하는 것만으로도 생물학적인 두려운 반응을 나타낼 수 있다. 예를 들어 사자가 많이 살고 있는 장소를 걷고 있는 부시맨은 사자가 눈에 띄지 않더라도 어느 정도 긴장을 느끼지만 그 주위에서 풀을 뜯고 있는 동물들은 조금도 걱정하지 않고 평화롭게 지낸다.

 

고맙게도 이러한 두려움을 만들어낸 큰 뇌가 발명을 통해 그러한 두려움을 해결하는 방법도 제공해주었다. 사람들은 연장과 무기와 간단한 기술을 발달시켰다. 사람들은 무리를 지어 삶으로써 협력하여 사냥을 하고, 자원을 나누어 가지고, 외부의 적으로부터 효율적으로 방어할 수 있었다. 그들은 스스로를 보호하기 위한 개념도 발명했다. 법, 문화, 종교, 과학이 바로 그러한 개념이다. 우리를 오늘날 이곳까지 데려다놓은 그 모든 발명품(부싯돌에서 최근의 획기적인 심장 이식 수술에 이르기까지)은 그 기원을 추적해 보면 뇌가 우리에게 위험을 경고해주는 방식인 불안을 감소시키기 위한 마음의 필요에서 비롯된 것이다.

 

한편, 초기의 인류는 자신들에게 해를 입힐 잠재성이 있는 어떤 위협을 확인하고 해결하려고 끊임없이 노력하는 과정에서 어떤 자연적 수단으로도 해결할 수 없는 놀라운 근심을 한 가지 발견했는데 그것은 바로 누구나 죽는다는 깨달음이었다. 그리고 그들은 죽을 수밖에 없다는 운명을 이해함으로써 새로운 차원의 형이상학적 근심거리들에 마주치게 되었고, 그러한 의문들은 곳곳에서 대답하기 어려운 질문들을 제기했을 것이다. 왜 우리는 결국엔 죽으려고 태어나는가? 죽고 난 다음에는 무슨 일이 일어날까? 우주 속에서 우리의 위치는 어디인가?

이것들은 아주 난처한 질문들이지만 수천 년동안 전 세계의 많은 문화들에서 그 해결책이 신화의 형태로 발견되고 있다. 본질적으로 모든 신화는 단순한 틀로 환원시킬 수 있다. 첫째, 신화는 중요한 존재론적 관심사에 초점을 맞춘다. 그 다음에는 그런 관심사를 서로 융화될 수 없는 대립되는 것들의 짝(영웅과 괴물, 신과 사람, 삶과 죽음, 천국과 지옥)으로 특징짓는다. 마지막으로, 신화는 종종 신이나 다른 영적인 힘의 작용을 통해 우리의 존재론적 근심을 완화시켜 주는 방식으로 서로 대립되는 것들을 화해시킨다.

 

우리는 고통을 받고 결국엔 죽는다. 우리는 위험하고 혼란스러운 세계에서 미소하고 약한 존재로 느껴진다. 이러한 커다란 불확실성을 해결할 수 있는 간단한 방법은 없다. 그러한 상황에서 설명을 제공하는 이야기들이 종교적 신화의 형태를 띠기 시작한 것이다.

 


5장 신비주의
14세기에 독일에 살던 마르카레타 에브너라는 수녀는 신성한 사순절을 맞이하기 위해 여러 날동안 경건한 침묵과 명상 기도에 빠져 있었다. 어느 날 밤, 수녀원의 예배당에서 홀로 기도를 하던 그녀는 성가대 석에서 놀라운 존재를 인식했는데 일기에 다음과 같이 기록하였다.

 

할렐루야가 울려 퍼졌을 때, 나는 큰 기쁨 속에서 침묵에 잠기기 시작했고, 갑자기 큰 두려움이 엄습하더니, 그 두려움 속에서 헤아릴 수 없는 은총에 둘러싸였다. 나는 내면에서 하느님의 신성한 힘이, 나를 붙잡고 내 인간의 심장이 내게서 꺼내지는 것을 느꼈다. 그와 같은 느낌을 이전에는 전혀 느낀 적이 없다. 헤아릴 수 없는 감미로움이 나에게 다가왔고, 마치 내 영혼이 몸에서 떠나는 것처럼 느껴졌다. 그때 예수 그리스도의 이름이 커다란 열정적인 사랑과 함께 내게 주어졌고, 나는 계속하여 하느님의 신성한 힘에 의해 변화된 말로 기도할 수 있었다. 그것은 저항할 수 없었고, 예수 그리스도라는 이름이 그 속에 계속 들어 있었다는 말 외에는 그것에 대해 아무 것도 쓸 수가 없었다.

 

수백 년 전에 고독한 예배당에 있던 마르가레타 수녀는 정말로 예수의 신비스러운 방문을 받았던 것일까? 아니면 오늘날의 합리적인 학자들이 주장하는 것처럼 그녀는 그 시대의 과학으로는 짐작조차 할 수 없었던 감정적 또는 심리학적 불균형의 희생자였을까?

현대 과학적 사고의 보편적인 견해에 따르면 신의 부름을 받았다는 이 수녀가 경험한 무아지경의 영적 일체감과 수많은 신비주의자들이 경험한 그와 비슷한 것은 결코 영적인 것이 아니라 뇌의 기능 장애나 다른 심리학적 스트레스로 인한 착각 상태이다. 실제로 프로이드 시대 이래로 많은 정신병학자들은 신비 체험이란 실현할 수 없는 현실을 거부하고 안전하고 모든 것을 포용하는 어머니의 사랑에 잠겨서 느꼈던 어린 시절의 무한한 기쁨을 되찾고자 하는 신경증 환자의 환각이라고 믿어왔다.

 

물론 과학은 그러한 ‘초자연적’ 사건에 대해 자연적인 원인을 찾으려고 노력할 수밖에 없다. 합리적인 견지에서 볼 때 신비주의자들의 주장은 착각이 아닌 다른 것에 바탕하고 있다고 상상하기 어렵다. 그러나 우리가 해왔던 과학적 연구는 마르가레타 수녀의 경우처럼 진정한 신비적 접촉은 반드시 감정적 비탄이나 신경증적 착각이나 어떤 병리학적 상태의 결과가 아니라 분명히 실재하고 건전하고 건강한 마음에 의해 생겨날 수도 있다는 것을 보여주고 있다.

 

신비 체험에서는 시간과 공간이 존재하지 않는 것처럼 느껴지며 정상적인 합리적 사고과정대신에 직관적인 이해가 들어선다. 신비 체험자는 종종 신적인 존재의 암시를 경험하거나 사물의 가장 근원적인 의미를 보았다고 주장하며, “궁극적인 자유에 이르는 내면의 실체가 밝게 빛나는” 것으로 묘사되는 열광적인 상태에 빠진다. 그리고 모든 신비주의자의 증언에서 핵심을 이루는 부분은 그들이 물질적 존재를 뛰어넘어 영적으로 절대자와 합쳐졌다는 신념이다.

 

신비적 상태에서 우리 모두는 절대자와 하나가 되고, 우리가 하나임을 인식한다. 이것은 나라나 신앙의 차이에 거의 아무런 영향을 받지 않는 영원하고 성공적인 신비주의 전통이다. 힌두교나 신플라톤주의, 수피교 또는 기독교의 신비주의에서 우리는 똑같은 기록들이 반복되는 것을 발견한다. 즉, 신비주의자들이 하는 말들이 공교롭게도 매우 흡사하게 일치하고 있다.

 

 

제6장 종교의 기원
철학자 프리드리히 니체가 1885년에 신은 죽었다는 유명한 선언을 했을 때 그는 신이 실제로 살았던 적이 없었다는 의미에서 말한 것이었다. 니체는 신은 단지 비과학적인 과거의 흔적에 불과하며, 인류는 곧 그것을 훌쩍 뛰어넘을 것으로 생각했다. 교육 수준이 높아지고 존재의 신비에 대해 과학이 더 현실적인 설명을 제공함에 따라 종교의 비이성적인 호소는 더 이상 먹혀들지 않고 온갖 형태로 표현된 신은 그저 사라져갈 것으로 기대하였다.

 

그러나 신은 그들의 소원을 들어주지 않았고 새 천년의 시대로 접어들고 나서도 종교와 영성은 여전히 위세를 떨치고 있다. 만약 니체와 그의 동시대인들이 지금까지 살아서 이것을 본다면 신이 지금까지 살아남은 것은 무지가 이성에 대해 승리한 것에 기인한다고 여길 것이다. 종교적 믿음은 미신과 무서운 자기 기만에 바탕을 두고 있다고 확신했던 그들로서는 사람이 신에게 매달리는 것은 신이 없이는 세계를 마주 대할 힘과 용기가 없기 때문이라고 생각할 수밖에 없었다.

 

하지만 우리는 종교가 지닌 놀라울 정도로 질긴 생명력이 심약한 부정이나 단순한 심리학적 의존이 아니라 그보다 더 깊고 건전한 무엇에 뿌리를 두고 있다고 믿는다. 여러 가지 증거들로 미루어볼 때 종교의 가장 깊은 기원은 신비 체험에 기반을 두고 있으며, 종교가 계속 지속되는 것은 사람의 뇌 구조 자체가 신이 존재한다는 확신으로 해석될 수 있는 다양한 일체감을 경험하도록 만들어져 있기 때문인 것 같다.

 

신비 체험이란 그것을 바라며 노력하는 사람에게만 찾아오는 것은 아니다. 그것은 원치 않는 사람에게도 자연발생적으로 찾아오며 심지어는 그것에 대해 전혀 들어보지도 못했고, 그것을 경험하고 나서도 처음에는 그것이 무엇인지 알지 못하는 사람들에게도 찾아온다. 이런 의미에서 모든 신비 체험은 자연발생적이다. 영적 일체를 추구하느라 평생을 바치는 신비주의자조차도 그것이 언제 찾아올지 예측할 수 없다.

 

선사시대의 한 사슴 사냥꾼을 상상해 보자. 그의 씨족은 기아에 허덕이고 있다. 필사적으로 식량을 찾는 사냥꾼은 잠도 잊고 황야에서 혼자서 오랜 시간을 보내며 사냥에 전념한다. 쉴 때조차도 그는 마음속에 씨족 전체가 먹을 수 있을 만큼, 그리고 자기 가족과 친구들을 굶주림으로부터 구해줄 수 있을 만큼 거대한 수사슴을 떠올리면서 사냥감을 찾아 기대 섞인 시선으로 지평선을 바라본다.

 

그러는 사이 여러 날이 흘러가고, 사냥꾼이 굶주림과 피로로 기진맥진해질수록 수사슴의 이미지는 상상 속에서 점점 더 생생해진다. 그의 눈에는 언덕 저 너머에서 또는 구불구불 굽이치는 강둑에서 풀을 뜯어먹는 수사슴이 보인다. 그는 곧 그 환영에 사로잡히고 사슴을 죽이고자 하는 갈망은 일종의 만트라(주문)가 된다. 그의 생각은 반복적이 되고 마음의 초점은 점점 가늘어지고 강렬해진다. 곧 그의 마음에서 필요 없는 모든 생각이 사라지고, 그의 의식에는 수사슴에 대한 갈망 외에는 아무 것도 남아 있지 않게 된다.

 

이 경우 사냥꾼의 정신 집중에 영적인 요소라고는 아무 것도 없다. 그의 의도는 단순히 살아남으려는 것뿐이다. 그러나 신경학적 관점에서 보면 그는 종교적 신비주의자들이 자신의 인식에서 신 외의 모든 잡념을 없애려고 노력함으로써 촉발되는 일련의 사건들과 똑같은 사건들을 촉발시킨다.


이것은 순전히 추측에 바탕을 둔 시나리오이지만 신경학적으로 볼 때 상당히 가능성이 있는 시나리오이다. 자신의 영적 체험에 대한 사냥꾼의 반응이 훗날의 신비주의자들의 반응과 비슷한 것이었다면 그것은 사냥꾼에게 희망과 확신과 표현할 수 없는 즐거움을 주었을 것이고, 그는 의심의 여지없이 자기 씨족에게 돌아가 거대하고 자비로운 힘이 세상에 존재한다는 그 계시를 전해주었을 것이다.

굶주리고 있던 그의 씨족 동료들이 그의 이상한 소리를 어떻게 받아들였을지는 알 길이 없지만 며칠 뒤에 그 씨족의 사냥꾼들이 사슴 무리를 만나 몇 주만에 처음으로 사냥에 성공했다고 상상해보자. 그러면 최초의 그 사냥꾼은 그것을 ‘위대한 수사슴’이 준 선물이라고 주장할 것이다. 다른 사람들도 그의 주장에 동조할지 모른다. 그러면 그 수사슴 이야기는 신화의 차원으로 올라서서 씨족 구성원들에 의해 더욱 다듬어져 종교화될 것이다.

 

종교를 탄생시키는 초월적 상태가 신경학적으로 실재한다는 사실은 의심의 여지가 없다. 뇌 과학은 그러한 일이 일어난다는 것을 설명해주며, 다른 사람들의 연구뿐만 아니라 우리의 영상 연구에서도 필름으로 포착되었다. 그렇다면 이러한 일체 상태의 경험은 순전히 신경학적 기능의 결과인가? 아니면 뇌가 지각할 수 있는 진짜 경험인가?

신비주의자들은 자신들이 바로 그러한 현실을 경험했다고 분명하게 주장한다. 그것은 우리가 의심의 여지없이 믿는 물질 세계보다 더 실재적인 세계이자 공간 감각도 시간의 흐름도 없고, 나와 우주 사이에 명확한 경계도 없고, 신이 실제로 존재할 여지가 풍부한 차원이라고 말한다.

 

반면에 과학과 상식은 그러한 일은 불가능하다고 이야기한다. 모든 실재적인 사물들이 들어 있는 물질 우주보다 더 실재적인 것은 있을 수 없다고 한다. 실제로 우리의 탐구는 이러한 가정에서 출발하였다. 그러나 연구결과는 신비주의자들이 진짜로 무엇인가를 보았으며, 마음을 통해 우리가 정말로 신적인 어떤 존재의 실재를 엿볼 수 있을지도 모른다는 결론을 내리게 하였다.

 


제7장 신은 왜 우리 곁을 떠나지 않는가
신의 불가지성은 신비주의 경향을 지닌 동양의 종교들에서는 특징적인 원리로 자리잡고 있다. 예를 들어 불교와 도교에서는 인격화된 신의 존재가 들어설 자리가 없다. 인격화된 개개의 신들을 숭배하는 힌두교에서조차 개개의 신들은 하나의 최고신인 브라만을 대표하는 것이며, 형태와 묘사를 초월한 존재인 브라만은 “모든 설명이 불완전하며, 진리는 말로 표현할 수 없다.”고 묘사된다.

 

알 수 없고 이해할 수 없는 신이라는 개념은 서양의 일신론적 종교들에서는 더욱 어려워진다. 유대교, 기독교, 이슬람교는 모두 유일한 절대자인 신의 계시에 기초를 두고 세워졌다. 그 신은 자연계와는 따로 떨어진 특별한 초자연적 실체로서 이름과 역사와 자기 백성을 위한 특별한 계획을 갖고 있다. 따라서 서양의 3대 종교의 신비주의자들도 신의 본질은 인간의 이해범위를 넘어서는 것이라고 공통적으로 주장하고 있다.

 

영적 체험을 경험한 기독교 신비주의자들도 하느님을 구체적인 어떤 존재로 이해하려는 충동은 단지 우리를 잘못된 길로 인도할 뿐이라고 결론 내린다. 마이스터 에크하르트 신부는 이렇게 말했다.

 

“만약 당신이 완전해지고 죄를 범하고 싶지 않다면, 하느님에 대해 그 어떤 것도 이해하길 바라서는 안 된다. 하느님은 모든 이해를 뛰어넘는 존재이기 때문이다. 만약 내가 이해할 수 있는 하느님을 내가 믿는다면, 나는 그를 하느님으로 여기지 않을 것이다.”

신비주의자들의 결론은 명백하다. 신은 그 본질상 알 수 없는 존재이며 객관적인 사실도, 자연적 실체도 아니다. 신은 존재 그 자체이자 절대자이며, 모든 존재의 기반인 하나이다. 우리가 이 진리를 이해할 때 모든 종교는 우리를 더 깊은 신성한 힘에 연결시켜준다고 신비주의자들은 주장한다.

 

신비주의자들은 신의 진정한 본성은 직접적인 신비적 접촉을 통해서만 알 수 있다고 주장한다. 과학은 전통적으로 그들의 주장을 받아들이지 않지만 우리의 연구결과는 신비주의자들이 절대적 일체 상태의 형태로 묘사하는 영적 통합은 최소한 다른 현실 경험과 마찬가지로 구체적이며 실재적으로 느껴질 수 있음을 보여주었다.

 

시간이 지나면서 이전에는 신의 섭리로만 설명되던 수수께끼들에 대해 과학과 철학이 점점 더 합리적인 설명을 제시하게 되자 이성적인 사람들은 점점 신에 대한 믿음을 유지하기가 힘들어졌다. 그리고 마침내 과학은 신의 존재를 부적절해 보이게 만드는 두 가지 혁명적 이론을 내놓았다.

 

첫 번째 이론은 1830년에 출판된 찰스 라이엘의 『지질학 원리』에서 나타났다. 이 책에서 라이엘은 자연 지형은 신의 손이 아니라 지질학적 힘들에 의해 만들어졌으며, 지구의 나이는 성경에서 이야기하는 것보다 훨씬 오래 되었다고 주장했다. 그로부터 29년 뒤에 『종의 기원』이 출간되었는데 생명체가 신의 창조적 에너지에 의해 순식간에 만들어진 것이 아니라 수백만 년에 걸친 생물학적 진화를 통해 이루어졌다는 다윈의 혁명적인 이론은 세상을 발칵 뒤집어놓았다.

 

그러나 과학이나 이성도 더 높은 신비적 실체의 개념을 완전히 부정할 수 있는 어떤 것도 발견하지 못했다. 과학이 우리에게 줄 수 있는 최선의 것은 실재 세계에 대한 은유적인 그림이며, 비록 그 그림이 그럴 듯해 보이긴 해도 반드시 옳은 것은 아니다. 왜냐하면 비록 과학이 자연세계에서 객관적으로 검증된 진리에 집착한다 하더라도 사람의 마음은 자연의 객관적인 관찰만을 하는 것이 아니기 때문이다.

 

우리의 이론이 제시하는 사실, 즉 종교의 의식(儀式)은 직관적으로 일체 상태를 촉발시키도록 되어 있으며, 결국 신비주의자들은 미친 것이 아니라는 것 등을 통하여 절대적 일체 상태의 실재성은 더 높은 차원의 신이 존재한다는 것을 결정적으로 증명해주는 것은 아니지만 사람의 존재에는 단순히 물질적인 존재를 넘어서는 무엇이 있다는 것을 강하게 뒷받침해준다.


우리의 마음은 고통이 사라지고 모든 욕망이 잠잠해지는 일체라는 이 완전한 느낌에 끌리고 있다. 따라서 우리의 뇌가 지금처럼 만들어져 있다면 우리의 마음이 더 깊은 실체를 느낄 수 있는 한 영성은 계속 사람의 경험에 영향을 미칠 것이며, 신은 우리가 그 웅장하고 신비스러운 개념을 어떻게 정의하든지간에 결코 사라지지 않고 우리 곁에 남아 있을 것이다.

본 도서요약본은 원본 도서의 주요 내용을 5%정도로 요약 정리한 것입니다. 원본 도서에는 나머지 95%의 내용이 들어 있습니다. 보다 많은 정보와 내용은 원본 도서를 참조하시기 바라며, 본 도서요약본이 좋은 책을 고르는 길잡이가 될 수 있기 바랍니다.

 

Christof Koch, 『의식의 탐구: 신경생물학적 접근 The Quest for Consciousness: A Neurobiological Approach』, 김미선 옮김, 시그마프레스, 2006.

아무 생각 없이 길을 걷다가 부딪치거나 넘어지지 않고 목적지를 향해 제대로 가고 있다는 사실에 새삼스럽게 놀란 적은 없는가? 우리가(이 순간 ‘우리’ 보다는 ‘좀비 작동체(zombie agent)’란 용어가 더 적합하다) ‘의식’없이도 얼마나 많은 일들을 완벽하게 해내는지를 곰곰이 생각해 본다면 이 모든 것을 당연하게 받아들이는 우리의 태연자약함이 더 놀라울 정도다. 눈을 예로 들어보자. 안구 뒤쪽에는 광수용체가 없어 시각 이미지에 관한 어떠한 정보도 갖지 못하는 맹점(blind spot)이 있다. 하지만 눈을 씻고 봐도 시야에서 시커멓게 뻥 뚫린 곳을 찾을 수는 없다. 의도적으로 맹점을 시험해 보지 않는 한 우리는 맹점이 있다는 것을 전혀 의식하지 못한다. 영특한 뇌는 그 검은 구멍을 교묘하게 그림으로 채워놓고는 시치미를 뚝 떼고 있는 것이다. 이 뿐만이 아니다. 우리가 눈을 깜박이고 눈알을 이리저리 굴리느라 시각이 차단되어 아무 것도 보지 못하는 ‘잃어버린’ 시간이 하루에 무려 한 시간에 달한다는 사실은 또 얼마나 놀라운가?

 

프랜시스 크릭과 크리스토프 코흐는 시지각(visual perception)에서부터 의식을 탐구하기 시작한다. “합해졌을 때 특정한 의식적 지각체나 경험을 일으키기에 충분한 신경적 기제나 사건들의 최소 집합,” 즉 의식의 분자적이고 신경적인 상관물(NCC, neuronal correlates of consciousness)을 찾는다면 우리는 의식에 관한 아주 유용한 설명 틀을 갖게 된다. 크릭과 코흐는 정신적 사건과 그것의 신경상관물 사이에는 분명한 대응관계가 있어야 한다고 믿는다. 이는 물질이 없으면 마음이 존재할 수 없다는 말로 표현할 수 있다. 그렇다면 의식은 부수현상(epiphenomenon)이거나 환상일 뿐인가? 그렇지 않다. 의식은 없어도 그만인 부수현상도 아니며, 환상은 더더욱 아니다. 또한 인간에게만 귀속되는 특성도 아니다. 그런데 어떻게 좀비 작동체(the zombie agent)에 불과한 생명체가 의식을 갖게 되었을까?

 

유기체가 주관적인 느낌을 갖게 되면서부터 무엇이 달라졌는지 생각해보자. 의식을 가진 존재는 그렇지 않은 존재보다 생존하기가 훨씬 유리하며, 질적으로 향상된 삶을 살 수 있다. 그렇다면 의식을 탐구할 때 놓쳐서는 안 될 핵심은 무엇일까? 바로 질적인 느낌, 날 느낌(raw feeling)이라고도 불리는 감각질(qualia)이다. “감자칩의 짭짤한 맛과 바삭하게 씹히는 느낌, 비 맞은 개의 코를 찌르는 냄새, 평평한 땅에서 수백 미터 위 절벽에 손가락 몇 개로 겨우 매달려 있는 짜릿한 느낌과 같은 것이 생겨날 수 있는가?”라고 경이에 찬 물음을 던지는 코흐는 감각질을 없애거나 포기한 채로 의식을 설명하려는 모든 시도는 실패할 것이라 주장한다. 그는 “주관적인 경험을 기정사실로 여기고, 뇌의 활동은 생물학적 존재가 무언가를 경험하는 데 필요하고도 충분한 조건이라고 가정”하는 데서 출발한다. 감각질은 기억에 필수적이며, 자아를 형성하며, 주체가 미래를 계획하고 선택하는 데 영향을 미친다.

 

감각질의 문제 이외에도 해결해야 할 문제는 산더미처럼 쌓여 있다. 기체의 온도는 기체 분자의 평균 운동에너지라는 등식이 성립하는 것처럼 정신적 사건과 신경적 사건도 동일할까? 코흐는 우리가 이 문제에 단정적으로 대답하는 대신 NCC를 찾는 데 주력하는 것이 현실적으로 바람직함을 일깨운다. 이런 저런 걱정과 두려움 때문에 출발선에 서 보지도 못한다면 우리는 채워지지 않은 호기심을 안고 살아야 하는 고통에 시달릴 것이다. 눈앞의 거대한 밀림 속에서 길을 헤매든, 맹수에 쫓기든, 들어온 것을 후회하든 그것은 일단 밀림에 발을 들여놓고 난 이후의 문제다.

 

단순하고 우직하게, 그러나 열정적으로 연구에 몰두하는 코흐는 앞으로 몇 년 사이에 뇌에서 주관적인 마음이 창발되는 원리가 드러날 것임을 장담한다. 20세기 중반 DNA 이중나선 구조가 드러나면서 유전자, 유전, 인간에 대한 얼마나 많은 것들이 드러나게 되었는가를 생각해 볼 때 코흐의 호언장담에 가슴이 설레는 것은 어쩔 수 없다. 신경세포의 발화와 같은 물리적 작용에서 어떻게 마음이 생겨나는 지에 관한 “설명적 간극(explanatory gap)”을 극복할 수 있다는 사실은 얼마나 매혹적인가! 신, 영혼, 자유의지, 주체라는 것의 특권 등 많은 것을 잃게 될까 두려운 것도 사실이지만, 그 모든 것이 진실이 아니라면 과감히 받아들여야 한다. 잃을 것과 얻을 것의 목록을 만들고 손익을 따져 결정하기에는 근원적인 호기심이 너무 크다. 우리가 누린 안락은, 실제로는 한번도 가지지 못했던 것을 가지고 있다고 착각하는 데서 온 것일지도 모른다.

 

이 모든 것들로부터 나오는 그림은, 그것이 대칭이라는 점에서 아주 멋지다. 당신은 결코 외부 세계를 직접적으로 알 수 없다. 대신, 당신의 신경계가 세계의 표상들 중 하나 이상의 표상에 대해 수행한 어떤 계산의 결과들을 의식한다. 마찬가지로 당신은, 당신의 가장 깊은 내면의 생각도 알 수 없다. 대신, 이러한 정신적 활동과 연관된 감각적 표상만을 알 수 있다. 그것이 사실이라면, 이는 너 자신을 알라라는 격언에 담겨진 서양 철학의 해묵은 과제에 대해 심오한 의미를 지니는 것이다. 끝으로 남는 것은, 감각질의 주관적인 세계- 당신과 나를 좀비와 구분 짓고 우리의 삶을 색, 음악, 냄새, 맛과 멋으로 채우는 것- 라는 것이, 전략적으로 이러한 외부세계와 내부세계 사이에 위치하는 뉴런 한 묶음의 미묘하게 깜박이는 극파 패턴에 결정적으로 의존한다는 취기 가시는 깨달음이다.

 

『의식의 탐구』, 330쪽.

  

 

의식의 탐구

크리스토프 코흐
시그마프레스, 2006년

나는 요즘 인기있는 김태희 보다는 박주미가 아름답다고 느낀다.
나는 위염이 있는 내 위에 좋지 않다며 의사가 말리는 천원에 4개짜리 튀김이 너무 맛있고 내 몸이 튀김을 원하는 것은 튀김에 있는 어떤 필수 성분이 내 몸에 부족하기 때문이라는 주문을 외우며 김말이와 오징어 튀김을 산다.
나는 비오는 것을 무척 좋아한다. 내리는 비를 보고 있노라면 마음이 차분해지고 왠지 모를 슬픔과 허무가 밀려온다. 그래도 난 그 느낌이 좋다.
나는 내가 알고 있는 많은 뛰어난 인물들에 비하면 내 자신이 매우 왜소한 존재라는 것을 알지만 내게 주어진 시간과 환경 속에서 존재의 의미를 찾고 세상의 진리에 조금이나마 다가서려고 애쓴다

이와 같은 나의 느낌, 감정, 세계관과 가치관 등은 모두 내 머릿속에서 생겨날 것이다. 그런데 도대체 어떻게 그런 일이 가능한단 말인가?

인간의 정신작용에 관한 의문은 생명의 기원, 발생 등과 더블어 생물학 분야에서 풀어야하는 난제이자 가장 흥미있는 주제라고 생각한다.
코흐의 저서, ‘의식의 탐구’는 특히 너무 어렵고 알려진 사실도 많지 않으리라는 핑계로 미루어 두었던 정신작용에 관한 공부를 시작하도록 하는 계기가 될 것 같아 큰 기대를 가지고 읽어 보았다. 그러나 역시 아직은 신경생물학적 사실들을 토대로 인간의 주관적이고 추상적인 정신작용을 설명하기에는 무리인 듯 하다. 코흐도 이 점을 인정하고 책의 주제를 ‘시각적 지각’에만 한정시키고 있다. 그럼에도 불구하고 코흐는 인간의 정신작용에 관한 과학적 해명과 관련하여 다음과 같이 매우 낙관적이고 희망에 찬 언급을 하고 있다.

“우리는 과학사에서 유일무이한 시점에 살고 있다. 객관적인 뇌로부터 주관적인 마음이 창발되는 원리를 발견하고 특징지을 과학 기술이 손닿는 곳에 있는 것이다. 앞으로 수년이 결정적임을 두 눈으로 보게 될 것이다.”

‘의식의 탐구’는 코흐라고 하는 뛰어난 과학자가 수 십 년간 뇌에 대해 연구해 온 과정의 산물이며 5년에 걸친 집필 기간을 거쳐 출간된 저서이기 때문에 내용도 방대할 뿐만 아니라 전문가가 아닌 내가 보기에는 매우 어려웠다. 그럼에도 불구하고 책을 놓을 수 없게 하는 많은 매력들이 있었다. 첫 번째 매력 중의 하나는 NCC(neuronal correlates of consciousness, 의식의 신경 상관물)라고 하는 개념이었다. 이 개념은 환원주의적이고 물리주의적 관점에서 정의하는 의식의 물질적 실체와 관련이 있다. 코흐는 NCC를 “특정한 의식적 지각이나 경험을 일으키기에 충분한 신경적 기제나 사건들의 최소 집합” 이라고 정의하며 만약 NCC의 실체가 드러난다면 그것은 의식의 이해 특히 신경생물학적 이해에 있어 혁명적인 진보가 될 것이라고 생각하고 있는 것 같다. 나는 개안적으로 특정한 지각의 생물학적 실체는 특이한 3차원적 패턴으로 발화하는 뉴런들의 상호작용 및 연결망에 존재할 것이라고 생각하는데 이와 같은 뉴런 연결망의 일부를 코흐는 NCC라고 정의하고 있지 안다 생각한다. 그렇다면 코흐가 말하는 NCC는 어디에 있을까? 아직 모른다 그러나 시각적 지각과 관련하여서는 아마도 그것이 IT(하측두 피질)에 위치할 것이라고 추정되고 있다. 코흐는 NCC의 탐색과 규명에 매우 큰 무게를 두고 있고 신경생물학계에서도 이는 분명 매우 주목을 받고 있는 주제인 것 같다. 그리고 현실적으로 의식의 신경생물학적 이해를 위해 반드시 넘어야 할 산이라는 생각이 든다. 그러나 설사 NCC가 명확히 규명된다고 하더라도 이는 의식의 이해에 다가서는 첫걸음일 뿐일 것이다. 왜냐하면 NCC가 밝혀진다고 할지라도 NCC의 구조와 사건들이 실제로 어떻게 우리의 느낌, 감정 그리고 고도의 정신작용들로 발현되는가 하는 진정 우리가 알기를 원하는 문제는 여전히 그대로 남기 때문이다-물론 그 해답에 조금 다가서기는 하겠지만-. 완전히 적절한 비유는 아니겠지만 NCC의 규명은 유전현상의 규명에 있어 차가프가 발견한 DNA 염기 구성비나 Avery 등 또는 Hershey & Chase의 발견 정도에 해당하지 않을까 생각한다. 즉 진정 본질적인 규명이 남은 것이다.

두 번째로 흥미있었던 내용은 의식과 관련해 밝혀진 신경계의 조직도와 그 계층적 특성이었다. 막연히 아직 멀었을거야 라고만 생각하고 있었던 나에게 원숭이에서 밝혀진 전기회로도와 같은 시각계의 복잡한 조직도는 깊은 인상을 주었다. 현대 과학으로 이 정도 아니 그 이상 밝혀져 있기에 코흐처럼 자신있게 의식의 규명이 먼 미래의 일만은 아니라고 주장할 수 있는 것이구나 하는 느낌을 받았다. 또한 신경계 작용의 계층적 특성- 예를 들어 형태의 지각과 관련한 시각정보의 흐름이 망막>V1>V2>V4>IT 로 흐르는 것에서 볼 수 있는-은 진화학적인 관점에서 살펴본다면 당연지사이겠지만 역시 흥미로운 현상이 아닐 수 없었다. 좀 빗나간 이야기인지도 모르겠지만 생명 등 자연 곳곳해서 발견되는 계층적 속성들은 우주의 계층적 속성을 그대로 반영하고 있기 때문이 아닌가 생각한다.
다시 돌아와... 신경계 구조들의 작용에 있어 그 계층적 정보의 흐름 보다도 더 흥미로웠던 부분은 정보 흐름의 되먹임(feedback)이었다. 즉 망막>시각피질>전두엽 뿐만 아니라 전두엽으로부터 초기 시각피질로의 정보의 되먹임. 이것에 바로 의식 출현의 중요한 열쇠가 있지 안다하는 생각이 들었다. 이와 같은 되먹임은 망막에서 시작된 단순한 정보에 고차원적인 풍부함을 더 해 의식이 태어나게 하는 중요한 과정이 아닌가 생각된다.

세 번째 흥미로웠던 주제는 “주의” 였다.
“당신이 의식하는 것은 보통 당신이 주의를 기울이는 것이다. .....”
진정 그러하다. 눈을 통해 매순간 들어오는 신호(정보)의 양은 어마어마하다. 이 모든 신호가 뇌피질에서 계산되어 의식된다면 우리 뇌는 아마도 과부하로 타버릴지도 모른다. 그러나 실제로 이러한 일은 일어나지 않는다. 우리 뇌는 주의(attention)라고 하는 필터를 통해 시각 정보의 일부만을 의식하기 때문이다. 의식에 직접적으로 관여하는 뉴런(들)은 한정되어 있기 때문에 대상(들)이 명시적으로 표상되기 위해서는 경쟁을 하게 되고 경쟁에 이긴-주의를 끈- 대상만이 선택되어 의식되게 되는 것이다. 주의는 의식으로 가는 길목에서 일종의 bottleneck과 같이 작용한다.
또한 주의에는 두 가지 형태가 있다. 우선 상향 주의(bottom-up attention)는 대상의 특출성(saliency)에 기반을 두고 작용한다. 어떤 자극이 충분히 특출하다면 그 자극은 의식된다. 상향 주의에 의한 선택은 시야에 들어오는 모든 대상과 그 속성에 적용되며, 선택은 일시적이고 우리 스스로가 선택을 통제할 수 없다. 우리는 일상에서 매순간 특별히 주의를 기울이며 주변을 살피는 것은 아니지만 우리는 우리가 주변의 모든 것을 보고 있다고 의식한다. 이는 상향 주의를 통해 주변 대상들의 요점만을 지각할 수 있기 때문이다.
또 다른 형태의 주의는 하향 주의(top-down attention) 즉 초점 주의이다. 초점 주의는 시야의 국부적 지역에 위치하는 대상의 특정한 속성만을 선택적으로 의식할 수 있도록 하며, 상향 주의와 달리 의식의 지속 기간이 길고 자의적으로 통제할 수 있다. 특정한 자극들이 동시에 자주 반복되면 이러한 자극들은 통합된 단일체로 의식되게 되는데 이러한 결합(conjunction) 과정은 초점 주의에 의존한다.

언급하고 싶은 마지막 논점은 이 책의 끝부분에서 논하고 있고, 크릭과 코흐가 좋아한다고 하는 주제 즉 우리가 의식하는 것 외에 “비의식적 호문쿨루스” 라고 하는 초정신적인 어떤 것이 있다는 것이다. 좀 더 부연하면, 우리가 의식하는 것은 외부세계 자체가 아니라 신경계가 선택한 외부세계에 대한 표상들 중 하나이며, 이 표상에 붙여진 감각질도 우리가 의식하지 못하는 내면세계의 어떤 초정신적인 작용의 결과라는 것이다. 코흐는 내면세계의 초정신적 어떤 실체를 “호문쿨루스”에 비유하고 우리가 이 호문쿨루스의 작용을 의식하지 못하기 때문에 “비의식적”이라는 표현을 덧 붙였다. 그리고 물론 “초정신적”이라고 표현했다고 해서 흔히 심신이원론에서 주장하는 비물질적인 어떤 것을 가정하고 있는 것은 아니다. 코흐는 전두엽의 어딘가 제한된 영역에 사실상 호문쿨루스처럼 행동하는 신경망이 있다고 믿는다고 말했다. 하지만 코흐의 이 견해를 받아들인다면 우리는 실제 외부세계도 알지 못하고 우리의 깊은 내면세계도 알지 못하며, 오직 감각질의 주관적 세계만을 붙잡고 있는 존재이니 좀 허무하다는 생각을 떨쳐버릴 수 없다.

“의식의 탐구”는 분명 흥미로웠지만 내겐 어려운 책이었던 것 같다. 하지만 그간 미루어 두었던 정신작용에 대한 공부를 시작해 보는 계기는 될 듯 하다. 그리고 이와 관련하여 다음에 읽어야 할 책은 물론 코흐의 절친한 동료이자 스승인 크릭의 “놀라운 가설”이 될 것이다. 그 후에는 에델만의 “신경과학과 마음의 세계” 가 될 듯.....

뇌가 나의 마음을 만든다

-뇌의 신비에 대한 철학적 발견-

 

 

 

 

이 책은 세계 최고의 뇌 과학자 중 한 명인 라마찬드란 박사가 BBC의 ‘리스 강연’에서 행한 내용을 담고 있다. 라마찬드란 박사는 환상사지나 공감각 같은 희귀한 신경이상 사례들을 통해 우리 뇌가 어떻게 작동하는지를 흥미롭게 설명한다. 더 나아가 ‘예술이란 무엇인가’ ‘자유의지란 무엇인가’ ‘자아란 무엇인가’ 같이 이제까지 철학의 영역에 속한다고 여겨졌던 질문들에 뇌 과학자로서 새로운 해답을 제시하며, 과학과 인문학이라는 두 문화의 연결을 시도한다.

 

 

‘마음’의 영역까지도 지배하는 뇌의 전지전능함

 

과학은 증명의 학문이라고 한다. 한 과학자가 무언가를 발견하여 논문을 발표했을 때, 우리는 절대자의 법칙을 완벽히 해부한 100퍼센트의 그것이라고 믿기보다는, ‘또 하나의 가능성 있는 현상’으로 이를 받아들인다. 그렇다면 이토록 완벽할 수 없는, 혹은 증명해나가는 과정의 학문인 과학의 특징을 ‘뇌 과학’만큼 절실하게 드러내는 분야가 또 있을까.

인간의 뇌를 파헤치는 작업은 과학의 영역에만도, 의학의 영역에만도 머물러 있지 않다는 것을 수많은 뇌 관련 학자들로부터 들어온 바다. 두뇌 구조라는 물리학적 구조는 어느덧 파헤치면 파헤칠수록 ‘의지’ ‘사고’ ‘정신’이라는 철학적 영역으로까지 침범하지 않을 수 없기 때문이다. 두뇌에서 생산되는 감각과 이성적 동작은, 흔히 말하듯 가슴에서 생산되는 ‘감성’과 ‘양심’ 따위와는 철저히 구별되는 것일까 고민하게 되는 것처럼 말이다.

쉬운 예를 들어보자. 눈앞에 일어나는 똑같은 광경을 목격하고도 A라는 인물은 버럭 화를 내기도 하지만, B라는 인물은 웃으면서 넘어가기도 한다. 흔히 이런 차이를 보며, A는 한참 스트레스를 가득 받은 사람일 것이라거나, B는 인격수양이 잘 된 사람이라거나, 하는 식으로 결론 내는 것이 다반사다. 인간의 행동을 오로지 ‘마음’의 영역 안에서만 결론 내려 하는 것이다.

그러나 이 책의 저자 라마찬드란 박사는 우주에서 가장 복잡한 구조를 지니고 있다는 뇌의 어마어마한 수치, 가령 천억 개의 신경세포, 1만 개에 이르는 시냅스, 이런 수치를 토대로 가능한 뇌 활동의 순열과 조합을 통해 상상 이상의 현상들을 도출해낼 수 있다고 한다. 즉, 우리가 정신적 범주라 일컬어 왔던 모든 마음의 움직임도 우리 뇌 속에 들어있는 소량의 젤리에 의한 활동이라는 사실이다. 철학의 영역을 과학적 현상으로 설명해줄 수 있다는 얘기다. 한편으론 경이롭고, 한편으론 고차원의 정신 영역마저도 우리 신체의 특성 안에 좌지우지 된다고 생각하면 조금 서글프기조차 하다.

두뇌의 고유한 특정 부위가 활성화 되었느냐 그렇지 못하냐에 따라, 흔히 일반 사람들이 말하듯 ‘정상인이다 비정상인이다’의 확연한 행동 차이가 보인다는 점을, 저자는 이 책 전반을 통해 풍부한 환자들의 예를 들어 설명해주고 있다. 라마찬드란 박사가 애초에 뇌 신경과학에 빠져들게끔 만든 계기가 되었던 뇌중풍 환자의 경우, 그는 뇌중풍의 일종인 가성연수마비 증상의 일환으로 통제할 수 없을 정도로 거의 몇 초에 한 번씩 웃고 울기를 반복했다. 가성연수마비가 순간적으로 반복되기 때문이라 가정하게 되었다. 그는 단축된 시간 주기로 조울증이 나타나듯이 실제로 그는 행복감과 슬픔을 수시로 반복하며 느꼈던 것이다. 박사는 그를 보며, 단지 즐거움이 제외된 기쁨과 거짓 눈물만 존재했던 것인지 의문을 가지지 않을 수 없었다.

현재까진 완벽한 해답을 도출하지는 못했지만, 여전히 신의 영역이라 여겨져 오는 뇌의 상세 구조를 하나하나 해독해가고 있는 실정이다. 그 과정 속에서 상상할 수 없이 다양한 정신 이상의 사례를 접하며, 그 원인이 최근에야 발견된 뇌의 특정부분의 이상에 의한 것임도 속속들이 발견해가고 있다. 그러나 이제는 특별한 정신이상 증세를 넘어, 특정성격 인물군, 혹은 인품의 다양함마저도 뇌 구조의 차이로 인한 것임을 발견할 날이 머지않다. 바야흐로 뇌와 마음, 즉 과학과 인문학의 교차로가 보이는 것이다. 라마찬드란 박사는 이 책의 맨 말미에 다음과 같이 적었다.

‘신경과학자는 ……(중략)…… 최근까지도 철학의 영역이었던 질문 가운데 일부에 답하기 시작하고 있다……(중략)……정치학, 식민주의, 제국주의, 전쟁 또한 인간의 뇌에서 나온 것임을 명심하라.’

 

 

주요 내용

 

■ 신경과학이 분석한 마음의 세계

신경학과 정신의학의 경계는 점점 더 희미해지고 있다. 곧 정신의학은 신경학의 한 분야로 흡수될 것이다. 미래에는 꾀병을 부리는 사람이나 보험금을 타내려는 사기범과 실제 환자를 구분하는 데, 피고인이 계획적 살인자인지 아니면 단순 과실치사범인지 판단하는 데 뇌 스캔을 실시할 것이다(‘신경법률학’ ‘신경범죄학’ 같은 새로운 학문 분야가 생겨날 것이다).

심신의 관계는 자고로 철학의 주요 물음이었다. 마음과 몸을 분리된 실체로, 또는 어느 한쪽이 주된 것으로 설명하는 수많은 주장이 있었다. 일체유심조나 영혼불멸, 자아는 환상이라거나 모든 것은 꿈이라는 등등 온갖 이론이 있었다. 그러나 최근 과학은 심적 과정은 신체적 활동의 부산물일 뿐으로, 별로 중요한 역할을 하지 않는다고 주장하는 부수현상설(epiphenomenalism)로 기우는 듯싶다.

결국 다윈이 옳았던 것일까. “우리는 천사가 아니고 단지 지적인 유인원일 뿐이다. 그러나 우리는 그렇게 느끼지 않는다. 우리는 영원히 초월적인 것을 갈망하면서 우리의 날개를 펴고 날아가기를 시도하는, 괴물 몸속에 갇힌 천사처럼 느낀다.”

라마찬드란은 마음의 문제에 대한 성급한 예단을 삼가면서 다각도로 접근하고 있다. 여기서는 자유의지, 자아와 퀄리아(qualia), 타인의 자아 문제만 간략히 살펴본다.

 

1. 자유의지

수십 년 전 미국의 신경외과의 벤저민 리벳(Benjamin Libet)과 독일의 동물생리학자 한스 코른후버(Hans Kornhuber)는 피험자들에게 10분 안에 아무 때나 손가락을 움직여보라고 지시했다. 피험자들이 손가락을 움직이려는 의지를 느낀 순간과 실제로 손가락을 움직인 순간은 거의 일치했지만, 연구자들은 손가락이 움직이기 0.75초 전에 준비전위라는 뇌전도(EEG) 전위를 측정할 수 있었다.

손가락을 움직이도록 한 것은 각자의 자유의지라고 주관적 느낌은 주장하지만, 뇌전도 측정 결과는 손가락을 움직이도록 한 의지를 느끼기 거의 1초 앞서 뇌 활동이 일어난다는 사실을 보여준 것이다. 뇌의 명령이 1초 먼저 시작된다면 어떻게 우리의 의지가 원인일 수 있겠는가? 명령을 내리는 주체는 뇌이며, 우리의 자유의지는 사후의 합리화 대상일 뿐이거나 단순히 망상에 지나지 않는다.

라마찬드란은 이것이 인공위성을 통한 인터뷰 때 발생하는 소리지연 현상처럼, 뇌 속의 어느 한 부분에서 발생한 신호가 손가락을 움직이라는 메시지로 뇌 속의 다른 부분으로 전달되는 데 필연적으로 발생하는 신경지연(neural delay) 현상 때문이라고 주장한다. 자연선택은 (어떤 진화론적 목적에서) 주관적인 자유의지를 느끼는 순간을 뇌의 명령 순간이 아니라 실질적인 손가락의 움직임과 일치시키기 위해 계획적으로 지연 현상을 보장해온 듯하다.

 

2. 자아와 퀄리아

라마찬드란은 마음의 문제에는 두 가지 측면이 있다고 말한다. 하나는 주관적 감각, 곧 퀄리아이고, 다른 하나는 자아이다. 퀄리아의 문제는 다음과 같다.

“우리 뇌의 수많은 젤리 같은 뉴런들에서 일어나는 이온의 흐름만으로 어떻게 붉은색으로부터 붉음, 각종 향신료나 와인의 향을 인지하는 것일까?”

라마찬드란은 퀄리아가 특정한 생물학적 기능을 수행하기 위해 진화한 것으로, 신경 활동의 부산물, 즉 단순한 부수현상일 수는 없다고 주장한다. 빛이 파동이면서 동시에 입자이듯이, 물질과 정신, 뇌 속에서 일어나는 정신적인 활동이나 육체적인 활동도 어느 하나로는 설명할 수 없다는 것이다.

“자아와 퀄리아는 동전의 양면과 같다. 자신이 경험하지 못한 것을 자유롭게 느끼는 감각이나 퀄리아를 가질 수는 없으며, 감각적 경험이나 기억, 감정이 완전히 결여된 자아를 가질 수는 없다.” 즉, 퀄리아를 경험하는 자의식이 없으면 자유롭게 유동하는 퀄리아를 가지는 것은 불가능하며, 모든 감각이 결여된 고립된 자아란 있을 수 없다는 것이다.

라마찬드란은 자아의 5가지 속성(연속성, 일체성, 구체성, 자유의지, 반성성)을 분석하면서, 생물학자가 더 이상 ‘생명’이 무엇인지 묻지 않듯이(생명이란 DNA 복제와 전사, 크렙스 회로, 젖산 회로 등의 일련의 과정들에 느슨하게 적용되는 단어에 불과함을 이제 모두 알고 있으므로), 자아의 각각의 특성과 뇌 속에서 일어나는 일을 연관지어 설명한다면 ‘자아란 무엇인가’ 하는 문제도 사라지게 될 것이라고 조심스럽게 전망한다.

퀄리아와 자아는 인간에게만 고유한 것으로 유인원과 구별되는 인간의 특징, 언어와 추상적 사고를 가능케 했다. 라마찬드란은 이러한 능력을 담당하는 부위로 우리 뇌 속의 편도와 왼쪽 TPO(측두-두정-후두) 연결점 주위에 위치하고 있는 방추회 및 베르니케영역, 그리고 ‘의도'와 관련 있는 앞띠고랑에 주목한다.

 

3. 타인의 자아

엄마가 혀를 내밀면, 이를 보고 신생아도 따라서 혀를 내민다. 이는 대단히 놀라운 일이다. 이때 신생아는 자아와 타인의 자아 사이에 쳐진 장벽을 허물고 있는 것이다. 이러한 행동을 흉내내기 위해서는 타인의 행동에 대한 내부 모델을 만든 다음 자신의 뇌에서 그것을 재현해야만 한다. 이러한 가상현실 시뮬레이션은 전두엽에 존재하는 ‘거울뉴런’이라는 특정 그룹의 신경세포가 담당한다.

라마찬드란은 이 거울뉴런을 특히 강조하는데, 이것이 우리 정신의 또 다른 중요 능력인 모방을 통한 학습 능력과 문화 전파 능력의 발현에 결정적인 역할을 했기 때문이다. 인간이 사회를 이루고, 문명을 발전시킬 수 있었던 것은 이 거울뉴런에 힘입은 바 크다.

따라서 라마찬드란은 인간의 정신적 기능이라는 맥락에서 본성/양육 논쟁은 의미가 없다고 말한다. “이는 물의 습도가 물을 구성하고 있는 산소에서 나오는지 수소에서 나오는지 질문하는 것과 같다. 우리의 뇌는 그것이 몸담고 있는 문화적 환경과 빠져나올 수 없을 정도로 깊이 얽혀 있다.”

 

 

■ 카프그라 망상과 신경미학

교통사고를 당하고 머리에 충격을 받아 의식불명 상태에 빠진 환자가 있다. 얼마 후 혼수상태에서 벗어난 그 환자의 신경계는 완전히 정상이었다. 그러나 그는 자신의 어머니를 보고는 “이 여자는 우리 엄마와 똑같이 생겼지만 우리 엄마가 아니라 사기꾼이다”라고 말한다. 왜 그는 그렇게 말했을까?

다소 생소한 이 카프그라 증후군(Capgras syndrome) 환자는 우리에게 무언가를 ‘본다’는 의미를 다시 생각하게 한다. 우리가 어떤 사람을 보고 눈을 통해 받아들인 정보는 방추이랑이라는 뇌의 영역에서 해석되어 지금 바라보고 있는 것이 무엇인지 인식하게 된다. 따라서 이 영역이 손상된 환자들은 사람의 얼굴을 알아보지 못하는 안면인식장애(prosopagnosia) 증세를 나타낸다. 일단 형상이 인식되면 그 정보는 편도에 전달되는데, 편도는 바로 감정중추로서, 지금 보고 있는 사물의 감정적인 중요성을 가늠한다.

카프그라 망상을 앓는 앞의 환자는 방추이랑과 다른 모든 시각영역이 정상이기 때문에 그의 뇌는 앞에 서 있는 사람이 어머니처럼 보인다고 말한다. 그러나 사고로 시각중추와 편도, 감정중추를 연결하는 전선이 끊어졌다. 따라서 그는 자신의 어머니를 보고 있으면서도 ‘어머니와 똑같이 생겼지만 그녀가 정말 내 어머니라면 왜 내가 아무것도 느낄 수 없는 것일까? 아니, 어머니일 리가 없어. 그녀는 단지 어머니 흉내를 내는 사기꾼일 뿐이야’라고 생각하는 것이다.

뇌의 시각중추와 감정중추 사이에 이러한 연결고리가 존재한다는 사실은 우리에게 예술의 정체성에 관한 흥미로운 질문을 던진다. 시각 이미지에 대한 미적 감정의 반응이 바로 예술의 일부이기 때문이다. 신경미학(neuroaesthetics)이라는 이 새로운 학문 분야는 전통적인 철학자들을 불쾌하게 만들며 논쟁을 낳고 있다. 결론만 이야기하자면, 아름다움 혹은 예술이란 우리 뇌가 진화의 과정에서 우연히 얻게 된 뉴런의 과다 활성화 상태에 불과하다. 수많은 사회과학자들은 아름다움, 자선, 경건, 사랑이 뇌 속의 신경세포의 활동 산물이라는 이야기를 듣고 분개한다. 그러나 그들의 분노는 환원주의라는 그들의 잘못된 가정에서 기인한다.

 

 

환상사지를 통해 본 뇌의 재배치 가설

악성 종양이나 불의의 사고로 팔을 잃은 환자가 절단된 팔의 존재를 계속 느끼는 현상을 가리키는 환상사지(phantom limbs)는 익히 알려져 있다. 어느 날 라마찬드란은 왼쪽 팔을 잃은 한 환자를 진찰하다가 그의 오른쪽 뺨을 만지자 그 환자는 “제기랄! 당신은 지금 나의 왼쪽 엄지손가락을 만지고 있소”라고 외쳤다. 이어진 실험에서 라마찬드란은 환자의 얼굴 표면에 잃어버린 환상 손이 완벽히 표현되어 있음을 발견했다. 어떻게 이런 일이 벌어질까?

해답은 바로 뇌 속에 있다. 신체의 왼쪽 피부 표면에서 발생하는 촉각 신호는 오른쪽 대뇌반구의 겉질(피질)에 지도처럼 표현될 수 있다. 그것은 마치 거대한 손과 입을 가진 난쟁이처럼 보이는데, 펜필드 호문쿨루스(Penfield homunculus)라 불리는 이 지도는 대부분 연속적이다. 그러나 한 가지 특이한 것은 얼굴을 대표하는 곳이 목 근처가 아니라 손을 대표하는 곳 바로 다음이라는 사실이다.

따라서 위 환자의 경우는 다음과 같이 설명할 수 있다. 팔이 절단되면, 손에 상응하는 뇌겉질의 일부는 아무런 신호를 받지 못한다. 이렇게 되면 뇌겉질은 감각이 입력되기를 바라며, 얼굴 피부에서 나오는 감각은 인접한, 잃어버린 손에 상응하는 빈 영역을 침투한다. 그런 다음 얼굴에서 나오는 신호는 잃어버린 손으로부터 나오는 것처럼 뇌의 상위 중추에 의해 잘못 해석되는 것이다. 라마찬드란은 이러한 뇌의 재배치(remapping)/혼선(crosswiring) 가설을 MEG라는 뇌 영상 기술을 사용해 증명했다.

이러한 발견의 의미는 무엇일까? 우리는 흔히 뇌 속의 모든 조직은 태아기나 유아기 초기에 형성되며, 일단 한번 형성되고 나면 성인이 되어도 변하지 않는다고 생각한다. 뇌놀중처럼 신경계가 한번 손상을 입으면 거의 그 기능이 회복될 수 없는 것도 이 때문이라고 생각한다. 그러나 라마찬드란은 성인의 뇌에도 엄청난 유연성이 존재한다고 주장한다.

팔을 잃기 전 마비를 경험했던 환자 중에는 팔을 잃은 후에도 마비를 느끼는 사람들이 있다. 있지도 않은 환상 팔의 마비(그러나 실제로 고통을 느낀다)를 어떻게 치료할 수 있을까? 만일 팔이 뇌의 명령대로 움직인다는 시각적 피드백을 줄 수 있다면 이 의사 마비는 사라질 것이다. 라마찬드란은 거울을 이용해 성한 오른쪽 팔의 움직이는 이미지를 환상 팔과 중첩시킴으로써 그 치료에 성공했다.

 

 

이 책에 대한 찬사

 

모든 학부모가 자신의 아이들이 그의 발밑에 앉아서 강의를 들을 수 있는 행운을 갖기를 바랄 정도로 카리스마 넘치는 라마찬드란 교수의 뛰어난 업적. 뇌의 복잡한 진화 발달에 대한 그의 최근 연구는 너무나 강력하고 격정적이어서 여러분은 그의 손가락 끝에서 발산되는 빛을 감히 상상할 수 없을 것이다.

〈옵서버〉

 

마음 설레게 하는 책. 라마찬드란 교수는 세계에서 가장 앞서가는 신경과학자이다. 그의 학식은 명쾌하고, 유익하며, 재기 넘치는 자신의 능력과 결합되어 뇌의 기능에 대한 그의 연구결과는 일종의 혁명을 초래하고 있다.

〈가디언〉

 

라마찬드란은 기이하고 황홀한 마음의 제국으로 과학의 실크로드를 여행하는 당대의 마르코 폴로다. 그는 우리가 저녁만찬에 초대해 듣고 싶을 여행자의 기이한 이야기, 현상학적 보물들을 잔뜩 가지고 돌아왔다. 그의 세밀하고 전문적인 이야기 솜씨는 우리의 과학적 이해를 풍요롭게 해줄 것이다.

리처드 도킨스(Richard Dawkins)

 

라마찬드란은 우리 시대 가장 재능 있는 의사이자 해설자 가운데 한 사람이다. 환상사지란 무엇인가, 뇌는 어떻게 환영과 망상을 만들어내는가, 공감각은 무엇이고 은유, 창조성, 예술과 어떤 관계인가, 뇌는 마음과 어떻게 관련되는가 등과 같은 질문에 그가 손대기만 해도 해답이 밝혀진다. 보기 드문 과학서로서, 깊이가 있으면서도 이해하기 쉽다.

올리버 색스(Oliver Sacks)

 

뇌의 다양한 위치 간의 기능적 관계를 관찰할 수 있게 하는 새로운 방법론은 신경학과 신경정신학으로 이해할 수 없는 사례를 비범한 신경과학자가 설명할 수 있도록 만들며, 이제 뇌 과학으로 철학자의 오래된 골칫거리를 해결할 수 있다는 결론을 유도하고 있다. 시사하는 바가 많은 훌륭한 책.

로제 귀유맹(Roger Guillemin), 노벨상 수상자

 

이 책은 대담하고 불경하며 또한 독창적이고 재치 있는 아이디어로 가득한 라마찬드란의 걸작이다. 뇌에 대해 단 한 번도 생각해보지 않은 사람은 물론 나와 같이 뇌에 관한 연구로 일생을 살아온 이들에게도 흥미를 안겨줄 것이다. 이 책은 가뭄에 내리는 소나기와도 같다.

데이비드 허블(David Hubel), 노벨상 수상자

 

흥미를 유발하며, 매우 혁신적이고, 매우 이해하기 쉬운 책

래리 와이스크란츠(Larry Weiskrantz), 옥스퍼드 대학 교수, 왕립협회 회원

 

과학은 정보를 제공하며, 교육시키고, 영감을 불어넣어주며 우리를 즐겁게 하는 방식으로 자신의 작품과 의사소통할 수 있는 과학자를 간절히 원하고 있다. 라마찬드란은 이 모든 것을 만족시키는 거장 가운데 한 사람이다.

앨런 코웨이(Alan Cowey), 옥스퍼드 대학 교수, 왕립협회 회원

 

 

 

■ 빌라야누르 라마찬드란 Vilayanur S. Ramachandran

〈뉴스위크〉가 센추리클럽(21세기 주목할 가장 뛰어난 인물) 100인 가운데 한 사람으로 선정한 세계적인 신경과학자 라마찬드란 박사는 케임브리지 대학 트리니티 칼리지에서 의학박사 학위를 받았다. 처음에는 내과의로서 시각적 지각 분야를 연구했으나 점차 신경학 분야에서 명성을 얻었다. 현재 미국 샌디에이고 캘리포니아 대학(UCSD)의 심리학 및 신경과학 교수, 뇌인지연구소 소장, 솔크연구소 생물학 부교수로 있다. 또한 라호야의 신경과학연구소, 스탠퍼드의 첨단행동과학연구소, 조국인 인도의 과학아카데미 회원으로도 활동하고 있다.

옥스퍼드 대학의 올 소울 칼리지 펠로우십, 코네티컷 대학 명예박사, 신경과학에 대한 역사적 공헌을 기념하는 네덜란드 왕립과학협회의 아리엔스 카퍼스 금메달, 호주국립대학 금메달, 미국신경학회 학회장 강연상 등을 받았다.

1995년 25회 신경과학회 연두 모임에서 ‘뇌 연구 10년’ 강의, 미국 국립정신보건원이 국회도서관에서 개최한 ‘뇌 연구 10년’ 컨퍼런스에서 개회 기조강의, 하버드 매사추세츠 종합병원에서 레이먼드 애덤스 강의, 솔크연구소에서 조나스 솔크 기념 강의 등을 했다.

각종 과학저널에 120여 편의 논문을 게재했으며, 1998년 〈이코노미스트〉가 올해의 책으로 선정한 그의 저서 《뇌 속의 환상Phantoms in the Brain》은 영국의 채널4와 미국의 PBS에서 다큐멘터리로 제작되어 방영되기도 했다.

라마찬드란 박사는 환상사지, 질병인식불능증, 카프그라 증후군, 공감각 등 이미 학계에 널리 알려졌으나 과학적 연구 대상이 되지 못한다고 여겨졌던 신경이상들을 집중 연구해, 이들 환자들의 사례연구로부터 우리 뇌의 메커니즘을 이해하는 데 중요한 일련의 발견들을 이뤄냈다고 평가받는다.

2003년 그는 영국 BBC가 매년 한 차례 명사를 초청해 대중강연을 방송하는 ‘리스 강의(Reith lecture)’에 의사이자 실험심리학자로는 최초로 초대되었다. 이 책은 그 강의를 기초로 내용을 수정, 보완한 것이다.

“뇌가 나의 마음을 만든다”를 읽고

빌라야누르 라마찬드란, 2003(2006역)

뇌가 나의 마음을 만든다. 어떻게 만들까? 뇌가 마음을 만든다면 그 과정의 신경생리학적 기초는 무엇일까? 이런 의문을 가지고 이 책을 읽어 보았다.

1. 뇌과학에서 정신질환의 활용

뇌에서 일어나는 정신작용을 이해하는데 정신질환의 연구는 매우 유용한 정보를 준다. 이것은 마치 유전자의 기능을 연구하는데 있어 돌연변이의 유용성과도 유사한 것 같다. 유전학에서 어떤 유전자의 기능을 이해하기 위한 가장 일반적인 접근방법은 그 유전자가 손상된 돌연변이를 만들거나 찾는 것이다. 왜냐하면 그 돌연변이체에서 이상이 생긴 대사과정이나 행동은 손상된 유전자의 기능과 연관되어 있다고 유추할 수 있기 때문이다. 유사하게 뇌과학에서도 정신질환자의 손상된 뇌부위를 찾고 환자가 보이는 이상 행위와 연관시켜 특정 뇌부위가 담당하고 있는 기능을 유추해낸다. 그리고 이와 같은 연구 결과들이 축적되어 현재 뇌의 특정 부위들의 세세한 기능에 대하여 적당히 많은 것이 알려져 있다. 심지어 특정한 뇌작용은 그 과정이 일어나기 위해 거쳐야 하는 뇌부위들의 상세한 경로뿐 아니라 각 단계에 소요되는 시간까지도 측정되어 있다.

2. 시각경험(시각적 지각)

“... 지각을 이해하기 위한 첫 단계는 뇌 속의 이미지(뇌 속의 스크린)라는 개념은 잊어버리고, 대신에 외부세계의 대상과 사건에 대한 어떤 변형 혹은 상징적 재현을 생각하는 것이다. 글쓰기라고 불리는 짧고 불규칙한 잉크 곡선들이 물리적으로 유사성이 없는 어떤 대상을 상징하거나 재현할 수 있는 것처럼, 뇌 속 신경세포의 행동, 그 발화의 패턴이 외부세계의 대상과 사건을 재현하는 것이다. 신경과학자들은 낯선 언어를 해석하기 위해 노력하는 암호해독자와 비슷하다. 외부세계를 재현하기 위해 신경계가 사용하는 바로 그 언어를 말이다.”

우리의 뇌가 사용하는 언어는 어떤 것일까? 우주의 또 다른 지적생명체는 우리 뇌가 사용하는 언어와 다른 언어를 사용할 수도 있을까? 우리가 ‘장미꽃’이라 하는 것을 미국이라는 곳에 사는 사람들은 ‘rose'라 하고 중국이라는 곳에 사는 사람들은 ‘玫瑰花’라고 표현한다.
내 눈 앞에 장미꽃 한송이가 있다. 나는 장미꽃의 빨간색과 그 특유의 아름다운 모양을 지각한다. 그런데 저 먼 우주에서 지구를 방문한 외계인이 장미꽃을 본다면 나와 같은 모습으로 인식할까? 외계인을 만난 적이 없으니 알 수 없는 일이지만 그들은 전혀 다르게 인식할 수도 있지 않을까 상상해 본다. 더 나아가 외계인은 장미꽃만은 인식하지 못하고 장미꽃과 그것이 담긴 꽃병을 합쳐서 ‘쿠이’라고 인식할지도 모른다. -참고로 ‘쿠이’는 아직 말을 못하는 둘째 아이가 자주 쓰는 단어이다.

이번에는 내 눈 앞에 호랑이 한 마리가 있다(물론 그런 상황이 실현되기를 바라지는 않지만). 나의 뇌 안에서는 어떤 일이 벌어질까? 물론 호랑이의 누런색과 검은 줄무늬는 시각피질 V4영역에 있는 뉴런들을 자극할 것이고 보는 이를 압도하는 그 무시무시한 형태는 IT영역의 뉴런들을 활성화시킬 것이다. 그리고 호랑이가 내 앞으로 다가오기라도 하면 MT영역의 뉴런들도 난리가 날 것이다. 한편 이 세가지 영역의 뉴런들이 모두 자극받았을 때 비로써 자극을 받는 뉴런들도 있을 것이다. 이 뉴런들과 직, 간접적으로 연결된 입, 혀, 성대 등의 근육이 신호를 받아 내는 소리가 바로 언어의 시발점이 아닐까?

라마찬드란은 앞서 내가 예로 든 호랑이로부터 오는 다양한 신호자극들을 하나로 묶어 ‘호랑이’로서 인식되도록 하기 위해 진화된 것이 우리의 ‘의식’이라고 말한다. 분명 이와 같은 묶음의 지각을 지닌 생명체는 진화적으로 유리한 점이 있을 것이다. 누런색만 보고 달아나는 Homo 조상보다는 누런색과 검은 줄무늬 그리고 무시무시한 형태 등을 하나의 묶음으로 지각한 후 달아나는 Homo 조상이 에너지를 덜 낭비했을 것이고 이런 점에서 생존에 유리했을지도 모른다.
다른 한편 에델만이 말한 ‘범주화’라는 개념이 바로 이러한 묶음의 지각을 의미하는 것은 아닐까 생각해 본다.

3. 인간의 예술 창조

원숭이처럼 사람 뇌의 전두엽에도 ‘거울 뉴런’이라는 세포들이 있다. 이들은 내가 어떤 행위를 할 때에 발화하지만 다른 사람이 동일한 행위를 할 때에도 똑같이 발화한다. 라마찬드란은 거울 뉴런의 존재로부터 나아가 우리 뇌에는 ‘가상현실 시뮬레이션 시스템’이 존재한다고 가정한다. 이 시스템을 통해 우리는 타인의 행동을 판단하고 예측한다. 우리 뇌의 가상형실 시뮬레이션 시스템이 진화하는 데에는 인간의 사회성이 커다란 공헌을 하였다. 어쨌든 ‘가상현실 시뮬레이션 시스템’은 인간의 모방 능력을 낳았고 이것은 정보의 문화적 전달을 가능하게 함으로써 궁극적으로 인류의 찬란한 문화와 문명을 탄생케 했다. 그런데 ‘가상현실 시뮬레이션 시스템’은 불완전한 면이 있어서 초기에 인류는 자식을 교육시키는 소도구로서 이미지 창조 행위을 발전시켰고 이 행위가 후에 예술로 승화되었다고 보는 것이 라마찬드란이 인류의 예술 창조와 관련한 관점인 것 같다. 즉 정보 전달을 위한 하나의 수단이 변형되어 예술이라고 하는 문화적 장르가 생기게 되었다는 것이다.
다른 한편 라마찬드란은 우리가 아름답다고 느끼는 예술작품들에게는 그 아름다움을 부여하는 보편원리가 있다고 주장하며 10가지 원리를 제시한다.

4. 자유의지는 뇌가 만들어낸 환상

우리는 우리의 자유로운 의지에 따라 손가락을 움직일 수 있다. 그리고 우리가 손가락을 움직이려는 의지를 느끼는 순간과 실제로 손가락을 움직이는 순간은 정확히 일치한다. 그런데 신경생물학 연구에 의하면 손가락이 움직이기 1초전 즉 우리의 의지가 생기기 직전에 readiness potential이라고 하는 뇌전위가 탐지된다고 한다. 이렇게 되면 우리의 행위는 자유의지에 의한 것이 아니라 뇌의 어떤 명령에 의한 것이 되고 만다. 라마찬드란은 이에 대해 “명령을 내리는 주체는 뇌이며, 우리의 자유의지는 사후의 합리화 대상일 뿐이거나 단순히 망상에 지나지 않는다.”라고 표현했다.
그렇다면 우리가 느끼는 자유의지가 진화한 이유는 무엇인가? 그것에는 특별한 기능이 있는가? 이러한 의문들에 대해 라마찬드란은 이 책에서 명확한 답을 주지 못하고 있다. 다만 양자역학에서 그랬듯이 인과관계에 대한 우리의 생각을 급진적으로 수정할 필요가 있을 것이다라고만 언급하는 정도이다.

5. 자아

자아란 무엇인가?
우선 사전적 정의를 보자. “사고, 감정, 의지 등의 여러 작용의 주관자로서 이 여러 작용에 수반하고, 또한 이를 통일하는 주체이다. 따라서 그것은 그때그때의 사고 ·감정 ·의지의 각 작용의 변화에도 불구하고 지속성과 동일성을 지니는 것이어야 한다.”
우리는 매순간 다른 느낌을 경험하고 생각을 하며 무엇인가를 하려 하고 또 무엇인가를 기억한다. 그러나 이와 같은 매순간의 다름속에서도 우리 각자는 조금도 당황하거나 어렵지 않게 한 인간으로서, 통일체로서의 우리 자신을 경험한다. 자아와 관련하여 명확한 답을 주고 있지는 않지만(과학자로서 그는 그렇게 하기 어려울 것이다) 다음 글은 그의 생각을 읽을 수 있게 한다.
“...자아가 앞에서 살펴 본 구체성, 자유의지, 일체성, 연속성과 같은 일련의 특징으로 정의된다면 이런 각각의 특징을 뇌 속에서 일어나는 일과 관련지어 설명할 수 있을지도 모른다. 이렇게 되면 과학자가 ‘생기’에 관해서 논하지 않거나 ‘생명’이 무엇인지 묻지 않듯이, 자아가 무엇인가 하는 문제는 사라지거나 적어도 뒤로 물러날 것이다(우리는 생명이 DNA 복제나 전사, 크렙스 회로, 젖산 회로 등의 일련의 과정들에 느슨하게 적용되는 단어라는 것을 알고 있다).”

나는 모든 정신작용의 기초는 통합, 연결 또는 묶기가 아닐까하는 생각을 가지고 있다.
여기 사과가 있다. 붉음에 반응하여 어떤 뉴런들이 활성화되고 사과의 형태와 관련하여 또 다른 뉴런들이 자극받는다. 이렇게 하여 사과를 보는 순간 동시에 활성화되거나 시차를 갖는다 하더라도 연관성있게 활성화되는 뉴런들의 발화패턴이 사과에 대한 시각적 지각의 본질이다. 또 지나가는 강아지를 본다고 하자. 색, 모양, 움직임, 저장된 강아지의 기억 등에 대응하는 뉴런들이 동시에 활성화되거나 적어도 연관되어 활성화된다. 그 뿐이다. 강아지에 대한 지각은 연관되어 즉 묶여져 반응하는 뉴런들의 발화 그 이상도 그 이하도 아니다.
자아도 마찬가지이다. 매순간 달라지는 외부 또는 내부 자극에 반응하여 시차는 있겠지만 사고, 감정, 의지, 기억 등에 관여하는 연관되어 활성화되는 거대한 뉴런들의 그물망이 형성된다. 물론 이러한 활성화된 뉴론 그물망은 매순간 변화한다. 그러나 한편으로 매순간 형성되는 거대한 발화 뉴런들의 그물망도 서로 완전히 독립적인 것은 아니다. 일정부분 이전 그물망과 중첩되어진다. 자아의 특성인 통일성은 뉴런 발화의 동시성과 연관성이 그 본질이 아닐까 생각한다.
개별적인 지각, 감정, 기억 등은 모두 연관된 뉴런들의 특정한 발화패턴이며 그 중 가장 거대한 패턴이 바로 자아와 연관된 것이 아닐까?
이러한 개념은 지작의 개별성(주관성) 즉 qualia의 본질도 설명할 수 있다. 우리는 사과를 보고 그것이 붉다고 느끼기는 하지만 사람마다 조금씩 차이가 있다. 이것은 뉴런들의 구조, 시냅스, networking 등에 있어서의 개인간 미세한 차이를 반영한다. 즉 연관되어 발화하는 뉴런들의 패턴이 약간씩 차이가 나는 것이다. 그것이 바로 주관적 감각의 본질이다.

6. 글을 마치며

‘뇌과학을 공부해보자.’하고 마음먹은 뒤 읽은 세 번째 책이다. 원래는 에델만의 “신경과학과 마음의 세계”를 읽을 예정이었는데 어려워 잠시 접어두기로 하고 이 책을 잡았다.
책은 다 읽었지만 아직 처음에 가졌던 의문 즉 뇌가 어떻게 마음을 만드는지에 대한 답은 명확하지 않다. 다만 책을 읽으며 여러 가지 생각을 하게 되었는데 그것은 주로 철학적인 주제들이었다. 아름다움, qualia, 자유의지, 자아...
옛날 자연과학은 철학과 하나였다. 근세를 지나 현대에 이르면서 자연과학은 철학에서 분리되었다. 21세기에는 뇌과학을 매개로 자연과학과 철학이 다시 많은 부분에서 융합되지 않을까 상상해본다.

(“신경과학과 마음의 세계”를 읽기 전에 역시 에델만이 쓴 “뇌는 하늘보다 넓다”를 먼저 읽을 예정이다)

[간단서평]스티브 미슨, 마음의 역사, 영림카디널, 2001  

2010/04/24 13:41

스티브 미슨, 영림카디널, 2001, 326쪽

 

고고학자가 쓴 마음의 진화 역사

사람의 인지 발달에 대한 지칠줄 모르는 관심은 학제를 뛰어넘어 진행되고 있습니다.

지금까지 인지과학에 대한 책을 여러 권 소개했는데, 이 책은 독특하게도 고고학 분야에서 접근한 인지 발달 연구입니다. 인류에 대한 화석과 유적을 중심으로 언어학, 신경과학, 발달심리학, 철학, 동물학 등의 연구 성과를 하나의 정합된 모델로 설명하는 매우 뛰어난 책이라고 감히 말할 수 있습니다. 인문학자여서 그런지 쉬운 언어와 적절한 예시 등이 친근감있고, 이해하기도 쉽습니다.

 

마음의 역사 모델링

이 책이 뛰어난 점, 하나를 굳이 꼽으라면 저는 마음에 대한 훌륭한 모델을 제시했다는 점을 들고 싶습니다. 저는 이 부분이 매우 중요하다고 보는데, 과학책들이 해당 분야에서는 해박하고 전문적일 수 있겠지만 이를 대중적인 시각과 접목시키는데 있어 비약이 있거나 친절하지 않기 때문입니다.  이에 반해 이 책은 마음에 대한 하나의 모델을 제시합니다. 큰 틀을 먼저 제시해주니까 생각의 뼈대를 세우는데 많은 도움을 줍니다.

 

스티브 미슨이 제시하는 마음의 뼈대는 성당 건축 구조입니다. 성당 중앙부에는 돔 모양의 일반 지능이 있습니다. 그리고 일반 지능을 둘러싸고 크게 세 가지 지능, 즉 자연 지능, 사회 지능, 기술 지능이 있습니다. 그리고 여기에 나중에 언어 지능이 추가됩니다.

 

이들 지능들은 인류가 진화해 오면서 형성된 것으로서 일종의 모듈화된 지능입니다. 종종 인간의 지능은 컴퓨터 프로그램의 서브루틴과 비교되곤 합니다. 서브루틴이란 특정한 기능을 담당하는 프로그램으로, 컴퓨터가 특정 기능을 필요할 때 언제든지 호출해서 사용할 수 있게 모듈화되어 있는 것이 특징입니다. 모듈화되어 있다는 것은 다른 기능과 논리적으로 섞이지 않고 독립화되어 있는 것으로 이해할 수 있습니다.

 

인류의 마음이 진화하는 과정에서 자연 지능, 사회 지능, 기술 지능은 점차 분화되어 독립적으로 발전해 왔다고 합니다. 그러다 인류의 문명이 꽃을 피우는 6만년에서 3만년 사이에 인류 마음의 역사에서 중대한 변화가 일어납니다. 바로 이들 독립된 모듈들이 하나의 통합된 형태로 연결되는 일이 발생하게 된 것입니다. 바로 마음에서 새로운 구조가 출현하게 된 겁니다.

 

600만년 인류와 침팬지의 공통 조상이 출현한 이래 마음의 모듈들이 어떻게 발전해 왔는지, 무엇이 중심적인 역할을 수행했는지, 3만년 전, 문화의 혁명이 일어난 마음의 통합은 무엇 때문에 일어나게 되었는지 등을 위의 마음 모델을 중심으로 서술해 나가는 것이 이 책의 기본 구성입니다.

 

4막으로 구성된 마음의 역사

책의 구성도 재미있습니다. 스티브 미슨은 마음의 역사를 크게 4막으로 구성된 공연에 비유합니다. 스티브 미슨이 설명하는 마음의 공연, 4막을 간략히 들여다보면 다음과 같습니다.

 

1막 : 6백만년에서 450만년까지(배우는 인류와 유인원의 공통 조상)

2막 : 450만년에서 180만년까지(배우는 오스트랄로 피테쿠스 계열과 호모 하빌리스)

3막 : 180만년에서 10만년 전까지(배우는 호모에렉투스와 네안데르탈인)

4막 : 10만년 전에서 현재까지(배우는 호모 사피엔스 사피엔스)

 

각각의 시기에 발견된 화석이나 유적을 토대로 또는 실험이나 연구 성과를 소개하면서 이 당시 초기 인류들의 마음 상태를 살펴봅니다. 예를 들어 1막의 경우 공통 조상에 해당하는 유적이나 화석이 발견된 것이 없습니다. 이때에는 이와 유사한 마음 상태에 있다고 추정되는 침팬지의 도구 이용 능력, 자연사 지능, 사회적 관계 등을 살핌으로서 당시 공통 조상의 내면 상태를 보여줍니다.

 

2막과 3막에서는 본격적으로 화석이나 유적을 다룹니다. 예를 들어 뇌용량의 크기, 뇌용량에 비례하는 사회집단의 크기 연구, 네안데르탈인의 르발루아기법(양면박편석기)이 갖는 고도의 도구 사용 능력 , 두개골 형상과 언어의 관계 등 고고학이 지금까지 이루어놓은 다양한 연구 성과들이 총동원되어 인류의 마음을 추론해 냅니다.

 

3개의 막을 서술하면서 스티브 미슨은 인류가 상대적으로 기술 지능, 자연사 지능에 비해 사회적 지능이 일찍부터 발전해 왔음을 주장합니다. 그리고 사회적 지능에 자극받아, 다시말해 의사소통의 필요성이 점증함에 따라 언어 지능 역시 발전해 왔다고 말합니다.

 

4막에 접어 들어 현생인류인 호모 사피엔스가 출현하게 됩니다. 이때 일반 지능을 중심으로 발달했던 4개의 지능 모듈이 서로 연결되기 시작한다고 말합니다. 스티브 미슨은 이것을 '인식의 유동성'이라고 정의하고 있습니다.

 

인식의 유동성과 은유의 출현

인식의 유동성, 다시 말해 각각의 독립적인 모듈들이 서로 교통하는 능력이 생기게 된 직접적인 원인은 무엇이었는지, 스티브 미슨은 자문합니다.

 

스티브 미슨의 결론은 언어의 발전 때문이라고 말합니다. 초기 언어는 사회적 지능에 기반한 의사소통 수단으로 시작됩니다. 따라서 이 당시 언어는 사회적 언어였을 가능성이 높습니다. 물론 의미를 담는 개별적인 단어들이 도구나 자연을 표현할 수 있었겠지만 그것은 단편적이었을 것으로 추측합니다.

 

사회적 지능에 기반한 언어는 점차 비사회적 지능에 기반한 언어에 감염되기 시작합니다. 이때부터 언어는 다중적인 은유를 담기 시작합니다. 즉 사회적 관계를 표상하는 의미가 자연사적인 의미를 담는 표현으로 발전하는 것입니다. 세계 곳곳에서 발견되는 초기 인류의 벽화나 유물, 도구의 발전들은 이러한 지능이 서로 혼합되면서 새로운 창조가 일어나게 된 결과물이라고 말합니다.

 

예를들어 라스코 동굴 벽화에는 여러 형태의 동물 모양이 그려져 있습니다. 이것은 자연사 지능을 표현하는 것입니다. 더불어 이 벽화에는 그 동물의 생태 정보가 그려져 있어 사회적 관계의 의사 소통에 사용될 수 있습니다. 아니 어린 인류에게 학습을 위한 도구로 활용되었을지도 모릅니다. 그리고 이런 미술이 가능하기 위해서는 기술적인 발전이 이루어져야 합니다. 이들 지능이 하나로 융합되지 않고서는 결코 창조될 수 없다는 것이 스티브 미슨의 설명입니다.

 

은유는 두 개의 지능 아니 그 이상의 지능이 서로 연결되어, 같지만 다른 의미를 창조할 때 생깁니다. 이 개념은 '인지과학 이야기'의 인지의미론 관련 서적들을 살펴보시면 아마 도움이 되실 겁니다. 인지의미론에서는 주로 언어의 문법적 구조를 설명하면서 이런 결론에 도달하지만, 스티브 미슨은 고고학적 유적을 연구하면서 이런 결론에 도달합니다.

 

진정한 창의성은 이런 지능들이 서로 연결되면서 비로소 시작되었다고 말합니다.

 

끝으로 저자는 인류의 마음이 나선형적인 발전을 해 왔음을 알려줍니다. 6500만년 전, 공통 조상들은 유전자의 본능에만 속박되어 있던 마음에서 일반 지능을 강화시켜 현실에 보다 적응된 개체로 성장할 수 있었다고 합니다. 이것은 점차 대뇌의 크기와 구조를 성장시켜온 배경이 되었습니다.  그러다 환경에 보다 잘 적응하기 위한 기제로 특화된 지능 모듈을 발전시켜왔습니다. 그것이 바로 사회 지능, 자연사 지능, 기술 지능이었습니다.

 

사회 지능의 한 형태로서 의사소통 수단이었던 언어 지능의 등장은 또 다른 대뇌구조 발전의 새로운 동력이 되었습니다. 언어 지능을 매개로 다양한 지능들이 통합되기 시작한 것입니다. 이것은 복잡한 모듈을 하나로 통합시키는 일반 지능의 발전이라고 할 수 있습니다.

 

한가지 짚고 넘어가야 할 점은 언어의 기원에 대한 부분입니다. '수학 유전자'에서 소개한 비거튼의 경우, 언어의 기원을 사물과 사회에 대한 범주화와 통사 구조의 결합으로 설명하는데 반해, 스티브 미슨은 철저히 의사소통 기원론을 주장하고 있습니다. 어느 것이 옳은지는 앞으로 계속 살펴보아야 할 것 같습니다.

 

결론을 대신하여

이 책의 강점은 일단 읽기 쉬운 문체로 구성되어 있다는 것입니다. 그리고 커다란 인식의 틀을 제공하고 그 인식의 틀을 검증하는 구성으로 되어 있어 매우 쉽게 요점을 이해할 수 있다는 것입니다. 마음에 대해 공부하고자 하는 초심자들에게는 아주 안성맞춤인 책입니다.

 

그가 주장하는 마음 모델이라는 것이 어떤 면에서는 너무 도식적이라 '정말 그럴까?'라는 의구심도 한편에서 생기는 것도 사실입니다. 그러나 장회익 선생님이 '공부 도둑'에서 언급한 것처럼 어떤 것을 공부할 때는 '송아지'를 사육하듯이 하면 좋다는 조언처럼 일단 하나의 관점을 선택하고 다른 연구들을 읽어보면 도움이 될 것도 같습니다.

 

인지의미론에서 만났던 은유의 개념을 여기서 다시 만나게 되어 반가왔습니다. 여기서는 은유가 단지 언어의 현상이 아니라 지능의 본질이라는 점을 고고학의 관점에서 살펴볼 수 있게 해주어 무척 즐거웠습니다.

 

이제 저는 스티브 미슨의 또 다른 책 '노래하는 네안데르탈인'을 손에 들었습니다. 그의 해박한 지식과 이해하기 쉬운 설명이 저를 매료시켜 버렸기 때문입니다. 여러분도 즐거운 감상을 함께 나눌 수 있기를 바라면서...

마인드 해킹 : 인간의 뇌와 마음을 엿보는 해킹 실험 100장면



마인드 해킹 : 인간의 뇌와 마음을 엿보는 해킹 실험 100장면

뭐 이런 책이 있네

별 4개...평가!!!





뇌과학, 인지심리학, 신경과학의 최신 성과를 절묘하게 결합시켜, ‘우리가 의식하지 못하는 사이 우리의 뇌가 어떻게 작동하고 있는가?’를 흥미로운 실험들을 통해 직접 체험하게 해주는 과학교양서로 책에는 총 100개의 항목으로 이루어져 있는데, 각 항목에는 그 항목의 주제와 관련된 간단한 설명, 실제 사례와 실험 자료, 참고 웹사이트, 실생활 적용 등이 포함되어 있다. 그리고 각 항목의 요점을 박스 안에 정리하여 쉽게 핵심을 짚을 수 있도록 하고 있다.



책에 나오는 해킹 실험들을 따라 하다 보면 많은 경우 ‘아니, 이럴 수가!’ 하는 탄성이 나올 만큼 깜짝 놀라게 된다. 그리고 이를 통해 우리의 온갖 감각과 생각들이 일어나는 원리와 과정에 대해 자연스럽게 깨닫게 된다. 빙빙 도는 뱀 착각, 체크무늬 그림자 착각, 고장 난 에스컬레이터 현상, 교차된 손의 착각, 몬티 홀 딜레마, 사이먼 효과, 체셔 고양이 실험 등 흥미 만점의 실험 사례들이 가득 들어 있다.





1장 뇌의 내부

#1. 뇌가 어떻게 작동하는지 알아내기 #2. 뇌파검사(EEG)로 뇌의 지도 그리기 #3. 양전자단층촬영(PET)으로 뇌의 활동을 간접 측정하기 #4. 기능적 자기공명영상(fMRI)으로 뇌의 활동 측정하기 #5. 경두개자기자극(TMS)으로 뇌의 작은 부분을 껐다 켜기 #6. 신경심리학과 10% 신화의 오류 #7. 중추신경계 들여다보기 #8. 피질과 네 엽을 둘러보기 #9. 뉴런 따라잡기 #10. 인지기능이 뇌의 혈류에 미치는 영향 #11. 자극이 강하면 더 빨리 반응할까? #12. 나 자신의 감각소인간 만들기



2장 시각

#13. 시각은 어떻게 처리될까? #14. 시각의 한계를 확인하기 #15. 보려면 행동하라 #16. 맹점 찾기 #17. 시각의 틈을 살짝 엿보기 #18. 시간이 멈추는 순간: 멈춘 시계의 착각 #19. 눈이 한 곳에 고정되어 있지 않으면 더 빨리 반응한다 #20. 3차원을 보는 것처럼 속이기 #21. 물체는 움직여도 되지만, 조명은 움직일 필요가 없다 #22. 깊이를 느끼기 #23. 밝기와 휘도는 어떻게 다를까?: 체크무늬 그림자 착각 #24. 선글라스를 이용해 깊이의 착각을 경험하기 #25. 모든 게 가만히 있는데 움직이는 게 보인다 #26. 적응하기 #27. 움직이는 것 없이 움직임이 보이게 만들기 #28. 운동의 추정: 뒤처진 반짝임 효과 #29. 부드럽게 움직이던 토막들이 걸어가는 것처럼 보인다 #30. 빙빙 도는 뱀 착각 #31. 상상 속의 거리를 최소화하기 #32. 우리 몸에 내장된 방어장치 #33. 신경잡음은 결함이 아니라 인지적 특성이다



3장 주의

#34. 주의를 기울이기 #35. 개수를 단번에 알아채기 #36. 주의가 있고 없음을 느껴보기 #37. 우리의 주의를 끄는 것들 #38. 또 보지 말라 #39. 주의의 공백을 찾기 #40. 변화를 알아차리기 #41. 너무 집중하면 사물이 안 보인다 #42. 뇌는 반복된 거짓 경고를 믿지 않는다 #43. 비디오게임으로 시각 주의력을 키우기



4장 듣기와 언어

#44. 귀로 시간을 알아내기 #45. 소리의 방향을 탐지하기 #46. 음높이를 발견하기 #47. 균형을 유지하기 #48. 불명확한 상황에서 소리를 찾아내기 #49. 뇌는 말소리를 어떻게 처리할까? #50. 큰 뜻은 큰 소리로 말하라 #51. 글을 읽을 때 임시저장소가 넘치지 않도록 하라 #52. 컴퓨터를 능가하는 병렬 처리의 힘



5장 여러 감각의 통합

#53. 시간정보는 소리로, 장소정보는 빛으로 #54. 주의를 여러 장소에 분산시키지 말라 #55. 혼합된 신호와 색의 혼동 #56. 그쪽으로 가지 말라 #57. 여러 감각양상을 결합시켜 강도를 높이기 #58. 눈으로 보면 더 잘 느낀다 #59. 눈으로 듣기: 맥거크 효과 #60. 엉뚱한 데서 나온 목소리에 주의를 기울이기 #61. 혼자 말하기

6장 몸의 움직임

#62. 고장 난 에스컬레이터 현상: 자동조종장치의 작동 #63. 내 몸을 쫓아가기 #64. 신체도식을 이리저리 바꾸기 #65. 왜 내가 나를 간질일 수 없을까? #66. 나의 절반을 속이기 #67. 물체는 우리에게 쓰라고 유혹한다 #68. 왼손잡이와 오른손잡이 #69. 좌뇌와 우뇌



7장 추론

70. 숫자를 조심하라 #71. 확률 대신 빈도로 생각하라 #72. 사기꾼을 찾아라 #73. 다른 사람을 속여서 덜 아프게 만들기 #74. 왜 사람들은 현상을 유지하려 할까?



8장 관계의 지각

#75. 형태를 파악하기 #76. 주의를 끌려면 동시에 발생하게 하라 #77. 움직이는 불빛으로 사람을 지각하기 #78. 물체에 생명을 불어넣기 #79. 사물을 인과관계로 보게 만들기 #80. 자기도 모르는 사이에 행동한다?



9장 기억

#81. 생각을 의식의 표면으로 끌어올리기 #82. 의식함 없이 의식하게 만들기 #83. 기억착각을 이용하기 #84. 기억의 출처를 찾기 #85. 거짓 기억 만들기 #86. 맥락을 바꿔야 확실하게 기억한다 #87. 맥락을 이용해 기억력 키우기 #88. 생각만으로 힘을 키우기 #89. 길을 따라서 기억하기 #90. 신체 이탈을 경험하기 #91. 각성과 수면의 중간지대로 들어가기 #92. 카페인으로 정신 해킹하기



10장. 다른 사람

#93. 얼굴이 특별한 의미를 지니는 까닭 #94. 감정의 신호를 주고받기 #95. 자신을 행복하게 만들기 #96. 뜨거운 추억, 차가운 추억 #97. ‘그것’을 함께 보기 #98. 원숭이처럼 보고 따라 하기 #99. 언짢은 기억을 주위에 퍼뜨리기 #100. 생각하는 대로 된다

종이책
춤추는 뇌

네티즌 평점

1명
8.0
평점주기
저자
김종성 지음
출판사
사이언스북스
2005-03-11 출간 | ISBN 10-8983711612 , ISBN 13-9788983711618 | 판형 A5 | 페이지수 357
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    책소개

    뇌는 어떻게 인간을 지배하는가? 이 책은 최고의 신경과 명의 김종성 교수가 들려주는 매혹적인 뇌 이야기로, 뇌과학으로 인간의 감정과 행동의 다양한 비밀을 풀어보고 있다.

    책속에서는 4장에 걸쳐 먼저 뇌의 전반적인 구조를 통해 설명하고, 차례대로 인간의 감정, 기억과 지능 그리고 성격, 마지막으로 치매 등 뇌질환에 대해 소개하고 있다.

    저자는 일상 생활 속에서 숨겨져 온 뇌에 관한 이야기와 평소에 좋아하는 영화에서 미처 찾지 못했던 뇌에 관해 숨겨진 비밀들을 독자에게 들려준다. 또한 고대 신화와 음악에까지 두루 미친다. 또한 의사로서 겪어 왔던 에피소드들을 통해 우리 주변에서 볼 수 있는 질병과 위험에 관해 경고하고 있으며, 때로는 감동적인 사연도 들려주고 있다.

    저자소개

    김종성
    경기고등학교와 서울대학교 의과대학을 졸업하고 현재 울산대학교 의과대학 교수 및 서울아산병원 신경과 과장으로 재직 중이다. 인간의 정신세계에 매료되어 프로이트와 융을 즐겨 읽었으며, 뇌의 현상으로 인간을 풀이하는 데에 관심을 두고 신경과를 전공으로 택했다. 현재는 뇌졸중 환자의 진단과 치료에 관한 연구에 주력하고 있으며, 뇌 손상 후 발생하는 흥미로운 현상에 대해서는 언제나 소년 같은 호기심을 유지하고 있다.
    일상의 대부분을 환자를 보고 논문을 쓰는 의학자로서, 지나치게 전두엽(지성의 뇌)만 사용하며 살아온 것 같아 변연계(감정의 뇌)를 함께 자극해 글을 쓰기 시작했다. 이번 기회를 통해 일반인들과 더불어 흥미진진하게 매혹적인 뇌의 세계를 탐험하고자 한다.
    함춘의학상(2001), 우수의과학자상(2002), 분쉬의학상(2003) 등을 수상하였고, 《동아일보》, 《신동아》 등에서 '최고의 신경과 명의'로 선정되었다. 저서로는 『뇌에 관해 풀리지 않는 의문들』, 『신경학 교과서』, 『뇌졸중의 모든 것』, 『뇌졸중 119』 등이 있으며 120편의 국외논문을 포함한 210여 편의 학술 논문을 저술했다.

    목차

    글머리에

    1장 뇌와 우리 몸

    온딘의 저주/ 심장보다 더 중요한 뇌 /사랑과 기억의 뇌
    우리가 짱구가 된 이유/ 협조적인 신피질/ 변연계와 신피질의 조화
    웃기/ 당신의 두 눈엔 잠이, 가슴엔 평화가/ 밤의 제왕 멜라토닌
    꿈꾸기/ 식물인간과 잠금 증후군/ 12쌍의 다리/ 냄새와 인간
    꽃이 아름다운 이유/ 앞을 보고 걷는 인간/ 달이 눈썹으로 보이는 이유
    맛보기/ 허무한 식욕/ 어디선가 들려오는 노랫소리
    음악에 부쳐/ 악성의 뇌, 음치의 뇌/ 균형 잡기
    인생은 인형극?/ 움직이기/ 걷기

    2장 희로애락의 비밀
    인간은 행복한가, 불행한가?/ 인간과 페로몬
    우리는 닮은 사람을 좋아한다/ 여성의 아름다움/ 매력적인 남자의 얼굴
    사랑은 어떻게 고통을 치유하나/ 섹스는 뇌로 하는 것/ 사랑은 아무나 하나
    자식 사랑, 애인 사랑/ 태아의 착취/ 줄다리기
    나랑 함께 있어 줘요, 엄마/ 이타적인 뇌/ 남과 여의 갈림길

    3장 기억, 지능 그리고 성격
    기억이 사라진 HM을 기억하며/ 기억이란 무엇일까?
    뇌가 기억하는 방법/ 기억을 좋게 하는 방법?
    노인이 기억하는 법/ 망각의 기술/ 유전인가 환경인가
    혼자 살 것이냐, 함께 살 것이냐/ 긍정적인 생각은 타고난다?
    너무 친한 것도 병이다/ 참을 수 없는 웃음의 괴로움
    세로토닌이 2퍼센트 부족할 때/ 나쁜 남자
    폭력의 생물학적 근거/ 현대인을 위한 레퀴엠/ 현대인의 중독

    4장 우리들의 일그러진 뇌
    멍청해진 아저씨/ 말을 잃어버린 여인/ 마비된 너 자신을 알라
    내 손은 불쌍한 손자/ 뇌량 절단 증후군/ 거울형 글쓰기
    계산 불능증/ 실행증/ 햄릿의 고민
    미칠 것이냐 발작할 것이냐, 그것이 문제로다/ 여자는 괴로워
    인어 소년 이야기/ 자클린 뒤 프레의 비극/ 뚫어, 말어?
    어찌할 수 없는 나의 손발/ 꼬이는 인생, 꼬이는 손발
    보톡스의 용도 변경/ 루스벨트 대통령의 오진?/장님 코끼리 만지기
    인간 광우병/ 소가 미친 것인가, 인간이 미친 것인가?
    풀려가는 히프노스의 비밀/ 뇌 이식/ 벗겨지는 뇌의 신비

    글을 마치며

    참고 문헌
    찾아보기

    출판사 서평

    뇌는 어떻게 인간을 지배하는가?
    최고의 신경과 명의 김종성 교수가 들려주는 매혹적인 이야기

    최근 들어 뇌에 관한 대중의 관심이 높아지고 있다. 천재 과학자 아인슈타인의 뇌를 사후에 보관할 정도로, 한 인간에게 있어 가장 집약적인 부분은 바로 '뇌'라고 말할 수 있다. 인간의 뇌는 그만큼 가장 흥미로운 분야임에도 아직까지 그 신비를 벗겨내지 못한 미지의 영역으로 남아 있다. 이 미지의 세계로 영역을 탐사해 온 뇌과학은 21세기 새로운 과학 혁명의 총아로 각광을 받고 있다. 국외에서는 뇌과학의 최신 성과가 다양한 책으로 출판되어 독자들의 지적 호기심을 충족시키고 있다. 또 국내에서도 수전 그린필드와 같은 뇌과학자들의 저술이 소개된 바 있다.
    이번에 (주)사이언스북스에서 출간된 김종성 교수의 『춤추는 뇌』는 앞서 널리 소개되었던 뇌의 관한 책들과는 조금 다르다. 먼저 저자가 국내 학자, 그것도 진료의 일선에 있는 임상의라는 것이 첫째 특징이고, 그 어떤 책들보다 쉽고 재미있게 씌어졌다는 것이 둘째 특징이다.
    저자인 김종성 교수는 현재 서울아산병원 신경과 과장이자 울산대학교 의과대학 교수로서 신경과에서는 국내 최고의 권위자이다. 2002년에는 대한의사협회의 2010년 내 노벨상 수상이 가능할 것으로 여겨지는 ' 우수 한국인 의·과학자 20인(신경과-뇌졸중)'에 선정되었고, 대한의학회와 한국베링거잉겔하임이 선정한 제13회 분쉬의학상 수상, 또 함춘의학상과 우수의과학자상을 수상하였다.
    김종성 교수는 임상의임에도 불구하고 국내에서 가장 많은 의학 논문을 써왔다.(국외 논문 120여편 포함 모두 200여편) 뇌의 "전두엽 속에서 살아 꿈틀대는" 글쓰기 의지에 따라 "뇌에 관한 의학적 지식과 진화론 그리고 살면서 관찰해 온 인간의 행동을 접목"해 펼쳐 보이는 그의 뇌과학 이야기는 난해한 인간 정신세계의 비밀을 알기 쉽게 풀어헤친다. 2000년에 출간되어 많은 독자들의 사랑을 받은 『뇌에 관해 풀리지 않는 의문들』에서 높은 평가를 받은 그의 글쓰기 능력은 이 책에서 한층 더 발전되어 과학 대중 글쓰기의 훌륭한 사례를 보여 준다.
    『춤추는 뇌』에서 김종성 교수는 한 걸음 더 나아가서 우리들의 생활 속에서 숨겨져 온 뇌에 관한 이야기와 평소에 좋아하는 영화에서 미처 찾지 못했던 뇌에 관해 숨겨진 비밀들을 독자에게 들려준다. 그의 해박한 지식은 일상생활과 영화에서 그치는 것이 아니라 고대 신화와 음악에까지 두루 미쳐 우리에게 책 읽는 즐거움을 선사할 것이다.
    그렇다고 해서 이 책이 가벼운 에세이에 그치는 것은 아니다. 국내 최고의 신경학 권위자이자 의사로서 겪어 왔던 에피소드들을 통해 우리 주변에서 볼 수 있는 질병과 위험에 관해 경고하고 있으며, 때로는 감동적인 사연으로 가슴을 뭉클하게 만들기도 한다. 아무리 좋은 책이라도 어렵게 씌어졌다면 독자들이 이해하는데 무리가 있을 것이고, 유용한 정보가 많다고 할지라도 딱딱한 서술로 이루어져 있다면 그 정보가 눈에 들어올 리 없다. 쉽고 가볍든, 무겁고 감동적이든 『춤추는 뇌』는 우리가 재미있게 읽을 수 있다는 데에 큰 미덕이 있다.

    인간은 어쩌면 뇌의 작용에 의해 춤추고 있는 꼭두각시인지도 모른다.

    인간은 본능만 따르는 동물은 아니다. 생존과는 당장 관계가 없는 예술을 논하기도 하고, 남을 위해 희생할 줄도 안다. 이는 우리가 다른 동물에 비해 대뇌가 발달했음과 무관하지 않다. 감정과 행위는 모두 뇌가 관장하고 있는 것이다. 인간의 여러 행위들은 단순한 진화론적 혹은 적자생존의 법칙으로는 쉽게 이해할 수 없는 문제이지만, 그 해석에서 완전히 벗어나는 것도 아니다. 단지 대뇌가 매우 발달했고, 신경세포들이 복잡하게 얽혀있으므로 우리가 이를 이해하기 힘들 뿐이다.
    지금도 유전자는 끊임없이 뇌를 사용해서 자신의 목적을 달성하려 하고 있다. 우리의 '춤추는 뇌'를 통해서 말이다.-본문 중에서

    우리는 인간이 개나 고양이와는 다르다고 생각한다. 또 공상 과학 영화에 등장하는 주인공처럼 누군가에 의해 조종당하기를 원하지도 않는다. 하지만 인간을 포함한 모든 동물은 뇌로부터 자유롭지 않다. 단순히 생각한다면 모두가 뇌의 프로그램에 의해 조종당하는 꼭두각시에 불과한 것이다. 그렇다면 이렇게 단순한 이론을 벗어나, 우리가 개나 고양이와는 다른 존재라는 것을 어떻게 알 수 있을까. 그 해답이 바로 여기 『춤추는 뇌』에 있다.
    1장 「뇌와 우리 몸」에서는 뇌의 전반적인 구조를 이 책을 통해 새롭게 그려진 일러스트를 통해 설명한다. 각 부위의 기능을 살펴볼 때에는 다양한 신화나 경제 이론이 동원된다. 사랑하는 사람에게 고백할 때 왜 하트를 그려서는 안 되는가에서부터 후각과 청각, 미각 등 여러 감각들이 뇌의 어떤 곳에서부터 지령을 받고 우리에게 행동하게 하는가를 말한다.
    2장 「희로애락의 비밀」에서는 우리가 가장 호기심을 갖고 대하는 인간의 감정들-사랑과 미움, 행복과 불행을 일상생활의 여러 사례를 통해 알아본다. 남녀가 서로에게 관심을 갖고 있을 때 나타나는 표현과 연인이 자신에게 흥미를 잃고 있을 때 드러내는 행동에서부터, 가장 고귀한 사랑이라고 말할 수 있는 어머니의 자식 사랑까지 인간의 감정에 대한 가장 흥미로운 영역을 소개한다.
    3장 「기억, 지능 그리고 성격」에서는 인간의 기억과 신이 주신 가장 큰 축복이라는 망각 그리고 지능에 대한 이야기를 엿볼 수 있다. 뇌가 기억하는 방법이라든지 기억력이 퇴화하는 메커니즘을 해설한다. 노인의 지혜와 기억의 관계, 인간의 성격을 구분 짓는 뇌과학적 요소와 폭력성의 경향 등을 조명하면서 현대인에게서 나타나는 여러 부작용들을 경고한다.
    마지막 4장 「우리들의 일그러진 뇌」를 통해서는 우리가 가장 우려하고 있는 치매 질환, 몇 년 전부터 계속 세상을 시끄럽게 만들었던 광우병 등을 소개하고 유명인들이 앓았던 질환을 통해 신경과 질환의 이해와 그 치료 방법에 대해 말한다. 또한 인간 복제의 관심이 늘어나면서 뇌 이식은 가능할 것인가에 대한 저자의 의견을 드러낸다. 임상의만이 경험할 수 있는 생생한 사례들을 통해 이러한 뇌 질환들이 그저 남의 이야기만은 아닌 바로 우리 자신들의 문제라고 그 문제점을 인식하도록 도와준다.

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    저자
    히사쓰네 다쓰히로 지음 | 정광태 옮김
    출판사
    함께북스
    2008-07-20 출간 | ISBN 10-8975044920 , ISBN 13-9788975044922 | 판형 A6 | 페이지수 216
    최저가
    6,000  4,740(21%) , 50원 적립(1%)
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    책소개

    [머리말]

    행복한 뇌 상태에 있으면 왜 행복이라는 감정이 쉽게 생기는지에 대하여 최신의 뇌 과학 연구 결과를 기준으로 설명한다. 또한 구체적으로 어떤 생활습관이 행복을 쉽게 느끼는 행복한 뇌를 만드는가에 대해 독자들이 쉽게 이해하고 실천할 수 있도록 일상적인 예를 들어본다.

    저자소개

    지은이_ 히사쓰네 다쓰히로
    히사쓰네다쓰히로 1964년생. 87년 도쿄대학 농예화학과 졸업. 同대학원 농학생명과학연구과 농학박사 취득. 도쿄대학 농학부에 조교로 있으면서 영양성분의 세포생리작용에 관하여 연구. 94년부터 96년까지 미국국립위생연구소(NIH)에서 신경재생에 관하여 연구. 99년부터 도쿄대학 대학원 신 영역 창성과학연구과 조교로 연구팀을 인솔하여, '현미경 화상 이미징'과 '3D 뇌 조직학' 등의 부문에서 많은 연구 성과를 거두었다. 2001년 원숭이를 사용한 실험에서 "성인이 되어도 뇌세포는 성장한다"는 사실을 밝혀내 세계의 주목을 받았다.
    저서에는 <'행복한 뇌'는 스스로 만든다> <베스트 두뇌로 양성하는 방법> <두뇌와 몸의 구조 그림사전>이 있다.

    옮긴이_ 정광태
    전남대학교 일어일문학과 졸업. 일본사회복지법인 모모노이에에 근무하였으며 현재(주)농협무역에 몸담고 있다. 업무상 일본의 건강관련서를 다독하는 편인 역자는 이 책을 번역하게 된 계기를 통해 주변 사람들에게 '행복한 뇌 관리사'를 자청하고 있다. 특히, '사랑'은 뇌를 가장 행복하게 만드는 선물이라는 본문 내용을 반복해서 강조하는 그는 앞으로도 우리 사회의 건강하고 행복한 뇌를 훈련하는 문화를 만들기 위해 노력하겠다고 포부를 밝히고 있다.

    목차

    제1부 생기발랄한 건강을 가져다주는 '행복한 뇌' - 뇌가 느끼는 행복 메커니즘
    1. 행복한 뇌란 무엇인가?
    당신의 뇌는 '행복한 뇌'인가? 아니면 '불행한 뇌'인가?
    '행복한 뇌'가 만들어지는 '행복 루프'란 무엇인가?
    ONLY-ONE의 행복이 '행복한 뇌'를 만든다
    뇌를 행복하게 되도록 프로그래밍되어 있다

    2. 행복을 만들어 내는 신생 뉴런
    새로운 뉴런은 어디에서 태어나는가?
    신생 뉴런은 트라우마(trauma)를 지운다
    기억에 큰 영향을 주는 치상화란 무엇인가?
    신생 뉴런은 항(抗)우울증 작용을 한다.
    뇌세포는 자극에 의해 진화한다.
    해마를 새롭게 만들면 행복감이 상승한다.
    뇌는 놀랄 만한 자연치유력을 가지고 있다.

    3. 뇌 성장에는 애정이 제일이다!
    뇌는 '타마고치'와 같다
    뇌를 향한 세 가지 애정표현은 식사·수면·자극이다
    스트레스는 신생뉴런의 천적이다
    뇌의 영양인자(BDNF)는 우울증을 막아 준다
    미니 다이어트로 뇌가 행복해진다
    아이디어가 번뜩일 때 뇌는 기뻐한다.
    안 좋은 기억을 정말 지울 수 있는가?

    4. 연애는 뇌의 영양분
    연애는 뇌를 활성화한다
    사랑은 뇌에 에너지를 준다
    사랑할 때 뇌는 항상 건강하다
    거울 뉴런을 키우면 사랑받는다
    연애를 잘 하는 사람이 기억력도 좋다

    제2부 '행복한 뇌'를 만드는 50가지 습관 - 일상생활 중 간단히 실천할 수 있는 뇌 관리법
    1. 식사 - 뇌에 에너지를 공급하여 건강이 충만해진다
    (1) 아침식사를 하여 뇌의 온도를 높인다
    (2) 천천히 식사를 해서 뇌에 포만감을 보낸다
    (3) 아미노산 보충제로 '뇌의 근육'을 도와 준다
    (4) 고기를 먹어 신경전달의 유연성을 높인다
    (5) 적당한 음주로 뇌를 쉬게 한다
    (6) 건강음료로 뇌의 혈관을 강화한다
    (7) 커피의 향은 뇌를 일시적으로 해방시킨다
    (8) 전통 식단으로 뇌의 혈핵을 잘 흐르게 한다
    (9) '행복한 뇌'의 척도인 화장실을 챙긴다
    (10) 칼로리 제한으로 뇌의 영양인자를 늘린다

    2. 운동 - 뇌를 자극하면 머리 회전이 빨라진다!
    (11) 음독(音讀)으로 뇌를 워밍업한다
    (12) 휴대전화의 번호를 뒤에서 말해 본다
    (13) 뇌 활동이 저조할 때는 반복적인 일(routine work)을 한다
    (14) 뇌의 상태가 좋을 때는 아이디어를 내도록 한다
    (15) 망설이는 시간을 줄이고 잠정적인 선택을 한다
    (16) 생각이 막히면 걷는다
    (17) 운동을 통해 기억력을 높인다
    (18) 새로운 것을 배움으로써 뇌를 자극한다
    (19) 웃는 얼굴을 만들어 뇌가 착각하게 한다
    (20) 눈물을 흘려서 감정을 해방시킨다

    3. 휴양 - 뇌를 환기시키면 몸과 마음이 치료된다
    (21) 심호흡으로 뇌에 신선한 산소를 충전한다
    (22) 스트레칭을 해서 뇌에 성장 호르몬을 보낸다
    (23) 마사지로 뇌를 풀어 준다
    (24) '순간 탈출'로 혼자만의 시간을 만든다
    (25) 추억의 음악을 들으며 행복한 기억을 떠올린다
    (26) '마음을 치유해 주는 소설'을 읽어서 호르몬 밸런스를 변화시킨다
    (27) 노는 것은 뇌에 안티 스트레스 효과를 준다
    (28) 음식을 만들어서 오감을 자극한다
    (29) 여행으로 공감 뉴런을 연마한다
    (30) 행복한 기억은 나쁜 기억을 지운다

    4. 수면 - 꿈을 꿀 정도로 기억력이 향상한다
    (31) 뇌를 쉬게 하려면 매일 6~8시간을 잔다
    (32) 수면부족인 사람은 수면리듬에 주의한다
    (33) 뇌에 정리할 시간을 준다
    (34) 공부한 뒤에는 반드시 잠을 잔다
    (35) 해결하지 못한 어려운 문제는 잠으로 해결한다
    (36) 독서나 음악으로 잠자기 전에 흥분을 가라 앉힌다
    (37) 술과 수면개선제 등을 이용한다
    (38) 즐거운 일과 긍정적인 이미지를 떠올리며 잠자리에 든다
    (39) 낮잠으로 뇌의 힘을 강화한다
    (40) 일을 사보타주(sabotage)하고 잠시 쉰다

    5. 보람 - 뇌가 감동하면 의지가 강해진다
    (41) 목표를 종이에 적고 선언한다
    (42) 실패를 두려워하지 말고 도전해 본다
    (43) '작은 사명감'을 가짐으로써 실행 의지를 높인다
    (44) 자신을 알고 자신만의 색을 찾는다
    (45) '갖고 싶은 모습'으로 자신을 변화시킨다
    (46) 사랑을 해서 적극적이 된다
    (47) 남에게 칭찬받고 남을 칭찬한다
    (48) 타인에게 자상하게 대하면 자신은 건강해진다
    (49) 사람을 키우는 기쁨을 맛본다
    (50) 자신을 꾸짖는 사람을 찾는다

    - 맺음말
    - 역자의 글

    출판사 서평

    뇌를 잘 보살피고 키워나가면 누구나 행복하게 살 수 있다!
    저자는 인간의 뇌를 '타마고치'에 비유한다.
    타마고치는 어리광을 부리는 어린 아이처럼 사람의 애정을 갈구한다.
    사람의 손때를 타야만 타마고치는 비로소 밝고 건강하게 자란다.
    이처럼 인간의 뇌도 잘 보살피고 키워나갈 때 밝고 건강하고 행복해질 수 있는 것이다. 저자는 행복해지고 싶은 사람이라면 자신의 뇌를 타마고치처럼 애정을 갖고 귀여워해 주자고 말한다.
    "뇌를 내 몸 안에 있는 타인처럼 생각하고 사랑으로 보살피고 키워 보라."
    그렇게 하여 '행복한 뇌'가 되면 반드시 행복한 삶을 만끽하게 될 것이라고.
    실제로 현대 뇌 과학의 연구 결과는 뇌가 행복할 때 기억력도 더 좋아지고 무언가 하려는 의지도 생겨난다는 것을 실증하고 있다.
    저자는 이 책을 통해 최근 연구 성과로 규명된 사실에 입각하여 '행복한 뇌'의 상태에서 어떻게 '행복'이라는 감정이 쉽게 생겨나는지를 설명하고, 구체적으로 어떤 생활습관을 유지해야 행복감을 느끼기 쉬운' 행복한 뇌'로 만들어 지는지를 일상적인 사례를 다수 곁들여 가며 이해하기 쉽게 소개하고 있다.

    책속으로

    아침식사를 하면 뇌의 온도가 올라간다. 이는 아침 식사를 통해 밤사이 차가워진 뇌를 따뜻하게 해줌으로써 뇌의 기능을 활성화하고 보다 왕성하게 만들어 주는 것이다.
    여러분은 아침식사를 꼭 하는 편인가? 식사는 뇌에 영양을 보충해 주는 역할을 한다. 그것은 '뇌의 온도를 높인다'는 것이다.
    많은 사람들이 아침에 잠자리에서 일어날 대면 몸이 차가워진 것을 느낀다. 실제로 아침에 깨어났을 때 우리의 몸은 하루 중 체온이 가장 낮다. 뇌의 온도도 체온과 거의 비슷하므로 아침에 기상했을 대가 가장 낮다. 그러므로 우선 '차가워진 뇌를 따뜻하게 해 준다'는 데서 하루를 시작해 보자. 식사를 하면 체온은 0.5도 가량 상승한 뇌의 온도도 상승하므로, 아침식사를 하는 것은 바로 뇌를 워밍업하는 것과 같다. P70.

    공부를 한 뒤에는 반드시 잠을 자둬야한다.
    시험이 눈앞에 닥쳤을 때 밤샘을 해서라도 암기하려는 사람이 있다. 하지만 수면시간을 줄이면 기억력을 위해서는 오히려 좋지 않다. 기억을 정착시키는 데 수면이 중요한 역할을 하기 때문이다.
    수면에는 램수면과 비램수면이 있는데 꿈을 구고 있을 대의 얕은 잠을 잘 때가 전자이고 꿈을 꾸지 않는 깊은 수면을 후자라 한다. 수면중에는 이 과정이 주기적으로 교차한다. 꾸벅거리며 잠에 빠지기 시작하면, 처음에는 아직 뇌 회로가 활동하기 때문에 꿈인지 현실인지 구별이 안가는 꿈을 꾸다가 잠에 빠지게 된다. 그리고 바로 깊은 잠에 빠지게 되어 첫 번째 비램수면에 들어간다. 이는 뇌가 충분히 쉬고 있는 상태로서 꿈을 꾸는 일은 없다. p168

    종이책
    마인드 인 소사이어티 - 비고츠키의 인간 고등심리 과정의 형성과 교육


    Mind in Society

    네티즌 평점

    1명
    10
    평점주기
    저자
    L. S. 비고츠키 지음 | 정회욱 옮김 | Vygotsky, L. S. 원저자
    출판사
    학이시습
    2009-11-30 출간 | ISBN 10-8964069072 , ISBN 13-9788964069073 | 판형 A5 | 페이지수 254
    최저가
    18,000  16,200(10%) , 486원 적립(3%)
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    이 분류에서 많이 사는 책

    책소개

    『마인드 인 소사이어티』는 수년에 걸쳐 비고츠키의 저술 자료들을 조사하고 정리했으며, 비고츠키가 영향받은 동시대 학자들의 문헌 및 자료 등을 발굴하여 추가함으로써 독자들이 비고츠키 이론을 보다 명확하게 이해할 수 있도록 구성한 책이다.

    저자소개

    저자 L. S. 비고츠키(Lev Semyonovich Vygotsky, 1896~1934)
    구소련의 심리학자로, 1896년 11월 5일 러시아제국의 벨라루스 오르샤의 유복한 유대인 가정에서 태어나 남부의 고멜에서 성장했다. 1917년 모스크바대학교를 졸업한 뒤 다시 고멜로 돌아와 교사로 일하다가 1924년 모스크바로 이주, 심리학 연구를 시작했다. 1934년 6월 11일 37세에 결핵으로 요절했다. 대표 저서인 『Thought and Language(사고와 언어)』, 『The Crisis in Psychology(심리학의 위기)』 모두 1934년 하반기 그의 사후에 출판됐으며, 1958년이 돼서야 서방세계로 알려졌다.

    역자 정회욱
    현재 국립목포대학교 사범대 교육학과의 교수로 재직 중이다. 1957년 9월 서울에서 태어났다. 서울대학교 사범대 교육학과에 입학했다. 1985년 대학을 졸업하고 서울북공업고등학교에서 윤리교사로 근무했다. 미네소타대학교에서 교육행정 전공으로 석사학위와 박사학위를 받았으며, 이후 한국청소년개발원에서 근무했다. 지은 책으로는 『교육행정학』, 『교육행정 및 교육경영』, 『한국의 교육제도와 교육법』, 『한국교육의 이해』(공저), 옮김 책으로는 『의사결정의 함정들』, 『배움의 목적과 기능』, 『교육의 수월성과 형평성』(공역)이 있고, 논문으로는 “초등교사의 조직몰입에 대한 학교조직 요인의 효과”, “학교조직 요인 및 교사의 사회심리학적 요인이 직무만족도에 미치는 영향” 등이 있다.

    목차

    편집자 서문
    비고츠키의 생애

    서론
    19세기의 기원들
    혁명 후 러시아의 심리학
    마르크스주의 이론 체계
    지적·사회적 배경
    비고츠키의 실험 방법

    Ⅰ. 기본 이론과 자료
    아동 발달에서의 도구와 상징

    동물과 아동의 실용지능
    말과 도구 사용 사이의 관계
    사회적 상호작용과 실행 활동의 전환

    지각과 주의의 발달
    아동의 선택 행동에 대한 연구

    기억과 사고에 대한 통제력
    간접적(매개적) 기억의 사회적 기원
    기호 작용의 구조
    아동의 초기 기호 작용
    기호 작용의 발달사
    기억과 사고

    고등심리 기능의 내면화
    방법의 문제
    복잡한 선택 반응 심리
    선택 반응에 대한 인과-동태적 연구
    새로운 방법의 특징

    Ⅱ. 기본 이론과 자료
    학습과 발달의 상호작용
    근접발달영역: 새로운 접근법

    발달에서 놀이의 역할
    놀이에서의 행동과 의미
    행동과 의미의 분리
    결론

    문자언어 이전의 과정
    제스처와 시각적 기호
    놀이 속 상징성의 발달
    그림 속 상징성의 발달
    글쓰기에서의 상징성
    실제적 시사점

    후기
    발달의 개념
    교육적 시사점
    비고츠키의 역사·문화적 접근

    비고츠키의 저술들
    인명 색인
    내용 색인
    옮긴이의 말

    출판사 서평

    비고츠키는 오랫동안 발달심리학자로 인식되어왔다. 그러나 이는 발달에 관한 그의 이론들을 서방 세계가 결코 제대로 이해하지 못한 탓이다. 이 책은 이런 오해들을 상당 부분 바로잡아준다. 이 책은 비고츠키 연구자들이 지금까지 영어로 번역된 적 없는 비고츠키의 주요 원전 저술들을 선별해 묶은 것으로, 인간 고등정신의 형성 과정을 밝히고자 한 비고츠키의 이론과 근본 원리를 한눈에 파악할 수 있도록 한다.

    그의 저술이 서방세계에 알려지던 순간,
    모두가 다음과 같이 평가했다. ‘비고츠키는 천재다.’

    실험심리학에 젖어 있는 학자들은 비고츠키가 실시한 연구와 논문들의 신빙성과 과학성을 의심하기도 한다. 하지만 비고츠키는 자신의 건강 상태가 좋지 않음을 알고 살아생전 새로운 연구 영역들을 개척하는 일에 매진했다. 따라서 이 책의 편집에 참여한 이들은 수년에 걸쳐 비고츠키의 저술 자료들을 조사하고 정리했으며, 비고츠키가 영향받은 동시대 학자들의 문헌 및 자료 등을 발굴하여 추가함으로써 독자들이 비고츠키 이론을 보다 명확하게 이해할 수 있도록 했다. 이 책의 말미에는 비고츠키의 저술 목록을 실었다. 비고츠키는 동물과 차별되는 인간만의 독특한 고등정신 기능의 형성 과정을 밝혀내는 것을 연구의 목표로 삼았다. 따라서 당시 서유럽과 미국에서 부각되던 지적 능력 검사들을 강조하는 페돌로지(pedology)를 경멸했으며, 동물심리학으로부터 이끌어낸 자극-반응 법칙들의 기계적인 결합 원리들을 곱하고 엮음으로써 인간의 고등심리 기능들을 이해할 수 있다는 생각에 대해 날카롭게 비판했다. 더불어, 성인의 지적 기능이 단지 성숙에 의해 생겨난다거나 혹은 아동의 내부에 이미 구비되어 있어 단순히 발현될 기회를 기다리고 있다고 주장하는 이론들에 대해서도 통렬한 비판을 가했다. 대신, 심리적 기능들이 뇌 활동의 산물이라고 주장하면서 실험 인지심리학을 신경학과 생리학과 결합시킬 것을 일찍이 주장했다. 비고츠키는 문화가 아동 성격의 일부가 되어가는 기제, 즉 인간 고등정신의 형성 과정을 제시한 첫 번째 현대 심리학자다. 즉, 인간 고등정신의 형성 과정이 인간사회 역사에 대한 마르크스주의 이론의 견지에서 이해돼야 한다고 주장하며, 변증법적 유물론적 관점을 인간 발달에 접목시켰다. 그는 사회적 관계와 역사적 맥락 속에서 인간 고등정신의 형성과 발달을 연구할 수 있는 통합된 행동 과학의 토대를 마련했고, 사회 문화적 환경을 기반으로 한 ‘근접발달영역’이라는 고등정신 형성의 중요한 측면을 발견하는 등, 오늘날 인간 발달의 문제를 재해석한 문화역사적 심리학의 기초를 마련한 것으로 평가된다.

    서평
    비고츠키는 천재다. 반세기 이상 흘렀지만, 나는 과학 영역에서 심지어 그의 믿을 수 없는 분석력과 선견지명에 근접한 사람조차 발견할 수 없다. 내 모든 연구들은 그가 구성한 심리학 이론에서 비롯된 결과물에 지나지 않는다.
    - A. R. 루리아

    이 책은 지금까지 영어로 번역된 적 없는 비고츠키의 주요 저술들을 선별해 묶은 것으로, 서방 세계의 독자들에게 러시아의 가장 영향력 있는 심리학자 가운데 한 사람인 비고츠키의 독창적인 학문적 기여를 접할 수 있게 한다.
    - "사이콜로지 투데이(Psychology Today)"

    책속으로

    근접발달영역은 실제적 발달 수준과 잠재적 발달 수준 사이의 거리다. 실제적 발달 수준은 독립적 문제 해결에 의해 결정되고, 잠재적 발달 수준은 성인의 안내 혹은 능력이 더 높은 동료들과의 협동을 통한 문제 해결에 의해 결정된다. - p.134

    일반적인 발달 과정 내에, 그 기원에서도 차이가 나고 질적으로도 다른 발달 노선 두 가지가 있다. 하나는 생물학적인 기원을 가지고 있는 기초적 과정이고, 다른 하나는 사회문화적 기원을 가지고 있는 고등심리 기능이다. 아동 행동의 발달사는 이러한 두 가지 노선이 씨줄과 날줄로 직조되는 방식으로 생겨난다. - p.72

    인간에게 특수한 형태의 실용지능과 추상 지능이 생겨나게 하는 지적 발달 과정에서 가장 중요한 순간은, 이전에는 완전히 독립적인 발달 경로를 밟던 말하기와 실용 활동이 만날 때 일어난다. - p.37

    기호 작용은 심리 발달의 기본 법칙의 지배를 받는 복잡하고 장기적인 과정의 결과로 나타난다는 것을 우리는 발견했다. 이것은 아동에게서 기호-사용 활동이 단순히 발명되지도 않고, 성인들에 의해서 전수되지도 않는다는 것을 의미한다. - p.71

    어떤 것을 역사적으로 연구한다는 것은 그것을 변화의 과정 속에서 연구하는 것을 의미한다. - p. 103

    두뇌 음식(brain food)

    간식의 나라 미국에서는 요즘 두뇌 영양 공급에 효과적인 '브레인 푸드'를 이용해 간식을 만들어 먹는 게 인기다.

    수원대 김희섭 교수는 "음식은 입이 먹어도 영양은 뇌가 흡수하기 때문에 정크푸드 간식은 지양해야 한다"고 말했다.

    미국 건강 전문사이트 WBMD는 품목별로 일주일에 적어도 한 번씩 '두뇌 음식'을 섭취하는 걸 권고하고 있다.

    1.성인들에게 좋은 두뇌 음식

    호두 등 너트류+초콜릿·블루베리(그 외 각종 베리류)·인삼·은행·오메가 3 지방산을 다량 함유한 연어 등 생선류, 통밀+아보카도, 비타민 미네랄 등 보조제(섭취량은 의사와 상의할 것), 약간의 카페인(일종의 각성효과).

    2.아이들에게 좋은 두뇌 음식

    연어·난황(달걀노른자)·땅콩버터·통밀·오트밀·베리류·콩·토마토·당근·고구마·시금치·호박 등 색이 강한 야채, 우유와 요거트, 쇠고기.

     

    성격좋고 공부잘하는 아이로 키우고 쉽다면 밥상부터 바꾸자!!

     

     

    아이를 변화 시키는 두뇌 음식

    조엘 펄먼 | 김재일 옮김

    이아소 2008.10.06

    .

    좋은 식습관은 병을 치료할 수 있다. 그리고 미래의 심각한 질병을 예방할 수 있고, 뿐만 아니라 식생활은 아이의 지능에 중요한 영향을 미친다. 가장 최근 발표된 조사 결과에 따르면 아이들이 태어나서 청년이 될 때까지 먹는 음식이 그 후 50년 이상 섭취하는 음식보다 건강에 미치는 영향이 더 크다는 사실이다. 요즘 아이들이 먹는 음식이 건강하지 못하다. 그 문제는 단순한 영양 차원을 넘어선다.

    부모들은 자녀가 성장기에 먹는 음식이 어른이 되어서의 건강에 심각한 영향을 끼친다는 사실과, 태어나서 10년이 가장 결정적이라는 사실을 모르고 있다. 많은 부모들이 자녀에게 암을 유발하는 위험한 음식을 먹이고 있는 것이다. 이 책의 목표는 부모들이 자녀에게 귀한 선물을 줄 수 있도록 돕는 것이다. 귀한 선물은 다름 아닌 평생 건강과 명석한 두뇌이다. 이 책은 과학적인 증거를 통해 어릴 때부터 올바른 식사법을 따르고 계속 유지하면 집중력이 향상되고 건강하게 살 수 있다는 것을 설명한다. 무엇보다 과학적인 증거와 해결책을 제공하며, 이 책에서 소개하는 식단이 쉽고 맛있다는 사실이다.

    저자는 의사이자 부모로서 자신의 지식과 경험을 결합하여 최신 의학과 과학 정보를 이 책에 담아냈다. 그 정보를 가정에서 활용하는 방법에 대해서도 실제적인 지침을 마련해준다. 자녀를 똘똘한 아이로 키우는 데 필요한 핵심 요소를 설명하고 영양에 관한 기본 지식과 질병 예방법, 암과 자기면역 질환, 자녀의 식습관을 기르는데 따르는 어려움과 그 해결책을 제시한다. 그리고 마지막으로 가족에 대한 새로운 요리책, 만들기 쉽고 아이들이 좋아하는 건강한 요리법을 제공한다. “성격 좋고 공부 잘하는 아이로 키우고 싶은가?
    그렇다면 밥상부터 바꿔라!”

    MBC스페셜 특종 보도, 꼴찌에 사고뭉치 아이를 전교 1등으로 만든 두뇌 음식
    세계 최고의 영양학자가 알려주는 내 아이를 바꾸는 놀라운 음식의 비밀. 조엘 펄먼 박사는 식단을 바꿈으로써 딱 3달 만에 꼴찌 아이를 전교 1등으로 만들었다. 주의력 결핍 과잉행동장애(ADHD), 성격 장애, 아토피, 중이염, 감기, 인후염 또한 음식을 통해 고쳤다. 그는 미국에서 ‘모든 의사들의 의사’로 통한다. 초베스트셀러인 『내 몸 사용설명서』의 저자 메멧 오즈는 이 책을 두고 “엄마들보다 의사가 먼저 봐야 할 필독서”라고 극찬을 했다. 펄먼 박사는 이 책에서 아이들이 먹기 싫어하는 ‘좋은 음식’을 맛있게 먹이는 80개의 특종 레시피, 그리고 4남매를 키운 아빠로서 건강한 식습관을 아이에게 물려주기 위한 가정교육 비법을 알려준다. 이 책의 모든 내용은 세계 최고 수준의 영양과학과 수십 년의 임상 경험, 그리고 4남매를 키운 아빠로서의 경험을 통해 완벽하게 검증된 것이다.

    태어나서 10년 동안 먹은 음식이 평생을 결정한다
    조엘 펄먼 박사에 따르면 10살까지 먹은 음식이 아이의 일생을 결정한다. 또한 10살 이전에 좋은 식습관을 길들여야 아이의 평생 건강을 보장할 수 있다. 음식은 한 번 먹고 소화되면 끝이 아니다. 실제로 일본에서 대장암 발병률 증가와 동물성 식품 섭취량을 조사해본 결과 24년 전에 먹은 음식이 암 유발에 강한 영향을 끼친다는 사실도 밝혀졌다. 어려서 과일 주스가 아니라 생과일을 먹는 것이 암 예방에 결정적이라는 사실도 밝혀졌다. 현실은 어떤가? 어린 아이들일수록 불량식품을 마음껏 먹는다. 문방구 불량식품뿐만 아니라 색소와 방부제, 설탕으로 가득한 주스, 트랜스지방 덩어리인 패스트푸드는 어린 아이들이 먹지 어른들은 먹지 않는다. 엄마들은 아무런 생각 없이 아이의 인생을 망치고 있는 것이다.

    병 안 걸리는 아이로 키우는 음식의 비밀
    엄마들은 아이가 자라면서 제집처럼 병원을 드나든다. 그것은 당연한 일이라고 생각한다. 9살짜리 엘리오트 레이몬드의 부모도 그랬다. 아들은 중이염과 아토피를 달고 살았다. 항생제를 비롯한 약물을 아무리 투여해도 낫지 않았다. 하지만 조엘 펄먼 박사는 엘리오트의 식단을 바꾸었고 단 2개월 만에 건강한 아이로 거듭났다. 11살짜리 조지 그랜트는 전교 꼴찌를 도맡아 하는 난폭한 폭력아동이었다. 진정제까지 먹여도 치삔가 불가능했다. 엄마는 지칠 대로 지쳐서 조엘 펄먼 박사를 찾아왔다. 박사는 3개월 동안 패스트푸드 대신 ‘두뇌 음식’을 먹였다. 조지는 전교 1등이 됐고, 아이들이 가장 친하게 지내고 싶은 친구가 됐다. 아이들은 신이 만든 최고의 면역체계를 갖고 태어난다. 단 좋은 자동차에 좋은 기름을 넣어야 하듯, 좋은 음식이 없으면 그 면역체계는 제대로 돌아가지 않는다.

    내 아이에게 참치와 우유를 먹이지 마라!
    두뇌 음식은 값비싸고 구하기 힘든 귀한 먹거리가 아니다. 좋은 땅에서 농약과 화학 비료 없이 자란 녹색 채소, 과일, 견과류가 조엘 펄먼 박사가 최고로 추천하는 두뇌 음식이다. 일반적인 상식과 달리 펄먼 박사는 참치와 우유 같은 음식을 멀리하라고 권고한다. 오메가3 지방산과 DHA가 많아서 머리가 좋아진다는 참치. 그러나 참치는 바다 생선 중에서도 가장 수은에 오염된 생선이다. DHA, 오메가3는 견과류를 통해 섭취하는 것이 가장 좋다. 칼슘을 섭취하기 위해 마시는 우유는 오히려 골다공증을 유발한다. 아토피를 일으킨다는 보고 또한 잇달아 나오고 있다. 소화불량, 심지어는 소아 당뇨까지 일으킨다는 연구결과도 속속 발표되고 있다. 녹황색 채소와 견과류, 콩 등으로 대체하는 것이 좋다. 실제로 미국의 중상류층 이상의 엄마, 교육 수준이 높은 엄마들일수록 유제품을 멀리하고 있다.


    “당신의 주치의에게 이 책을 선물하라!”
    - 메멧 오즈, 한국?미국 초베스트셀러 『내 몸 사용설명서』의 저자

    이 책의 저자인 조엘 펄먼 박사는 미국에서 ‘모든 의사들의 의사’로 통한다. 과학자와 의사들은 그를 존경하지만 식품 및 축산업계, 그와 결탁한 정치권과 미디어는 그를 너무나 싫어한다. 약 대신 음식으로 병을 치삔하고, 이윤을 뽑아내기 위해 만든 정크푸드가 아닌 자연이 키운 진짜 먹거리를 정력적으로 옹호하기 때문이다. 이 책은 저자가 4남매를 직접 키우며 체득한 실전 지침을 담고 있다. 또한 그를 찾아 미국 방방곡곡에서 달려온 부모들과 아이들에게 제시한 처방을 고스란히 수록했다. 실제로 그들은 ADHD, 정서불안, 편두통 등 아이의 성적과 학업을 방해하는 위험한 질병의 고통에서 해방됐다.

    핵심은 미량 영양소 - 머리 좋은 아이는 과일과 채소를 많이 먹는다!
    쥐를 대상으로 한 실험에서 사과를 많이 먹인 쥐가 미로 찾기 테스트에서 훨씬 높은 점수를 받았다. 또 다른 실험에서는 블루베리 추출물을 먹인 쥐가 대조군과 비교해 기억력과 집중력이 상당히 높게 나타났다. 요즘 아이들은 칼로리와 단백질은 과잉 섭취하고 진짜 중요한 미네랄이나 비타민은 너무 적게 섭취한다. 과자와 빵, 피자, 달착지근한 음료수 등 가공식품에 길들여져 있기 때문이다. 그런 아이들은 머리가 나쁘고 학업성적이 떨어진다. 펄먼 박사가 제안하는 식사법은 간단하다. “가공식품과 동물성식품을 피하라. 신선한 식품으로 영양소를 섭취하라.”

    아이의 식습관을 바꾸는 비결 - 부모부터 좋은 음식을 먹어라!
    이 책은 4남매를 키운 저자의 노하우를 담고 있다. 좋은 음식을 아이가 즐겁게 먹을 수 있게 하는 80가지 레시피를 정리해 놓았다. 하지만 무엇보다 중요한 것은 따로 있다. 아이들은 부모가 먹는 음식을 따라서 먹게 된다. 부모가 건강한 식습관의 본보기를 보이고, 몸에 좋은 음식을 집에 준비해 두면 아이의 식습관은 저절로 변한다. 이렇게 자란 아이는 항생제와 과잉 진료가 없어도 아프지 않고, 값비싼 과외를 시키지 않아도 공부 잘하는 우등생이 될 수 있다. [예스24 제공]

    작가 소개
    저자 | 조엘 펄먼
    아이스스케이팅 국가대표로 활동하던 중에 부상을 입게 되었다. 주치의는 다리를 절단할 수밖에 달리 방법이 없다고 처방했다. 그러나 펄먼 박사는 수술을 거부하고 단식을 하였다. 그로부터 1년 뒤인 1976년 펄먼 박사는 스페인에서 열린 세계 피겨 스케이팅 선수권대회에서 동메달을 땄다.이 일을 계기로 펄먼 박사는 식생활이 건강에 미치는 영향에 관심을 갖게 되어 필라델피아 의과 대학에 입학했다. 의대에서 영양과 자연 치료법을 중점적으로 공부하고 졸업 후 활기찬 건강을 되찾아주는 프로그램을 운영하는 가정 의학 전문의로서 병원을 개업했다.
    현재 책임 있는 의학을 위한 의사위원회 회원이면서 코넬 대학 대학원에서 영양학 강의를 하고 있다. 또한 미국의 중요 방송과 신문에 기고나 강의를 통해 단식과 식생활 습관 개선의 중요성을 알리고 있다.
    저서로는 미국에서 지난 10년 동안 스테디셀러가 된 <내 몸 내가 고치는 식생활 혁명>을 비롯하여, <살기 위해 먹어라>, <당신의 아이를 질병에서 보호하는 법> 등이 있다. 조엘 펄먼의 홈페이지 http://drfuhrman.com에서 단식과 식생활 개선에 관한 더 많은 의학 정보를 볼 수 있다. [도서11번가 제공]
    목차

    추천의 글 아이의 뇌와 몸은 아이가 먹은 음식으로 만들어진다
    프롤로그 태어나서 10년 동안 먹은 음식이 평생을 결정한다

    1 꼴찌를 일등으로 만드는 두뇌 음식
    뇌가 좋아지는 음식은 따로 있다
    오메가 3 지방산이 부족하면 산만해진다
    천식, 아토피 아이에게 꼭 필요한 음식
    ‘완전 식품’ 우유의 진짜 모습
    아침 식사용 씨리얼이 집중력을 방해한다
    견과류, 성장에 반드시 필요한 영양의 보고
    고기는 정말 영양이 풍부할까
    채소, 가장 뛰어난 단백질 함유 식품
    비대한 몸, 빈약한 뇌
    잠자고 있는 두뇌를 깨우는 5가지 음식

    2 병 안 걸리는 아이로 키우는 음식의 비밀
    모든 약은 독이다
    첫 번째 건강 비결, 의사와 약을 멀리하라
    의사들이 매번 항생제를 처방하는 이유
    항생제는 중이염 치료에 효과가 없다
    아이들은 항생제 부작용에 훨씬 민감하다
    미량영양소, 부족하면 병이 생긴다
    면역력을 높여 주는 피토케미컬, 자연식품에만 들어 있다
    최상의 컨디션을 유지하는 비결
    질병을 일으키는 3가지 요인
    고소한 트랜스지방, 알고 보면 우리 아이를 해치는 악마
    소금, 알고 써야 안전하다

    3 아이 밥상, 지금 바꾸지 않으면 평생 후회한다
    암 발병률이 계속 높아지는 이유
    음식과 병의 관계를 밝혀낸 중국 프로젝트
    자라고 있는 아이들의 세포는 10배 이상 위험하다
    지금 먹은 음식이 24년 후에 영향을 미친다
    빨리 성장하면 빨리 늙는다
    빨라지는 사춘기와 늘어나는 유방암
    10살 이전의 식습관이 가장 중요하다
    생선, 더 이상 권장 식품이 아니다
    아이에게 유기농산물을 먹여야 하는 이유
    올바른 식습관이 유전을 이긴다

    4 가족의 건강은 부엌에서 시작된다
    임신, 수유 중에 주의해야 할 것
    이유식, 제대로 먹여야 병치레 안 한다
    편식하는 아이에게 건강식 먹이는 방법
    부모가 변해야 아이가 변한다
    가공식품은 과식하게 만든다
    아이가 너무 말라서 걱정이라고요?
    아이의 식성을 바꾸는 5가지 전략
    아이에게 식사량을 강요하지 마라
    ‘하루 세 끼’를 강요하지 마라
    아이와 아빠를 요리에 동참시켜라
    아무 거나 잘 먹는 아이가 건강하다?
    채식 식사에서 보완해야 할 것
    오염된 생선 대신 DHA 보충제를 먹어야 한다
    여드름 없는 깨끗한 피부 만드는 방법

    5 건강하고 맛있는 밥상 차리기
    온 가족을 유혹하는 건강식 만들기
    반드시 먹어야 하는 10가지 음식
    맛있는 건강 요리, 누구나 할 수 있다
    바쁘지만 건강하게 먹고 싶은 맞벌이 부부를 위한 10가지 팁
    칼로리는 높고 영양은 없는 학교 급식을 거부하라
    쉽고 맛있는 80가지 건강 요리 레시피
    10일간의 추천 메뉴

    아래는 백북스 게시판에 있던 추천 도서 목록을 복사해서 올린 겁니다.

    이 중 뇌과학 관련 서적이 도움이 많이 될 것 같습니다.

    제 취미 중 하나가 아래 책을 하나씩 모으는 것(그러나 읽지는 못하고 있는 애석한 현실 ㅠㅠ)

     

    <책 목록>
     

    마음의 역사****

    인식의 나무*****

    신경과학과 마음의 세계****

    뇌와 기억의 수수께기***

    데카르트의 오류****

    최초의 3 분간(와인버그)*****

    엘리전트 유니버스****

    QED (파인만) ***

      

    신은 왜 우리곁을 떠나지 않는가****

    정신은 어떻게 출현하는가(조용현)***

    마이크로코스모스,생명이란 무엇인가(린 마굴루스)****

    노마디즘(이진경)****

    하이데거와 유식사상(김형효)***

    황동규 시전집****

    생명의 그물(카프라)****

    붉은 여왕/이브의 7곱 딸들****

       

    자연의 신성한 깊이 (어슐러 구디너프)****

    사랑을 위한 과학 (토머스 루이스) ****

    선심초심(스스끼 순류) *****

    IT 혁명과 제 3의 공간***

      

    몰입의 즐거움 *****

    물리학과 대승기신론 ****

    신역 화엄경 (법정 번역) ***

    모자를 아내라고 생각하는 남자*****

    오규원 시집***

    수학의 유전자****

    뇌로부터 마음을 배운다*****

    하이데거와 화엄사상***

    쿼크(전파과학사)***

       

    질량의 기원(전파과학사)***

    RNA(전파과학사)**

    스크린위의 삶***

    소유의 종말****

    꿈*****

    뉴스페어****

    당신의 두뇌를 점검하라****

       

    진화심리학(하룻밤의 지식여행)***

    나와 너(마르틴 부버)*****

    죽음의 수용소에서(빅터 프랭크)****

    침묵의 세계(삐까르)****

    제3 의 침판지(다이아몬드)****

    총.쇄.균(다이아몬드)***

    최초의 인간 루시***

       

    시간을 지배한 사나이(정신세계사)**

    천재’뇌(동천사)***

    학문의 즐거움***

    자전거 여행(김훈)***

    극단의 생명(존 포스트 게이트)***

    뇌 기억력을 키우다(지상사)***

       

    인연을 이렇게 문을 두드린다(가즈오)***

    논리.철학 논고(비트켄쉬타인)***

    우주의 암호(범양사)****

    동양학 어떻게 공부할 것인가(김용옥)***

    사고와 학습 그리고 망각(베스터)***

    40억년간의 시나리오(전파과학사)***

       

    생각하는 생물 (1,2)(해프너)****

    세포라는 우주 (토머스 루이스) ****

    의식과 자유(이정원)*****

    감성지능(다니엘 골먼)***

    곰에서 왕으로(신이치) ****

    춤추는 물리(츄가브)*****

    생리심리학의 기초(시그마프레스) ****

    초공간(미치오 가쿠)*****

       

    가이아(러브룩)****

    놀라운 가설(크릭)***

    대폭발(Big Bang-전파과학사)***

    꽃의 제국(강해순)****

    놀라운 대칭성(범양사)****

    화엄의 사상(카다마 시게오)****

       

    하이데거와 마음의 철학(김형효)****

    단백질이란 무엇인가(전파과학사)***

    맥스웰의 도깨비 (전파과학사)***

    물리학을 뒤흔든 40 년 (전파과학사)****

    양자역학으로본 우주 (전파과학사)***

    생체막이란 무엇인가 (전파과학사)****

    지능의 발견(해바라기)***

    시가 태어난 자리(황동규)***

      

    *****=!!

    ****=!

    ***=혹시?

      

    현대기하학 기행-교우사-

    신의 방정식(중력장 방정식이 나오기 까지의 과정을 그림-쉬운책)

    시간과 공간의 철학-한스 라이헨 바하(이정우 옮김/상대성이론의 철학적 관점을 집요하게 논의한 책)

    상대성이론-차동우-(상대성이론 전반에 대한 개괄서)

    상대성이론의 참뜻-버들란트 러셀-(철학적 관점이 명쾌한 책)

    블랙홀, 웜홀, 타임머신-짐 알칼릴리-

      

    아인슈타인이 옮았는가-클리포드 윌-(상대성이론 증명에 관한 내용이 풍부함)

    로렌츠 기하학-대우학술총서-(어려운 책)

    Elementary differential geometry-O,Neill (이 책은 번역판이 있음)

    시간과 공간에 관하여-스티븐 호킹/펜로즈-(어려운 책)

    스티브 호킹의 새로운 블랙홀-박석재-

    우주의 창조-방려지-

    뉴턴의 법칙에서 아인쉬타인의 상대론까지-방려지-(중국의 사하로프 방려지 박사의 간결한 책)

       

    하룻밤의 지식여행-스티븐 호킹-

    빅뱅/상대성의 세계/블랙홀 여행-동아출판사-제1 회 한국만화문화상 수상작-

    (절판되었습니다./전체시리즈가 7 권인데 몇 권은 잘 된 책임)

    Tensor 해석개론-최덕기-(아마 한글로 된 유일한 텐서 교과서 -이런 책이 많아야 할 텐데..)

       

    General Relativity-Robert M. wald-

    Spacetime and Geomery-Carroll-(강남 교보에서 구입하였습니다./혹 다른 대형서점에 있을 지도.../최근의 책으로 오랫동안 볼 만한 책임)

    Gravity-Hartle-(강남 교보에서 구입하였습니다./혹 다른 대형서점에 있을 지도.../최근의 책으로 오랫동안 볼 만한 책임)

    Gravitation-Wheeler-(무지 뚜꺼운 책/ 이 분야의 공인된 역작)

    Einstein's revolution-ELIE ZAHAR-

       

    내머리로 이해하는 E=mC2 -고종속-(쉬운 책)

    엘러건트 유니버스(초끈이론에 주요테마)

    미분기하학 개론-경문사-(리만 기하학에 관한 간략하지만 잘 설명된 쉬운 책)

    빛과 우주-화산문화사-(최근 천문학적 자료가 많은 책)

    열정과 기질-가드너-(하버드 심리학 교수/가드너의 다중지능은 국내에서도 관련책들이 나오고 있지요/오랜동안 천재성에 대한 연구결과로 최근에 출판된 이 책에서 아인슈타인을 다시 조명하였슴)

    100년 만에 다시 찾는 아인쉬타인-임경순-(과학사의 관점에서 상대성이론 출현 배경을 설명)

       

    중력과 시공간I,II(수식과 여러 가지 내용이 잘 설명된 책 두 권 합해서 1000 페이지정도/필독서)

    시공간의 물리학-이열-(중력장 방정식까지 수식을 잘 전개한 책/필독서)

    길잡이 공업수학-김찬중-(이 책의 한 장에서 텐서를 취급함/대학 수학에 관한 간결하고 공부하기 쉽게 잘 쉬어진 책/일본어로 번역되었다고 함--->그럴만한 책임)

    -아인슈타인-무엇이 세계를 움직이는가 시리즈(영국.미국 넌픽션 부분 베스트셀러 1위)

    -우주-무엇이 세계를 움직이는가 시리즈(영국.미국 넌픽션 부분 베스트셀러 1위)

       

    Spacetime Physics-Taylor/Wheeler(이 분야 전문가가 적극 추천하는 책)

    뉴턴과 아인슈타인-창비-(쉬운책)

    로버트 게로치교수의 물리학 강의-김재영 옮김-

    텔레코즘-광통신이 세상을 어떻게 바꿀것인가를 조명한 역작-

       

    “나에게 기하학 책을 빌려주었다면 누구나 친구로 했을 것이다.‘---아인슈타인---

       

       

    생각의 벽 - 요로 다케시

       

    마음 맹 - Simon Baron Cohen

       

    신라의 역사-1, 2 이종욱 (신라 초기 역사에 대한 새로운 해석/*****)

    고대문명교류사-정수일(한반도 고대문화교류의 전모를 파악할 수 있는 역작/*****)

    나의 문화유산 답사기 (2 권-석굴암/3 권-불국사) (재미있고 자세한 내용이 많음/****)

    화랑세기로 본 신라인 이야기-이종욱 (학계에 논란이 많은 책이지만 신라를 이해하는데 도움이됨/요즘 인기있는 소설 신라의 여인“미실”과도 관련이 있음/****)

       

    로마문화 왕국, 신라 -요시미즈 츠네오(이런 책이 있었다니/*****)

    천년의 왕국 신라-김기홍(기초자료/**)

    삼국시대 사람들은 어떻게 살았을까-한국 역사연구회(기초자료/*)

    신라 상고사 연구-강종훈(신라사에 심도 있는 학습서/***)

    한국민족의 형성과 기원1-한림과학총서(현재우리의 뿌리를 이해하는데 도움이 됨/***)

       

    실크로드를 달려온 신라왕족-정형진(재미있고, 과연 그럴까 하는 의문이 생기지만 신라사를 이해하는 한 가지 시선임에 분명한 책/*****)

    샤먼의 코트-안나 레이드(화랑세기의 풍습을 생각나게 하는 내용이 많음/시베리아 사먀니즘에 관한 자료가 많음/****)

    문명의 실크로드-정수일(간략하면서 잘 된 책/***)

    능으로 가는 길-강석경(이런 책이 있었다니/*****)

    신라최초의 고승들-신종원(기초 자료/***)

       

    화랑-이종욱(기초자료/***)

    한국불교조각의 흐름-강우방(기초자료/***)

    경주남산-신영훈(남산에 관한 책은 10 권이상 있음, 각자 취향대로 선택/***)

    샤먼이야기-양종민(신라를 이해하는데 필요한 시베리안 청동기 문화 그리고 샤먼/***)

    티벳에서 온 편지-김영종(재미있음, 기마인물 토기를 이해하는데 도움이 됨/****)

       

    신라금관-김병모(신라금관의 전문가/신라와 시베리아 샤먼과의 관계를 이해/*****)

    살아있는 가야사 이야기-박창희(기초자료/***)

    새로읽는 삼국사기-정구복 편저(삼국사기와 삼국유사는 기초서적/***)

       

    (3 권 만 추천 하라면-->로마문화 왕국, 신라/신라역사1,2/능으로 가는 길)

       

    1. 역동적 기억(부재:학습과 교육에 주는 함의/Roger C. Schank/시그마 플러스)(*****)-->이 책을 이제야 만나다니!

       

    2. 시 읽기의 방법(유종호) (****)--> 문학평론가의 안목이 돋보이고, 곁에 두고 자주 읽고 싶은 책

       

    3. 노는 만큼 성공한다.(김정원) (****) --> 읽다가 재미있어서 잠잘 시간을 잊게 한 책(문화심리학자의 정곡을 지르는 역작/우리 독서모임에 읽은 "사랑의 기술" 과 다마지오의 감성 이론과 관련됨)

       

    4. 글은 어떻게 써야 하나요 (***)--> 문학가 25 인이 내면의 기록, 글 쓰는 자의 심정이 가슴에 스며드는 책

       

       

    1. 새와 나무와 새똥 그리고 돌멩이(오규원 근작 시집/위 시 수록) ****

       

    2. 후투티가 오지 않는 섬 (노향림 시집/ 위 시 수록) ****

       

    3. 알래스카 바람 같은 이야기 (오시노 미치오) ****

    계롱문고에서 두 시간 서성이다 발견한 책!

    20 년간 알래스카에서 자연에 몰입한 한 사진작가의 시각,

    결국 자연으로 돌아간 작가의 생애

    “때로는 마음의 필림에만 담아두고 싶은 풍경이 있다”--- 미치오--

    “몽골리안 루트(다큐메트리)" 나 "곰에서 왕으로”함께 읽으면

    그림이 더 생생할 것임/사진과 글 모두 대자연을 닮은 책

       

    4. 존재의 심리학(매슬로) ***

       

    욕구 5 단계설로 유명한 매슬로의 이미 고전이 된

    책이 이제야 번역되었군요.

       

       

    나는 그림으로 생각한다 -템플 그랜딘

       

       

    1. 뇌를 통해본 아동의 정서(학지사/ 김유미 저)-->정서와 감정이 아동교육에 미치는 영향을 뇌과학으로 자세히 논한 책으로 저자는 이 분야의 최근 연구결과 대부분을 체계적으로 잘 설명하고 있음

    2. 원숭이와 초밥요리사 (프란스 드발)--> “정치하는 원숭이”라는 책으로 이미 널리 알려진 저자/ 15 년간 챔팬지 사회를 관찰/ 문화의 본질에 대한 통찰인 담긴 역작

    3. 맨발(문태준 시집) -->(윗 시 수록)

    4. 20세기 건축 (김석철)-->현대 건축의 흐름을 일견해볼 수 있는 입문서

       

       

    1. 코멘트력--사이토 다카시(공병호의 추천사)

    2. 절차의 힘---사이토 다카시(이 저자의 책은 모두 일독할 만함/질문의 힘 등 국내에 5 권이 번역되어 있음)

    3. 문장기술---배상복(장안의 화제가 된 책/유익한 실용서)

    4. 나이들수록 왜 시간은 빨리 흐르는가---다우베 드라이스마--(최근 번역된 인간의 기억에 관한 통계적이고 심도있는 역작/****)

       

       

    뇌 관련 독서

       

    아내를 모자로 착각한 남자---올리버 색스 /살림터 (*****)

    화성의 인류학자---올리버 색스

    신경심리학입문---Stirling---(*****)

    꿈---앨런 홉슨---(*****)

    브레인 스토리---수전 그린필드---

    십대들의 뇌에서는 무슨일이 벌어지고 있나---스트로치---

    뇌기억력을 키우다---이케가야 유지---

    교양으로 읽는 뇌 과학---이케가야 유지---

    뇌로부터 마음을 읽는다---오키 고스케---(*****)

    인식의 나무---마투라나/바렐라---

    데카르트의 오류---다마지오---

    신은 왜 우리를 떠나지 않나요---앤드루 뉴버그---(*****)

    나이를 먹을 수록 시간은 왜 빨리 흐르는가---드라이스마---

    뇌를 통해본 아동의 정서---김유미---

    사랑을 위한 과학---토마스 루이스---

    뇌와 기억 그리고 신념의 형성---시그마 플러스---

    나는 그림으로 생각한다---템플 그랜딘---(*****)

    역동적 기억---Schank----(*****)

    신경과학과 마음의 세계---에델만---(*****)

    생각의 벽---요로 다케시---

    마음 맹---Baron-Cohen---

    휴먼 브레인---수잔 그린필드---

    떡갈나무 바라보기

    동물이 보는 세계, 인간이 보는 세계---도시다카---


    뇌와 기억의 수수께기---다이스게---

    알고 싶었던 뇌의 비밀---정신세계사---

    두뇌의 신비 자궁에서 무덤까지---강성종---

    의식과 자유---이정원(동녁)---

    시냅스와 자아---조지프 루드---

    마음을 움직이는 뇌 뇌를 움직이는 마음---해나무---

    놀라운 가설---크릭---

    인간뇌 해부도 입문---학지사---(*****)

    뇌의나 나의뇌---레스탁---

    뇌와 내부세계----솜즈/턴불---

    부자가 되는 뇌의 비밀---유상우---

    당신의 뇌를 점검하라---에이멘---(*****)

    마음의 역사---미슨---(*****)

    망각---솅크---

    지능의 발견---해바라기---

    의학신경해부학---이원택/박경아--

    더오래된 과학, 마음---여시아문---

    감각과 지각---시그마 플러스---

    생리심리학의 기초---시그마 플러스---

    춤추는 뇌---김종성---

    뇌의 설계도---마사오---

    마음이 태어난 곳---케리 머크스---


    ====================================

    ? 1. Consciousness: How Matter Becomes Imagination (Penguin Press Science S.)

    Gerald Edelman, Giulio Tononi

    ?2. Wider Than the Sky: The Phenomenal Gift of Consciousness (Allen Lane Science S.)

    Gerald Edelman

    ?3. Principles of Frontal Lobe Function

    Donald T. Stuss (Editor), Robert Knight (Editor)

    ?4. Mind Time: The Temporal Factor in Consciousness (Perspectives in Cognitive Neuroscience S.)

    Benjamin Libet

    ?5. Understanding Consciousness

    Max Velmans

    ?6. Strangers to Ourselves: Discovering the Adaptive Unconscious

    Timothy D. Wilson

    ?7. Darwin's Dangerous Idea: Evolutions and the Meanings of Life (Penguin Science)

    Daniel C. Dennett

    ?8. The Mind in the Cave: Consciousness and the Origins of Art

    David Lewis-Williams

    ?9. The Feeling of What Happens: Body, Emotion and the Making of Consciousness

    Antonio Damasio

    ?10. Consciousness: An Introduction

    ?Susan Blackmore

    =========================================================

       

       

    시가 태어나는 자리 -황동규

       

      

    살아있는 모든 것의 유혹---클로드 귀댕---

    꿈꾸는 뇌의 비밀---안드레아 룩---

    이스터 섬의 수수께끼---존 플렌리

    보디 랭귀지---앨런 피즈---

    기획의 99%는 컨셉이다---탁정언---

    평행우주---미치오 카쿠---

    휴먼 브레인---수잔 그린필드---

    바이칼에서 찾는 우리민족의 기원---정신세계사---

    제3의 공간(건축및 공간이용에 관한 책)

    황동규 깊이 읽기---문학과 지성---

    탐독---이정우(들뢰즈 철학에 관심있는 분에게 추천)---

    뇌과학과 철학---페트리샤 처치랜드---

    일류의 조건(뇌의 활용에 관한 요긴한 책)---사이토 다카시---

       

       

    “마인드 해킹” (탐 스태포드& 매트 웹)

    건축, 사유의 기호 ---승효상---

    지구의 삶과 죽음---피터워드(올리버 색스의 추천사)---

    젖은 손으로 돌아보라---황동규 산문집---

       

       

    있음에서 함으로 - 마투라나

       

       

    1. 블랙홀과 시간굴절---깁 손---

    2. 우주의 구조---브라이언 그린---

    3. 은하의 발견---리처드 베렌첸---("빅뱅"에 이 책 내용이 여러번 언급됨)

    4. 우주의 역사---조지 스무트---("빅 뱅"에 조지 스무트의 연구 내용이 소개됨)

    5. 빛과 우주---김형진---

       

    (이 책들 모두는 "빅 뱅"을 읽은 후에 보시면 일관된 체계를 느낄것입니다.)

       

       

    나이를 먹을 수록 시간은 왜 빨리 흐르는가---드라이스마(이 책에 유아기억에 대한 자세한 내용과 임사체험 기억에 관한 풍부한 자료가 있음)---

       

    기억의 메타포---드라이스마(최근에 번역된 책)---

       

    1. 신경심리학입문---Stirling--- (뇌 기능이 잘 설명된 책)

    2. 인간뇌 해부도 입문---학지사---

    3. 당신의 뇌를 점검하라---에이멘---

    4. 신은 왜 우리를 떠나지 않나요---앤드루 뉴버그---

       

       

    글쓰기 관련 추천도서

    1. 글은 어떻게 써야 하나요? ---(거송미디어/국내 25명의 유명작가들의 글쓰기 경험담)---

    2, 문장기술---(랜덤하우스/배상복: 실용적인 글쓰기 방법론)

    3. 원고지 10장을 쓰는 힘---(사이토 다카시/"일류의 조건"의 저자)

    4. 문장강화---(이태준/글 쓰기 방법론의 고전이 된 책)

       

    (한 권만 추천하라면 "글은 어떻게 써야 하나요")

       

       

    관찰(배우의 창조적 원점) ---오순한?

      

       

    현대기하학 기행-교우사-

    신의 방정식(중력장 방정식이 나오기 까지의 과정을 그림-쉬운책)

    시간과 공간의 철학-한스 라이헨 바하(이정우 옮김/상대성이론의 철학적 관점을 집요하게 논의한 책)

    상대성이론-차동우-(상대성이론 전반에 대한 개괄서)

    상대성이론의 참뜻-버들란트 러셀-(철학적 관점이 명쾌한 책)

    블랙홀, 웜홀, 타임머신-짐 알칼릴리-

    아인슈타인이 옮았는가-클리포드 윌-(상대성이론 증명에 관한 내용이 풍부함)

       

    로렌츠 기하학-대우학술총서-(어려운 책)

    Elementary differential geometry-O,Neill (이 책은 번역판이 있음)

    시간과 공간에 관하여-스티븐 호킹/펜로즈-(어려운 책)

    스티브 호킹의 새로운 블랙홀-박석재-

    우주의 창조-방려지-

    뉴턴의 법칙에서 아인쉬타인의 상대론까지-방려지-(중국의 사하로프 방려지 박사의 간결한 책)

       

    하룻밤의 지식여행-스티븐 호킹-

    빅뱅/상대성의 세계/블랙홀 여행-동아출판사-제1 회 한국만화문화상 수상작-(절판되었습니다./전체시리즈가 7 권인데 몇 권은 잘 된 책임)

    Tensor 해석개론-최덕기-(아마 한글로 된 유일한 텐서 교과서 -이런 책이 많아야 할 텐데..)

    General Relativity-Robert M. wald-

    Spacetime and Geomery-Carroll-(강남 교보에서 구입하였습니다./혹 다른 대형서점에 있을 지도.../최근의 책으로 오랫동안 볼 만한 책임)

    Gravity-Hartle-(강남 교보에서 구입하였습니다./혹 다른 대형서점에 있을 지도.../최근의 책으로 오랫동안 볼 만한 책임)

       

    Gravitation-Wheeler-(무지 뚜꺼운 책/ 이 분야의 공인된 역작)

    Einstein's revolution-ELIE ZAHAR-

    내머리로 이해하는 E=mC2 -고종속-(쉬운 책)

    엘러건트 유니버스(초끈이론에 주요테마)

    미분기하학 개론-경문사-(리만 기하학에 관한 간략하지만 잘 설명된 쉬운 책)

       

    빛과 우주-화산문화사-(최근 천문학적 자료가 많은 책)

    열정과 기질-가드너-(하버드 심리학 교수/가드너의 다중지능은 국내에서도 관련책들이 나오고 있지요/오랜동안 천재성에 대한 연구결과로 최근에 출판된 이 책에서 아인슈타인을 다시 조명하였슴)

    100년 만에 다시 찾는 아인쉬타인-임경순-(과학사의 관점에서 상대성이론 출현 배경을 설명)

    중력과 시공간I,II(수식과 여러 가지 내용이 잘 설명된 책 두 권 합해서 1000 페이지정도/필독서)

    시공간의 물리학-이열-(중력장 방정식까지 수식을 잘 전개한 책/필독서)

       

    길잡이 공업수학-김찬중-(이 책의 한 장에서 텐서를 취급함/대학 수학에 관한 간결하고 공부하기 쉽게 잘 쉬어진 책/일본어로 번역되었다고 함--->그럴만한 책임)

    -아인슈타인-무엇이 세계를 움직이는가 시리즈(영국.미국 넌픽션 부분 베스트셀러 1위)

    -우주-무엇이 세계를 움직이는가 시리즈(영국.미국 넌픽션 부분 베스트셀러 1위)

    Spacetime Physics-Taylor/Wheeler(이 분야 전문가가 적극 추천하는 책)

    뉴턴과 아인슈타인-창비-(이책의 6 장과 7장의 특수 상대성과 일반상대성에 대한 김재영/이관수 글은 아인슈타인의 연구방식을 이해하는데 도움이 됨/ 추천할 만한 책)

    로버트 게로치교수의 물리학 강의-김재영 옮김-

    텔레코즘-광통신이 세상을 어떻게 바꿀것인가를 조명한 역작-

       

       

    "뇌가 나의 마음을 만든다" ---라마찬드란---

       

       

    기억에 남는 책 10 권

       

    나 와 너---마르틴 부버---(법정스님의 수필에 이 책을 평생 넘어야 할 산맥으로 표현하면서 오랜 세월 곁에 두고 읽어야 할 만한 책으로 평함)

    침묵의 세계---삐까르---(복간되었는지 궁금한 책)

    학문의 즐거움---(안철수 사장이 항상 곁에 두고 읽는다는 책)

    몰입의 즐거움---(이미 고전이 된 책)

    아는 것으로부터의 자유---크리슈나무르티---

    죽음의 수용소에서---빅터 프랭크---

    사랑의 기술/자유로부터 도피---에리히 프롬---

    마이크로코스모스---린마굴리스---(절판된책/복간되지 않음/생물학에 관심을 갖게 해준 책)

    풍장(황동규 시집)

       

       

       

    천문학에 관련 책

       

    1. 별밤 365일---(별자리 학습용/별 관측시 항상 참고하는 책)

    2. 빛과 우주-화산문화사-(최근 천문학적 자료가 많은 책)

    3. 오리진--대단한 책

    4. 태초의 3 분간---(이미 고전이 된 책, 초기 우주에 관한 내용)

    5. 빅뱅---(책을 뒤에서 부터 읽을 수 있음/천문학 역사에 관한 책)

    6. 엘리건트 유니버스(이런 책이 있다니!)

    7. 블랙홀과 시간굴절---깁 손--

    8. 우주의 구조---브라이언 그린---

    9. 우주의 역사---조지 스무트---(30년간 CMB 측정을 위한 인간의 노력/2006년 노벨물리학상)

    10. 중력과 시공간I,II(수식과 여러 가지 내용이 잘 설명된 책 두 권 합해서 1000 페이지정도/상대성이론 관련)

    ========================================

    별 공부에 관해 한 권만 선택하라면

    "별 밤 365일"

      

       

    1. 필수 세포생물학--대표역자 박상대---

    (이런 책이 있다니!/그 조그마한 세포를 700페이지 넘게 이렇게 자세하고 포괄적으로 설명)

    2. 나는 침대에서 내 다리를 주웠다---도서출판 소소--

    (올리버 색스, 역시 올리버 색스)

    3. 40억년간의 시나리오---전파과학사---

    (생명의 기원에 관해 설득력 있게 설명)

    4. 발생생물학---Scott F. Gilbert---

    (국내 10여종의 발생학 관련책 중 최신 정보가 잘 설명됨, 제 7판/조물주의 설계도를 훔쳐본 느낌)

    5. 생체막이란 무엇인가---전파과학사---

    (블루백스 시리즈의 탁월한 책중 하나/생물학에 관한 책읽을 때 항상 워밍업 하는 책)

       

       

    사상사로서 혹은 역사로서 불교를 공부할려는 분들에게 책 소개드립니다.

    ===================

    한국고대불교 사상사---고익진(동국대학교 출판부)----

    선심초심---스스끼 순류---(절판)

    직심직설---보조국사---

    선의 향연---오경웅---

    화엄의 사상---시게오---

       

    대승기신론---감산대사---

    하이데거와 화엄의 사유---김형효---

    원효의 대승철학---김형효---

    수심결---보조국사---

    선의 진수---스스끼 다이세즈---

       

    마조어록---고려원---

    대승기신론 이야기---카마타 시게오---

    한국 화엄사상연구---불교문화연구원---

    물리학과 대승기신론---소광섭---

    세친의 삶과 사상---불교신문사---

       

    붓다의 가르침--월포르 라훌라---(절판)

    하이데거와 마음의 철학---김형효---

    불교철학사---칼루파하나---

    참선의 길---대혜종고---

    한글아함경---고익진---

       

    해심밀경---민족사---

    화엄경---법정스님---

    불교사상과 서양철학---에드워드 콘즈---

    인도철학사---길희성---

    일본의 십대선사---우리출판사---

       

    한국천태사상연구---불교문화연구소---

    천태사교의---체관스님(이영자 역주)---

    신심명.증도가---성철스님 법어집(해인사)---

    임제록---서옹스님---

    선가귀감---서산대사---

       

    한글세대를 위한 불교---에드워드 콘즈---

    유식의 구조---다게무라 마키오---

    원효사상---이기영---

    ==========================================

       

    절판된 두 권의 책

    "선심초심 " ---읽고 또 읽을 책 (흔히들 근대일본 불교를 논할때 두 명의 스스끼 를 말하지요, 스스끼 다이세즈-zen 이란 단어를 만든 사람-와 스스끼 순류)

    "붓다의 가르침"---10년에 한번 나올만한 책

       

       

    뇌 관련 책들을 세 가지로 분류했습니다.

       

    <뇌 과학 기본 내용에 충실한 책>

    신경심리학입문---Stirling---(*****)

    꿈---앨런 홉슨---(*****)

    브레인 스토리---수전 그린필드---

    뇌와 기억의 수수께기---다이스게---

    알고 싶었던 뇌의 비밀---정신세계사---

    두뇌의 신비 자궁에서 무덤까지---강성종---

    시냅스와 자아---조지프 루드---(*****)

    마음을 움직이는 뇌 뇌를 움직이는 마음---해나무---

    인간뇌 해부도 입문---학지사---(*****)

    십대들의 뇌에서는 무슨일이 벌어지고 있나---스트로치---

    뇌기억력을 키우다---이케가야 유지---

    교양으로 읽는 뇌 과학---이케가야 유지---

    뇌로부터 마음을 읽는다---오키 고스케---(*****)

    생리심리학의 기초---시그마 플러스---

    춤추는 뇌---김종성---

    뇌의 설계도---마사오---

    뇌---톰슨---

    감각과 지각---시그마 플러스---

    꿈꾸는 뇌의 비밀---안드레아 룩---

    우리 아이 머리에선 무슨일이 일어나고 있을까---리즈 엘리엇---

       

    <뇌 과학으로 사고의 폭을 넓혀 주는 책>

    뇌와 내부세계----솜즈/턴불---

    부자가 되는 뇌의 비밀---유상우---

    당신의 뇌를 점검하라---에이멘---(*****)

    나이를 먹을 수록 시간은 왜 빨리 흐르는가---드라이스마---

    뇌를 통해본 아동의 정서---김유미---

    의학신경해부학---이원택/박경아---(*****)

    사랑을 위한 과학---토마스 루이스---

    뇌와 기억 그리고 신념의 형성---시그마 플러스---

    나는 그림으로 생각한다---템플 그랜딘---(*****)

    역동적 기억---Schank----(*****)

    생각의 벽---요로 다케시---

    아내를 모자로 착각한 남자---올리버 색스 /살림터 (*****)

    뇌의나 나의뇌---레스탁---

    마음이 태어난 곳---케리 머크스---

    지능의 발견---해바라기---

    망각---솅크---

    마이드 해킹---탐 스태포드---(****)

    화성의 인류학자---올리버 색스

    마음 맹---Baron-Cohen---

       

    <통합적 세계관을 보여주는 뇌 과학책>

    놀라운 가설---크릭---

    뇌과학과 철학---페트리샤 처치랜드---

    마음의 역사---미슨---(*****)

    유뇌론---요로 다케시---(*****)

    의식의 기원---줄리안 제임스---(****)

    데카르트의 오류---다마지오---

    신은 왜 우리를 떠나지 않나요---앤드루 뉴버그---(*****)

    인식의 나무---마투라나/바렐라---

    신경과학과 마음의 세계---에델먼---(*****)

    떡갈나무 바라보기

    동물이 보는 세계, 인간이 보는 세계---도시다카---

    뇌가 나이 마음을 만든다---라마찬드란---(*****)

    나는 침대에서 내다리를 주웠다---올리버 색스---

    공감의 심리학---요아힘 바우어---

    의식과 자유---이정원(동녁)---

    의식의 탐구---코흐---(*****)

    뇌는 하늘보다 넓다 ---에델먼---

    뇌가 나의 마음을 만든다---라마찬드란---(*****)

      

       

      

    1. 담론의 발견---고명섭---

    (다양한 철학적 관점들을 총괄하기 좋은 책)

    2. 대칭의 인류학 ---나카자와 신이치---

    ("마음의 역사"와 함께 독서하면 명확해지는 책)

    3. 신의 발명---나카자와 신이치---

    4. 아마존은 옷을 입지 않는다---정승희---

    5. 뇌와 창조성---모기 겐이치로---(****)

    "뇌와 창조성"은 생각의 새로운 관점을 보여주는 책으로 추천드립니다.

       

       

    "거지 성자" ---전재성 지음---(상 하 두권)

       

       

    1. 하이데거와 마음의 철학 -(김형효 지음)

    2. 하이데거와 화엄의 사유 - 후기 하이데거의

    자득적 이해(김형효 지음)

    3. 원효사상 1( Won-Hyo's Thought) 세계관 (이기영지음)

    4. 감산의 기신론 풀이 -(감산지음)

    5. 대승기신론 이야기 (카마타 시게오) 장승출판- 절판

    6. 원효의 대승철학 (김형효지음)

       

       

    이브 파칼레의 책 “꽃의 나라”

       

      

    1. 눈의 탄생---안드류 파커---(눈의 진화를 세밀히 추적, 오파비니아 시리즈 2 번째 책)

    2. 의식의 재발견---후베르트---(의식에 관한 뇌과학 여러 의견들)

    3. 초파리의 기억---조너던 와이어---(유전자 행동학에 관한 책)

    4. 호모루덴스---호이징하---(이미 고전이 된 책)

    5. 고대도시 경주의 탄생---이기봉---(신라와 경주에 대한 새로운 시각)

    6. 스피노자의 뇌---다마지오---(느낌에 대한 책, 올리브 색스가 추천사를 쓴 책)

       

       

    1. 선택의 논리학 ---디트리하 되르너---

    (언론이 잠시 주목, 이런 책은 주목받을 만함)

    2. 창의성의 즐거움---칙센트미하이---

    (역시 칙센트미하이!)

    3. 그림이 된 건축, 건축이 된 그림(1,2권)---김홍기---

    (판화가 에셔에 관한 내용도 흥미로움)

    4. 허블의 그림자---제프캐나이프---

    (허블망원경이 보여준 우주)

    5. 또라이 제로조직---로버트 서튼---

    (장안의 화제를 불러일으킨 책)

    6. 체험 우주정거장---메리앤 디슨----

    (미국 논픽션 우수도서상)

       

      

    장 그리니에 "섬"

       

       

    1. 산소-닉 레인

    2. 아메리카 자전거 여행-홍은택

    3. 외로운 산소원자의 여행-클라우스

    4. 해상시계-소벨 (“경도”와 동일 한 책입니다.)

       

      

       

    천문학 책 10권

    1. 별밤 365일---체트 레이모---

    별자리에 관한 책 한권만 선택하라면, 바로 이 책.

    2. 별의 일생---날리카---

    항성내부의 물리학에 관한 책, 쉽고 명확함.

    3. 기초 천문학---형설출판사---

    천문학 교과서

    4. 천문학 및 천체물리학 서론---대한교과서---

    천문학 교과서, 천문학 관련 대부분 이론

    5. 빅뱅---사이먼 싱---

    천문학의 발전상을 체계적으로 제시해준 역작

    6. 교사를 위한 천문학의 이해---최승언---

    이 책 내용은 다른 책에서 거의 찾아보기 힘듬, 읽고 또 읽을 만한 책

    7. 블랙홀과 시간굴절---킵손---

    시야를 넓혀주는 책

    8. 오리진---타이슨---

    탁월한 책

    9. 앨리건트유니버스, 우주의 구조---그린---

    이 두권은 우주론에서 최고의 책으로 갈채를 받음

    10. 태초의 3분간---와인버그---

    대부분의 우주론은 바로 이 책에서 출발했음.

       

       

    글쓰기 생각쓰기 ---윌리엄 진서---(*****)

    조선 지식인의 글쓰기 노트 ---고전연구회 사암---

      

       

    2007년 독서 TOP 10


    1. 의학 신경해부학--이원택. 박경아--

    2. 필수 세포생물학--교보문교--

    3. 꿈꾸는 기계의 진화 --이나스--

    4. 조상이야기 --도킨스--

    5. 스피노자의 뇌--다마지오--

    6. 천문학 및 천체물리학 서론--대한교과서--

    7. 시간과 공간의 물리학--이열--

    8. 생명최초의 30억년--앤드류 놀--

    9. 양자역학--송희성--

    10. 고전역학--문희태--

     

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